グラビティからニュー・シングル「キュートアディクション」が届けられた。同作は彼らの激しい側面にスポットをあてた作品でありながら、ただ単にラウドなだけで終わらせていないことが印象的だ。ヘヴィネスとエモさやキャッチーさなどを融合させた良質な楽曲がパッケージされているし、あらゆる面にさらなる磨きがかかっていることも見逃せない。密度の濃さが光る「キュートアディクション」に関するグラビティの全員インタビューを、3回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
――ニュー・シングル「キュートアディクション」を作るにあたって、テーマやコンセプトなどはありましたか?
六:テーマは特になかったです。自分達はそのときにやりたいことをやっていて、今回もそれは変わらなかった。だから、強いていえば“自分達に嘘をつかない”ということがテーマでしたね。厳密には今はもうすでに別のことをやりたくなっているけど、「キュートアディクション」を作ったときは、こういうものを求めていたんだと思います。あとは、今回の制作はいつもと逆で、アー写を先に撮ったんです。なので、元々作りたいものはなんとなく思い浮かんでいたけど、リードの「キュートアディクション」を作ったときはこのアー写にちゃんと合った曲を作りたいなという気持ちがあったし、ライヴやMVの映像を想像しながら書きました。