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DEZERT web​

L→R/ Ba.Sacchan Vo.千秋 Gt.Miyako Dr.SORA

「自分の事を大切にしてくれる人を大切に出来る事は、人生において一番大切だと思うんです。(千秋)」​


■去年、日本武道館公演の前に3ヶ月間の特集をさせてもらったDEZERTですが、まずは日本武道館公演はどんな景色でしたか?

Miyako:思っていたよりもいつもと変わらなかったです。武道館は1年前ぐらいから決まっていて、幻想的なものもあったし、その舞台に立つために色んな事を考えてやってきました。勿論今までで最大のワンマンで、ステージに立ったらお客さんも沢山いて素晴らしい景色だったし、この4人で立っている事に感動しましたが、憧れや期待値が高すぎたのと、まだここでは止まれないという欲が出てきました。それは終わった後の楽屋でも今日のライブについての課題点や反省点みたいな話も出て、それも含めて良い1日になりました。

SORA:武道館に立ちたいと中学校の卒業文集にも書いていましたが、何十年振りに会う友達とか親とかに武道館をきっかけに会う事が出来ました。誰かの夢や思いが詰まった会場なので、半年前に武道館でアー写を撮ったんですが、その時にただならぬ気を感じました。本番当日は失敗出来ないとかそんなプレッシャーもありましたが、ワクワクや楽しみが勝ちましたね。ただ1つの夢が叶った所で次はどうしようかという焦りにもなったので、また新しく何かをするきっかけにもなった1日でした。

Sacchan:武道館はワンマンをするまでに事務所のイベントなどで何度か立たせていただいていたので、嘘偽りなく言ってしまうと、最初の印象としては見覚えのあるものでした。ただ、ライブが進んでいくに連れて、今日ここに来てくれた方達(ファンのみんな)はDEZERTに対してのものなんだと、どんどん特別な時間になっていった感覚を覚えています。

千秋:はっきり言わせてもらうともっとできた部分はたくさんありました。ただそれが良かったです!自分の事を嫌い嫌い言っていますが、この日自分の事を大好きだなって思えたのは、武道館終わってすぐメンバーに次は東京ドームやろうって笑い話ではなく言えた事ですね。武道館が出来たから幸せだとかそんな志が低いメンバーはうちにいないんですよ。ここからがスタートだとメンバー全員が思ったはずですし、歌も演奏のダメだった所も次があるから笑えるし、うちらは天才ではないけど、終わってすぐそういう話になる事に可能性があるなって思いました。俺は上を目指す為に自分が今から何をするべきかを感じた1日になりました。


■2016年にデモが作られた「オーディナリー」がこの日配布されました。8年の時を経てこれはいつか日本武道館をやる時があったら配布するといったファンとの約束。歌詞も見させていただきましたが、当時の千秋さんの葛藤も感じる中「確かに手は伸ばして」そして武道館まで辿り着きました。武道館を終わってみて改めてこの曲について聞いてみたいです。

千秋: 俺は物理的に隣でずっと一緒の人生は歩めないじゃないですか。この音楽がきっかけになってくれれば、俺は音楽をやっている意味があるっていうのを伝えているつもりなので、この曲の歌詞は俺の本音ですね。あなたの人生の全てを知るのは叶わないけど、音楽を通じて俺はずっと手を伸ばし続けるぞっていう覚悟の曲です。2016年から俺の本音って変わってないです。俺はみんなの人生を歩んで欲しいし、その中で糧になってくれる音楽ではあってほしいけど、仮に100%DEZERTで生きている人がいても、俺には俺の人生もあるから、お前の人生はお前が歩むために頑張って欲しいのも本音ですし、そんな言葉が詰め込まれている曲だと僕は思います。俺はお前の人生、自分の人生の戦いだと思ってライブもやっていますね。それが交わる大切な時間がライブですね。


■現在初の47都道府県ツアーを絶賛開催中のDEZERTですが、このタイミングで47都道府県ツアーをやろうと思ったきっかけはあったのでしょうか?

SORA:人間って1つゴールというか辿り着いたものを見たら、本能的に一回ため息をつくんですよね。そういう風にはさせたくなかったので、武道館が終わった後すぐメンバーで次に向けて話し合いとかして、リアルタイムに温度感的なものを行動で示すと考えた時に、まずやった事がない事をするのがマストだなと思ったんです。過去33ヶ所ぐらいのロングツアーはやった事があったんですが、あの時は色んな意味でまだ未熟で大変だったけど、この武道館という壁を超えた状態で47都道府県回るのはかなり泥臭くてDEZERTっぽいって思ったんですよね。ただ僕の中でも覚悟が必要で、ロングツアーを入れると色んな事を考えるし、メンバー全員の良い所や悪い所もあるのは分かっているので、ある種賭けでもありました。


■そして47都道府県ツアーもちょうど折り返し地点、約半分終わってみて感触は如何でしょうか?

千秋:先週の京都のライブで1つ答えがありました。やはりやりたい事って自分の音楽を愛して欲しいし、自分という人間を愛して欲しいし、このバンドを愛して欲しいって事を2時間でどう伝えるかなんですよ。俺たちには音楽って素晴らしいツールの武器があるから、それを使って男も女も惚れさせないといけない。今まで俺は今日が最後のつもりで演奏するって毎回言っていたんですが、それにずっと違和感があって、仮に最後の日があったとしたら楽しくライブできるのかな?って。今日がスタートの場所で俺たちの音楽を聴いてまた来てもらう為に、ライブを死に物狂いに考えてやらなければいけない。それが今回の47都道府県ツアーだと思ったんです。みんながDEZERTの事を好きだと勝手に思ってカッコつけていたと思ったし、この4人で全員をもう1回惚れさせないといけないと思ったんです。

Miyako:本当にあっという間だったのと、体力的ではなく思った以上にしんどいなって感じています。楽しいというのは根底にはありますが、武道館からの47都道府県ツアーは相当な覚悟だったし、自分のダメな所とか、嫌いな所が見えたりもして、その先に行く為には1つ1つクリアしていかないといけないと思ったし、それには気合いが必要だし、その炎を途切れさせないように常に高め続けていくのがしんどかったです。ただ回っていくうちに、それすらも楽しめるようになって来ていて、ネガティブではなくポジティブに回れているのは、反省点はあってもその中で1個でも自分の事を褒めてあげようとしているからだと思います。

千秋:一回みーちゃん(Miyako)と喧嘩した事あったしね!

Miyako:でもそれもバンドらしくて良いなって思って、ツアー中それが原因でずっと仲悪くなったら良くないけど、ちゃんと話せばまた気づける事もあるしそれも含めて楽しませてもらっています!

千秋:バンドって本当はワイワイやりながらやるのが楽しいけど、自分の中で大事な事は共有の夢を持つことで、足並みを揃える必要は全くないんですよ。上手くなるのは大前提ではあるけど、上手い音楽を聴きにきているんじゃなくて、俺らの魂を聴きにきているって思うんです。ただ俺は思った事をしっかりメンバーに言っていて。ちょっとメンバーに気を遣う部分もあるんですが、今その自分が好きなんですよ。自分の事を大切にしてくれる人を大切に出来る事は、人生において一番大切だと思うんです。俺の大した事ない歌声と、大した事ない楽曲なのかもしれないけど、それでも大切にしてもらっていると実感した時に俺はもっと大きなところでライブがしたい。もっと上を目指したい。その1点のみだったんです。これはお客さん含めてみんなの夢だと思うんですよ。こんな俺の声を好きって言ってくれるなら俺には責任あるよなって。俺の歌詞にはメンバーに向けての部分も沢山あります。

Sacchan:DEZERTにとって初の47都道府県ツアーなんですけど、事前に色々な事を想定して望んでいるようなところもあるので、気負わずに回れている感覚があります。色々なチャレンジも散らからずに出来ていますし、LIVEに関してはとてもいい集中力を保って出来ているのではないかなと思います。毎回のLIVEが考える事が絶えないので、良い結果となりそうな気はしていますね。


■そして今年6月にリリースしましたALBUM「yourself: ATTITUDE」ですが、MVも発表されています「「変身」」。色々意味深の単語もありますが、自分には次のステップに向かう為の千秋さんの前向きな歌詞が響きました。この曲について聞いてみたいです。

千秋:あの武道館の日は良かったけど、一旦その事は大切な思い出として、俺たちはまだまだ上がるんだという意思表示ですね。ライブでも感触が良くて、今回のツアーの武器にもなっていますが、結構丁寧に毎回やっていますが難しいんですよね。結構、普遍的だし、尖っている言葉でもないし、毎回やりながら自分に言い聞かせています。

Miyako:歌詞としては武道館やった後の気持ちみたいな部分で、自分が初めて聞いた時に共感できましたね。ギターは結構ヘビーなリフで弾いていて楽しい曲です。今回のツアーで成長して盛り上がる曲になって来ていて、今のDEZERTの代表曲と言ったら大袈裟かもしれないけど、それに近い曲が武道館の後にリリース出来たのは素敵な事なんじゃないかなと思います。

SORA:初めて聴いた時に、ライブやっている雰囲気とMVのイメージがパッと浮かんですぐメンバーに相談しました。痛快って言ったら変ですが、ヤンチャな部分と、その中にも信念がある言葉が隠れていたりして、それを映像にリンク出来たらと思ったのと、ツアーを回りながら幕張メッセに行くための強い武器になっていると思います。

Sacchan:できればこんな言い方はしたくなかったのですが、武道館をやるにあたって、バンドとして一つの区切りになって、色々な面でリスタートする形になってしまうだろうなと想像していました。実際にその想像のなかで今47都道府県ツアーを回っていて、その為に必要なDEZERTの楽曲としての一つの側面、必要要素、みたいなものをブラッシュアップした曲だと思っています。


■もう1曲こちらもMVになっています「真宵のメロディー」、個人的にシンプルなアレンジが、歌と歌詞を前に出して心にグサッと刺さって来ます。この曲についてもお話を聞いてみたいです。

Sacchan:こちらも「「変身」」と同じくDEZERTを構成する大事な要素の曲として、ブラッシュアップされた曲だと思っています。こういう曲をこのシンプルなアレンジで出せたことにバンドの成長みたいなものを感じていますね。この曲の特にお気に入りの部分は「知らないけど」っていう歌詞です。意味とは裏腹に、この言葉が入っていることによってとても説得力があってめっちゃ好きなんです。(笑)

Miyako:ギターソロがなかったりするのですが、最後のサビでボーカルのメロディに合わせて、ソロのようなものが重なるっていうのをプリプロの段階で作ったりしました。他は結構シンプルではあるんですが、結果シンプルが一番難しいですね。結構今回のツアーでこの曲と向き合っていたりします。

SORA:これは僕のドラムの概念にかなりあるんですが、この曲はもう真っ直ぐ叩くしかないですね。苦しみながら進むんだみたいな感じが楽曲からは感じますが、僕は楽しみながら進みたいってライブで表現していて、そうしている時が一番ファンの皆さんに伝わっている気がします。

千秋:現段階では課題曲ではありますね。キーが高い訳でもないけど今でも上手く歌えてないしそんな単純な曲ではないと思っています。“その先“がある曲だなって思ってます。


■10月から名古屋のZIP-FMでDEZERTの初レギュラー番組がスタートしますが、どんな内容にしたいと思っていますか?

Sacchan:関東では長尺の特番を不定期で数年に渡ってやらせていただいたり、それこそCDのボーナストラックでも結構な尺で喋ったりはしているのですが、今回は初のレギュラー番組という事で、コンスタントに、しかも限られた時間の中で良さが出せる様にしなければいけないというところで、鍛錬が始まりそうな気がしています。(笑)


■DEZERT 47 AREA ONEMAN TOUR GRAND FINALとして、来年2026年3月20日に幕張メッセ イベントホールが決定しております。日本武道館を経ての幕張メッセ、どんな内容にしたいと思っていますか?前回千秋さんは日本武道館は結婚式にしたいと言っていました。

千秋:今回も結婚式ですよ。それしかないです。毎回結婚式です。大きい会場では、今回はどんな結婚式をしようかってこれからも向き合うんだろうって思っていますね。

SORA:泥臭くツアーを回ってきたグランドファイナルになるので、その姿を見に来て頂けるように色んな仕掛け含め考えていこうと思っています。ここでやれる事自体が奇跡なんで、中身や集客は一旦置いといて、そこに向かわせていただける環境がある事に感謝です。その日にまた何かを感じて、人生をどう進んでいくのかまた考えられるきっかけの夜になればと思っています。

Miyako:ファイナルは楽しい気持ちでやりたいですね。結局色んな事を考えてしまう性格なので、今はそれぐらいの気持ちの方が良い気がします。

Sacchan:私は間違いなく武道館の延長上にあるものにしたいです。これはめちゃくちゃ個人的な話になってしまうかもしれないのですが、武道館でもっとこうしたかった、もっと良く出来たみたいな、感覚的な反省点があるので、そこはぜひ回収したい気持ちです。本来は47都道府県ツアーの延長上と言えれば良いのかもしれないのですが、正直距離も広さも何もかも違う規模感となってしまうので、楽しみ方も楽しませ方も違うと思っているので、より良いアリーナLIVEをしたいという気持ちが強いです。


■去年日本武道館前に、初心者からコアファンに向けて、日本武道館をより楽しめる為にと「傑作音源集「絶対的オカルト週刊誌」」のリリースがありました。今回幕張メッセに向けて新しいリリースなどの予定はしているのでしょうか?

千秋:出したい曲があるんです。このバンドは俺が言うことを具体化してくれるって信頼を僕が持っている中で、伝えたい事がお前らもあるだろうとか、我慢してくれている事も一杯あるけど、俺が言いたい事を優先してくれて大切にしてくれている。そんな事を思った時に出来た曲があるんです。やはりバンドの代名詞って言い合う関係でもあるんですが、ここまで信頼されているんだったら、俺の言いたい事を言わせてくれって、びっくりするほどまっすぐな曲です。こんな事お客さんの前に言えるのかな、ってデモが出来上がって、自分の人生観や、色々影響を受けた中で、結局言いたい事ってシンプルでした。それこそ結婚式で歌って欲しい曲です。今回のツアー中に出来た曲なので幕張メッセでは絶対やりたいなと思っています。俺めちゃくちゃハードル上げましたよね!(笑)

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10月24日(金)18:00 DEZERT

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DEZERT 47 AREA ONEMAN TOUR GRAND FINAL
2026年3月20日(金・祝) 幕張メッセ