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千聖(MSTR/PENICILLIN、Crack6) / 団長(NoGoD) / 隼人(DuelJewel) / 春(DOG inThePWO) / KEKE(THE MICRO HEAD 4N'S) / 咲吾(BabyKingdom) / tink(色々な十字架)

Crazy Monsters Halloween Party 2025 DAY.1 ボーカリスト スペシャル対談!​


■[Crazy Monsters Halloween Party 2025]のDAY.1は、若手や中堅どころが集っている印象があります。近年ずっとクレモンの司会をされてきた団長さんからすると、このメンツが揃ったことに対してどのように感じていらっしゃいますか? 

団長:これまでの[Crazy Monsters Halloween Party]って、我々からするとレジェンドなパイセンが多く出演されてきているので、どこか“大人な神々の遊び”みたいなイメージのあるイベントだったんですよ。もちろん、今年もDAY.2は引き続きまた凄いアーティストさんたちが揃っているんですけど、DAY.1に関してはだいぶ自分たち世代に近いメンバーが多いというか、なんなら後輩もいたりして、ちょっとこれまでとは違う雰囲気が生まれていきそうな予感がしてて楽しみです。かなり新鮮なラインナップですよね。  


■初登場バンドも多い中、DAY.1でクレモン最多出場となるのはTHE MICRO HEAD 4N’Sです。フロントマン・KEKEさんは[Crazy Monsters Halloween Party 2025]に対して、どのような見解をお持ちでしょうか。  

KEKE:僕も団長さんと近いことを感じてます。やっぱり、クレモンっていうと“神々の遊び”っていうイメージが強かったんで。とは言いつつ、僕からすると隼人さんや春さんは先輩になるんですが、それでも比較的わりと近い世代が集まってる感じはしますね。  


■クレモン初登場のDOGinThePWO・春さんは、今回[Crazy Monsters Halloween Party 2025]へのご出演が決定した際、どのようなことを感じられましたか。  

春:長く続いてる大きいイベントに呼んでいただけた、というのがとても嬉しかったですね。そして、この参加メンバーが発表になってさらに楽しみになりました。  


■BabyKingdomもこのたびクレモン初参加ですが、今回の出演について現状どのように受け止めていらっしゃいますか。  

咲吾:まずはこのたび初参加させていただくということで、みなさんよろしくお願いしますという気持ちがありますね。先ほど団長が話されていたように、僕らにとって今回のDAY.1はまさに先輩たちばかりが揃う“神々の遊び”に後輩として混ぜてもらう感じになっていくと思うんですよ。素晴らしい場に呼んでいただいたことが本当に嬉しいです。  


■一方、2002年から現体制のDuelJewelはDAY.1の中では最もキャリアの長いバンドとなります。隼人さんは今回クレモンへの出演に対し、どのような見解をお持ちですか。  

隼人:とても光栄です。たとえるなら「紅白歌合戦にようやく出演が叶った」というのに近いような、なんともいえない感慨がありますね。遂にお声をかけていただけたのがとても嬉しかったですし、「何時か出たいな。何時になったら出させていただけるんだろう?」くらいに思ってました(笑)  

MSTR:そうだったの?知らなかった(笑)  


■かと思うと、2020年結成の色々な十字架はDAY.1の中で最も新しいバンドとなります。tinkさんはもともとクレモンに対してどのような印象をお持ちでしたか。  

tink:フライヤーとかでもこのイベントのことは知ってましたし、去年このイベントの情報をSNSで目にした時には、ステージ上でみなさんが写ってる集合写真を見て「凄いメンツだな」って思ってたんですよね。だから、僕も「何時か出られたらいいな」とは思ってたんですけど、まさか今年参加出来るとは思ってませんでした。とにかく凄いイベントなのでちょっと不安があったのも事実なんですが、呼んでいただけたというのがとても嬉しいですし、今年4月にも共演させていただいたべびきんさんとか、団長さんが司会でいらっしゃるので、顔見知りもいるからちょっと安心感もあるなと感じてます。  


■というわけで。ここまでDAY.1出演バンドのフロントマン6人にお話をしていたただきましたが、[Crazy Monsters Halloween Party 2025]のオーガナイザーであるMSTRからすると、彼らに期待しているのはどのようなことになりますか。  

MSTR:DAY.1は自分たちより結構下の世代の若手集めたつもりだけど、みんなのスケジュール的にもこっちに若手が集まっちゃった面もありつつで、特に咲吾くん、春くんは「初めまして」なのかな。よろしくお願いしますね。  

咲吾・春:よろしくお願いします!  

MSTR:DAY.1に出てもらうのは世間的にも、自分たちの周りでもいろいろと話題になってるバンドばっかりだからさ。みんなが当日どんなパフォーマンスをしてくれるのか、今からほんと楽しみにしてる。 


■ちなみに、[Crazy Monsters Halloween Party 2025]はハロウィンイベントのため出演に当たっては仮装がマストとなります。その点について、参加メンバーの方々はどのように対策されていく心づもりなのかも教えてください。  

春:僕、ハロウィンが大好きなんですよ。これまでもいろんなことをやってきていて、去年は昼夜で衣替えをしてちょっとお金もかけたぞ!みたいなこともやったところだったので、今回このイベントに誘っていただいたことで「今年もハロウィンいっぱい出来る!」と凄くワクワクしてます。  

隼人:このところは毎年なんらかのハロウィンイベントに声がけいただいているので、だんだんコスプレ的なことに慣れてきた感じはあるんですよ(笑)。そうしたここまでの経験を活かしつつ、今年は何やろうかなと楽しみに考えている次第でございます。 


■BabyKingdomの場合、バンドのコンセプト的に通常営業自体が常にハロウィン状態とも言えますが(笑)、クレモンに向けての戦略はどのようにお考えなのでしょう。  

咲吾:BabyKingdomでは毎年ハロウィンにワンマンをやっていまして、僕たちは全員アニメが好きなのでそれぞれがキャラクターの仮装をしたりはするんですけど、タイバン形式でのハロウィーンイベントはあんまり出たことがないんですよね。あ、そう言えば去年1回出た時は色々な十字架さんが一緒でした。実はその時にあらためて思ったんですけど、初対面のバンドさんとハロウィンで共演すると結局どういうバンドさんなのかよくわからないまま終わることが多いです(笑)  

MSTR:あー、仮装してると普段どんな感じかがわかんないってことか(笑)  

咲吾:そうなんですよ。でもとにかく、BabyKingdomとしては出来るだけ目立って[Crazy Monsters Halloween Party 2025]を楽しいお祭りにしたいと思ってます!  

tink:色々な十字架もハロウィンはみんな大好きですし、仮装自体が好きだからクリスマスにもサンタの格好じゃなくて仮装してライヴをやったりするんですよ。去年のハロウィンもメンバーおのおのが気合い入ったコスプレをしてたので、今年もどんな風になるのか楽しみです。個人的には女装が出来る良いチャンスなので、そこを全力でやっていきたいですね。女装には自信あります。  

KEKE:僕はここ2年くらい、ひとりだけ気持ち悪いメイクをしてきてたんですよ。去年は血糊まで吐いたりして、けっこうほかのバンドのお客さんの方たちにヒかれたりしてました(笑)。なので、今年はみなさんがヒかないテイストで個人的にはやっていきたいと思ってますね。ただし、うちの場合バンドとしてどう見せるかっていうプロデュースはベースのZEROが手掛けてるので、まだ今の段階では僕らは何も聞かされてないんですよ。具体的にどうなっていくかは、僕も楽しみにしてるところです。 


■司会者の団長さんも毎年ウィットの利いた仮装でご登場してくださっておりますが、今年のプランは既にお決まりですか?  

団長:一貫したコンセプトとして、ワタシはほかの出演者の方々が業務上なかなか出来ないであろう仮装を率先してやろうという気持ちで毎年やらせていただいていますね。やっぱり、みなさんバンドとして出演されるのでそれぞれに趣向を凝らした仮装をいろいろしてくださるじゃないですか。その点、イメージもへったくれもない自分としては何も恐れずに自由な仮装をすることが出来るんです。まぁ、今年のDAY.1についてはべびきんや色々な十字架あたりがアーティストイメージを良い意味で無視した仮装をしてくるような気もしてますけど(笑)、ワタシはみなさんほどはおカネをかけずに敢えての低予算低クオリティでうまく隙間を埋めていく努力をしようかなと。  


■さすがです。なお、DAY.1は出演バンドが多いので司会者としては仕切りが大変そうでもありませんか。  

団長:いやいや、1日目は安心ですよ。DAY.2の神々の方が、舵をとるのが断然難しいと思いますから。  

MSTR:みんなマイペースだからねぇ(笑)  

団長:いやほんとに(笑)。だから、DAY.1の方はのびのびやらせていただけるはずです。  


■MSTR率いるCrack6は両日ともにご出演となりますが、例年のようにまた日によって異なる仮装やセトリになっていくのだとすると。DAY.1ならではの戦法、というのも何か練っていらっしゃいますか。  

MSTR:DAY.1とDAY.2だとあまりにも出演者の系統が違うっていうのはあるし、それぞれの日の出演者たちと話をしてみて思うのは、DAY.1に出てくれるアーティストは自分たちとの世代の差がよくわかる(笑)。自分たちがバンドを始めた頃にはハロウィンにライヴをやるっていう流れはまだほぼ日本になかったけど、DAY.1の方はハロウィンイベントをやったことがある、出たことがあるっていう人が多い(笑)。そういう差もあったりするから、もはやあんまり深く考えないでやっていこうかなと思ってる。  


■[Crazy Monsters Halloween Party 2025]は客席フロアにもさまざまな方々が入り乱れることになるわけで、中には各バンドを初めて観るという方も多々いらっしゃるのではないかと思われます。それを前提にしたうえで、みなさんから「うちのバンドはこんなところが売りだよ」とアピールをしていただくことは出来ますか。  

KEKE:自分で言うのもなんですけど、THE MICRO HEAD 4N’Sは僕とメンバーの年齢がちょっと離れているので、僕の持ってる若さの勢い、そして逆にメンバーが持っているアダルティな貫録の部分が融合されたライヴ、っていうのが見どころかなとも思います。もちろん、歌のメロディーにも自信を持ってやっているので、仮装だけじゃなく音楽の本質の部分も武器にしながら、みなさんに楽しんでいただけたら嬉しいです。  

春:DOGinThePWOは歌詞がいいです。元気が出る歌詞を書いていると思います。あと、歌は僕もけっこう上手いです(笑)。タテノリの速い曲も見事に歌い切りますので、みなさんぜひ一緒に盛り上がってください!  

咲吾:我々BabyKingdomはリリースごとに陰陽師だったり、忍者などコンセプトに沿って衣装もメイクも変わるバンドで、楽曲のことはアトラクションと呼んでいます。曲が始まったらその世界観を作り出す、っていうところに関して凄く長けていますし、自信もあるところなんですよ。どんな衣装を身にまとってたとしても、必ず自分たちらしいパワフルなライブをしてみせますので、みなさんにはそこを楽しんでいただきたいです。  

隼人:普段、DuelJewelのライヴでは楽曲の世界を100%表現することが出来るといいな、というところに挑戦しているんですけれども。この特別なイベントに呼んでいただいたからには、ちょっと場をかき回すこともしながら、[Crazy Monsters Halloween Party 2025]がトータルで大成功できるように、どれだけ面白いことができるか、演奏で魅せられるか、というところを一生懸命頑張りたいと思います。  

tink:ハロウィンイベントということで、きっとフィナーレには出演者の皆さんがワーって出るセッションみたいな時間があると思うんですけど、そういう時に僕らはライヴとは打って変わってけっこう人見知りな感じが出てしまいがちなんですよね。みんなと絡みにいけてない感じを出すのが逆に面白いと思うので、その様子をぜひ見てもらいたいです。あとはケータリングとかがもし出たら、ものすごく喜んでSNSに写真をアップして盛り上げるので、そういう面でイベントに貢献出来る自信があります。  

MSTR:じゃあ、その日はケータリング頑張らないとだな。あと、セッションはせっかくだしちゃんと絡みにいきなよ(笑)  

tink:あ、はい(苦笑)  


■セッションといえば、団長も司会だけでなくまた両日とも素敵な歌いっぷりをご披露いただけるのですよね? 

団長:歌ったり、煽ったり、しゃべったりすると思います。これまでも、あの最後のゴチャゴチャで予想外のミラクルが起きたりすることがありましたし、今年もこれだけ密度の濃いメンツが揃ってますからねぇ。きっと、みなさん楽しみながらも良い感じのバチバチ具合を見せてくれるのではないかと今から楽しみにしております。  


■オーガナイザー・MSTRからも最後にお言葉をいただけますと幸いです。  

MSTR:クレモンを本格的に始めた2013年頃って、さっき軽く触れたように日本の社会全体もそうだし、ヴィジュアル系の世界でもハロウィンイベントっていうのはまだそこまでは広まってなかったんだけどね。でも、ヴィジュアル系ってある意味では毎日が仮装をしているようなところがあるなと自分は思ってたから、そういうジャンルの中にいる人たちが本気で仮装をしたらどんな感じになるのかな?っていうところから、最初はこのイベントを始めたんだよね。本気で真面目に仮装する人もいれば、本気でふざける人がいるのも面白いだろうし、いずれにしてもクレモンでは各バンドのプロデュース能力が試される面もあるんじゃないかな。と同時に、自分としてはお客さんたちも含めてみんなで楽しく盛り上がりつつも、真剣に本気で競い合ってもらえると、このシーン自体が活性化していくひとつの切っ掛けになっていくんじゃないかと思ってるところもある。願わくば、ぜひみんなには本気で堂々とぶつかり合って欲しいし、それぞれのバンドにはクレモンを通じていろんな刺激を持ち帰ってもらいたいね。


取材:杉江由紀

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