
L→R 福井祥史(Vo) / 鈴木新(Gt)
VINYL再始動!それには人と人の繋がりが今のVINYLを形成しているのと、12月13日に開催する「hide Birthday Party 2025」は、VINYLを続けて良かったとhideさん本人に言ってもらえるようなパフォーマンスをしたいと意気込みを話してくれた!!
■何度か他の雑誌でもお話している事かと思いますが、Vijuttoke読者に改めてVINYLさんの25年ぶりの再始動についてお話を聞かせて下さい。
福井祥史:一度2012年にVINYL一夜限りの復活イベントを京都AKKUN'Sというライブハウスでやりまして、このライブが終わってから色々話をしたら、やはり思う事ややりたい事が一緒だと感じたんですよ。VINYLの曲作りは、鈴木新がオケを全部作る中で、それに僕がメロディを乗せる形で、結成の時から活動休止まで同じスタイルでやっていたんですが、また一緒にやろうかと思った時に、鈴木新からは曲はガンガン送られて来たんですが、限られた時間の中で、僕自身が納得出来るメロディが出来なくて期間が約10年かかってしまいました。
これはVINYLとしてではないのですが、2018年にボーカルは自分、ギターは鈴木新、ドラムはSTRAWBERRY FIELDSのSHU-KENというメンバーでSASFという企画バンドもやったりしたのですが、多分、僕も鈴木新もライブは出来たのは良いけど、昔懐かしいコピー大会みたいな次元で音楽はやろうと思ってなかったので、そこから本格的にVINYLをやりたいと思いました。
ただそこからさらに4、5年ぐらい生活に追われ、鈴木新からもらった1曲に対して、極端な話、何百通りのメロディラインを考えてもどうしても納得出来るものが出来なくてそのままコロナ禍に突入したんです。
ただ自分の年齢を考えるともうすぐ60歳という所で、後、何年生きられるか分からない、そしていつまで出来るか分からない、本当に今やるしかないと思った時に、自分でもお客さんに対しても満足出来る曲がやっとと出来てきたんです。
そして人の繋がりと色んな方のお誘いから、去年の9月に浜松祭りの野外ステージでライブをしたのをきっかけに、ここから止まらないで動いて行こうと決めて、そういう衝動に突き動かされてやっていると、おそらく鈴木新もあの頃と同じような2人のシンパシーを感じて動きはじめたと思います。
鈴木新:福井からも話があったように、やはりコロナ禍を境に、人の命であるとか、人生であるとか、そういう所を僕も考えるようになって、今やれること、今しか出来ないことを、何も考えずにやってしまおうというのがきっかけですね。昨日いた人が、今日はいなくなっていたり、昨日そこにあったものが、今日はなくなっていたり、世の中見ても昨日の常識がもう今日の非常識みたいになっているところで、VINYLとして、あと何本ライブが出来るかと考えた時に、本当に1本でも多くやりたいし、色んな人に聞いて欲しいと思いました。9月15日の「Vijuttoke!!Festtoke!!2025」にも出演を決めましたが、もうバンドもやっとけ!みたいな感じです。(笑)
今、特にマネージメントがある訳でも無いし、久しぶりに自分達2人だけでやっているので、昔のように事務所に言われた事をやるんじゃなくて、極端な話、ブッキングってどうやってやるんだろうから始まって、色んな人の力を借りたり、人脈であったり、色んなお誘いをしていただけた中で、今年やっと何本かライブも出来るようになりました。自分からするともうちょっとライブペースも上げても良い気もしているので、自然と増えるとも思っています。
■ちょうどライブのお話にもなりましたが、先日発表されましたが、今年12月13日にCLUB CITTA’で開催される「hide Birthday Party 2025」にも出演が決定しました。思いの丈を聞かせて下さい。
鈴木新:VINYLをやる前に遡って「黒夢」で活動していた時代に、黒夢を脱退する事を実はhideさんにはずっと相談に乗ってもらっていて、1人でこれから何をするんだという時に、hideさんのパーソナル事務所でもある「ヘッドワックス」のデスクを使って良いよと言ってくれて、そこで福井祥史と一緒にバンドをやりたいという話をhideさんにしたら、今すぐ誘えと言ってくれたんです。それもあってVINYLとして活動する事になった際に、hideさんのレーベルの「LEMONed」でコンピレーションアルバムを作る事になってVINYLとして1曲入れる事になったんです。
ぶっちゃけ、その時まで「X」は聴いた事なかったんですが、そのコンピのhideさんの「限界突破」というソロ曲を聴いて、ギターも含めて衝撃を受けましたし、普段接する人となり含めて人間的魅力に引き込まれました。その後、レコード会社も変わって、VINYLはメジャーデビューしたんですが、今でも「LEMONed」のVINYLだという気持ちは持っています。今回VINYLが復活して、その情報をhideさんサイドの関係者が知ってお誘いしてくれたのですが、本当に思いの丈というか嬉しい気持ちしかないですね。色々ありましたが、結果VINYLを続けて良かったとhideさん本人に言ってもらえるようなパフォーマンスをしたいと思っています。
福井祥史:元々自分が「D'ERLANGER」にいる頃に、良く一緒にイベントに出ている関係で、最初にhideちゃんに会ったのは、まだhideちゃんが「サーベルタイガー」というバンドをやっている時でした。当時のXとは信仰もあって、「D'ERLANGER」を脱退してから、「STRAWBERRY FIELDS」というバンドをやった時に、YOSHIKIがやっていた「エクスタシーレコード」から出そうという話もあったりして、僕とギターのLEZYNAと、YOSHIKIとhideちゃんで話をした事もありました。結果別のレーベルから出す事にはなったのですが、その時のCDのスペシャルサンクスには2人の名前が入っていたりするんですよ。他にも東京でライブをやった時にはhideちゃんも見に来て、後の方で一緒に歌っていたりしていましたね。ここは自慢話になるんですが、hideちゃんがボーカリストとして自分の事を好きだという当時の雑誌のインタビュー記事もあったりして、それもあって鈴木新に福井をすぐ誘えって言ったと思うんですよね!
本当に人の繋がりって大事で、VINYLの初ライブもhideちゃんが千葉マリンスタジアムで企画した「LEMONed presents hide Indian Summer Special」でしたし、今回再始動の浜松祭りもそうですし、今年に入って、「STRAWBERRY FIELDS」のSEISHIROがやっている「CINNAMON'S GOD」や、「MADBEAVERS」のKiyoshiさんが声かけてくれたり、今回の名古屋の「Vijuttoke!!Festtoke!!2025」にも声かけて頂けたり、何十年も経ってもこうやって声かけていただけるのは光栄です。
■現在、最新音源としては今年1月にアナログレコード『unreleased』を全国発売しました。収録曲からお二人にPICK UPしてもらい聴きどころなんかを伺えたらと思います。
福井祥史:1曲目の「KEEP MY SECRET」は、最近の人が聴いたら全然分からないかもしれないけど、世代の人からいうと「44MAGNUM」みたいなのを思い切って作ろうというコンセプトで作った記憶があります。ボーカルラインは基本的には僕は歌謡曲もしくは演歌だと思っているので、そういう所を見習っているんですが、そことはちょっと違う展開のメロディが自分では作れたという曲ですね。「44MAGNUM」を超えたとは口が裂けても言えないですが、自分達なりのフィルターを通して別のものに消化して納得出来た曲だと思っています。
■この「KEEP MY SECRET」という曲が出来たタイミングっていつ頃だったんですか?撮り直しやレコーディングもし直しているんですか?
鈴木新:1997年に「Go to VINYL」というアルバムを出した後、曲作りをして次の作品に向けてレコディーングしたタイミングの曲です。今回『unreleased(意味:未発表)』というタイトル通り、その時代にレコーディングして、その時代に発表出来なかった音源集になっています。マスタリングだけ各曲のレベルを合わせるためにしていますが、本当に当時の30代ぐらいの僕らがやっている音源なんですよね。音楽的な知識もスキルも今だったら上がっているので、今録り直したらまた違ったものが出来るとは思うんですけどね。
■ただその時のパワーや勢いっていうのも入っているかもしれませんね!もう1曲PICK UPしてもらっても良いですか?
鈴木新:2曲目の「これから」は、僕の記憶ではVINYLをはじめて最初に出来た曲だと思うんですよね。その時お互い東京の中野区に住んでいて、当日はDTMとかメールとかも無かったから、デモテープを作ってそのまま自転車に乗って届けていましたね。(笑)
自分の曲を分析した時にこの「これから」と、4曲目の「ずっとそばにいて」とかは、ギターに関しては割と黒夢でやっていた事に近かったりします。
ただ、「これから」は一度もライブでやった事がないので今後やろうと思います!(笑)
後、一時期曲作りに悩んだ事があって、もう亡くなってしまったのですが、ギターリストの「ジョン・サイクス」と対談した際にアドバイスをいただいて、そこから曲作りの考え方が変わってポンポンと出来るようになりました。
■今後、新曲によるアルバムリリースも準備していると伺っております。どんなアルバムになる予感でしょうか?
鈴木新:この前、福井とも話をしていたけど、デモは何年も前から送っていて、その数年前から送っているデモの曲含めて新曲になりますね。昔と違って、締め切りとかリミットがないからマイペースで作っているので、時間もかかってはいますが、そのおかげで良い物が出来ていますよ!それこそ「44MAGNUM」しか興味なかった時代は、そういう音になっていただろうし、今は新しい要素だったりを自分達のフィルターを通した形でオリジナリティとしたVINYLの音になると思うので、それがどうなるか自分達でも楽しみだったりします。初めて聴く人にも、これがVINYL節だという理解してもらえる作品になりそうです。
福井祥史:話はずれてしまうんですが、自分の生き方自体が、最近変わって来ているんですよね。言いたいこと、やりたい事、本当の自分を今出さないといけないと思っていて、特に歌詞に関してタブーとされていた事でも、自分が表現したいと思えばやっていくしかないなと思っているんです。最近いろんなSNSとかでミュージシャンが政治に関して語ったりしていますが、政治的なものってバンドに迷惑かかるから中々言えなかったりしますが、実際は自分の行動が止まらなくて、SNSで批判したり、自分が推している政党はガンガン推していたり、最近大阪のライブで、某政党のTシャツを買って、それに赤のラッカースプレーでバツって書いたビリビリに引き裂いた衣装で出たりもしました。そういう内面の変化だったり、本当に明日死んでも良いって気持ちで生きているので、それがおそらく音や歌に絶対出ると思うので、そういう意味ではかなり新しいものになる気がしています。
■そして何度も話がありましたが、9月15日に開催されます「Vijuttoke!!Festtoke!!2025」の出演も決定しています。名古屋のファンに向けて意気込みをお願いします!
鈴木新:出演者を見て知った顔もいたりしますし、これだけのビジュアル系のバンドが集まったフェスにVINYLとしては初めて出るので、胸を借りる所もありますし、全然それを超えるパフォーマンスをしようとも思っています。今回の9月は気合い入っていますよ!
福井祥史:去年VINYLが再始動してから、当時の同年代のバンドや先輩のバンドとやらせてもらっている中で、今回のイベントはおそらく年齢層の全く違うファンの方がいるバンドが多いと思うんですが、そこでライブが出来る事にまずはワクワクしています。どれだけ自分達のステージが世代を超えても伝えていけるのかを確かめたい1日になるかと思います。
鈴木新:後、この前名古屋MUSIC FARMにお邪魔した時にステージにも上がらせてもらったんですが、感慨深いものがありました!VINYLでも名古屋MUSIC FARMやらせてください!
■光栄です!!!
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8月21日(木)18:00 Ricky.A.P / DASEIN
8月22日(金)18:00 NICOLAS / VINYL
8月25日(月)18:00 Rosalia chante la Douce Douleur / OPHELIA
8月26日(火)18:00 Crazy Monsters [MSTR(千聖) x Mana x IKUO]
Artist INFORMATION
NOW ON SALE
『unreleased』
FAVN001 5,500円(税込)
※生産限定盤
A1. KEEP MY SECRET
A2. これから
A3. 昨日にまさる恋しさの
A4. ずっとそばにいて(Original Ver.)
B1. Don’ t Wanna Miss You
B2. 雨がやんだら
B3. Thank you(Rearranged)
VINYL live Schedule 2025
08月30日(土)横浜ベイホール
09月15日(祝)Vijuttoke!!Festtoke!!2025
12月13日(土)川崎CLUB CITTA'