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アリス九號.が2023年9月3日に活動を凍結したことを受け、ソロ・アーティストの活動を本格化させることを決意したHIROTO。以降、彼はシンガー・ソングライターとしての動きに加えてギタリストとしても精力的な活動を行い、力強く先へと歩みを進めていく姿を示している。とはいえ、その裏側には様々な葛藤や苦悩などもあったという。HIROTOに’24年の活動を振り返ってもらうことで現在の彼の浮かび上がらせると共に、彼の未来が明るいことを予感させるインタビューを、前後編でお届けする。


Interview:村上孝之


――今日は昨年の活動を振り返りつつ現在のHIROTOさんのことを、いろいろお聞きしたいと思っています。まず、HIROTOさんは昨年の5月4日に<HIROTO LIVE2024 ep.1 『Starlight Festival 』>と銘打ったライヴを、渋谷WWWXで開催されました。

HIROTOそのライヴからもう少し遡った話になりますが、アリス九號.が’23年9月に止まったじゃないですか。僕はずっとバンドのギタリストでありたい人だったので、“バンドじゃなかったら、自分はどういう形で音楽をやろう?”という感じになったんです。正直、わからなかった。そういう状態で、縁があったこととかを何でもやろうと思って、新しい日々がスタートしたんです。それで、ミラノに行かせてもらったり(2023年9月24日にイタリア・ミラノで開催された<ミラノコレクション>で、ブランド「SOURA」のファッション・ショーでギター演奏を披露)、他にもいろんなことをやったりしていて結構フラストレーションが溜まってきたんです。