最近、着実に動員を増やし、徐々にその名を知らしめつつある鐘ト銃声。インパクトがあるのはバンド名だけではない。学ランに白塗りというスタイルに加え、観客を巻き込むハードなパフォーマンスでこのところ、人気が上昇中だ。メンバーは狂ヰ散流(Vo)、百合子(G)、潤(G)、詠真(Dr)の4人。果たして鐘ト銃声とはどんなバンドなのか……club Zy.はそんな彼らにインタビューを敢行! バンドの成り立ちとメンバーそれぞれのキャラクターに迫った!(インタビューは2回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
――見た目のコンセプトの次はサウンド面についてお聞きします。そのあたりもバンド内で話し合ったんですか?
百合子:曲は基本的に僕が作っているんですけど、歌詞も曲も含めて、ちょっと昔に戻りたいっていうか……自分がその辺の音楽を好きなだけなんですけどね(苦笑)。
――個人的な印象なんですが、密室ノイローゼとか、かなり個性的でクセの強いバンドさん的な風味を感じます。
百合子:あの時代の成分を取り入れて、なおかつメロディーが綺麗な曲にこだわりたいというか。今の若い子達って、昔のビジュアル系をリアルタイムで見てないと思うんです。リバイバルってわけじゃないけど、そういう楽曲を作ることで、また新しいものが見せられるんじゃないかと思うんですよね。実は僕、GLAYが好きなんですけど――。