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<第48回>

●星子さんもミュージシャンを目指してたんですね。

星:学生時代、ミュージシャンになるつもりでね……「これでメシ食う!」って。だからチャンスだと思って、期間限定でも飛びついたもん。ところが他の奴らが……。

●その時代、目標になってたバンドって誰になるんですか?DEEP PURPLEとか?

星:その頃、個人的にはDEEP PURPLEとか、CREAMとかあの辺(洋楽ハードロック)が好きだったんですよ。まぁ、みなさん知らないと思うけど。でも実際やってたのはフォークソングでした(笑)。家ではエレキギター持って小っちゃいアンプでよく練習してたんですよ。でも昼間(以前の学生バンドで)練習してる時は、フォークギター弾いてましたからね(笑)。二面性を持ってましたよ。

●二面性(笑)。

星:今、ヴィジュアル系っていうシーンで20年近くやってるけど、やっぱりアーティストというか、
ミュージシャンやバンドの、良くも悪くも苦しみとか、夢とか、自分なりに解るよね。自分がやってたから。あんまり細かい話をしなくてもなんとなく解るから、どうしてもそういう接し方になっていくし、それは今でも変わってないかな。根っこはそこだからね。

H:元々ミュージシャンじゃないと、音楽の雑誌やろうと思わないですよね?

星:そうだね。俺も全然思わなかったもん。就職先がなくて困ってたんだけど、たまたま前の会社が編集部員募集って出してて、(他にないから)ここだって応募したら通っただけ。最初は編集なんてやりたいと思ってなかった。でもやってるうちにどんどんハマっていって、自分はプレイヤーとしては挫折したけど、これも音楽への関わり方?こういうのもあるんだなって思った。編集してるわりには、文章書くのは嫌いだけどね。

H:(笑)

星:昔から嫌いだよ。

H:星子さん、原稿書いてるの見たことないな~。

星:書かないもん。

H:書いて欲しいなぁ。

星:喋るのは平気だけど、書くのは苦手だよね。

●洋楽(雑誌の編集長)時代は書いてましたよね?

星:ライナーノーツも頼まれて書きましたね。そんなにはないけど。RainbowとかDURAN DURANとか。ヴィジュアル系のインタビューは唯一、一回だけやりました、HIDEを。「あんたがやるんだったらイイ」って言われて。「なんだよ~俺かよ~」って。それ以来インタビューもやらないし、文章も書かない。俺、一番嫌いなの「Zy.」の編集後記だもん。

H:ウチラで言う連載みたいなもんですね(笑)。

星:うんざりする。

H:それは凄くわかります!

星:もうその時期かよ~って。サボれないんだ、あれだけは。あれサボると、俺のスペースだけポコッと空いちゃうから(笑)。しょうがないから、あれだけは書きますね。


*注:私星子は、1年前まではこんなこと言っておきながら、今年からこのブログ「僕のビジュアル系」を始めています。
ある種、いい加減なヤツです(笑)。


<続く>
追伸:

昨晩深夜、阿佐ヶ谷の居酒屋「飛騨高山」に、心許せる仲間と二人で入って飲んだ。
奥座敷に座って2時間足らずだったけど、hideがいるような気がして落ち着いた。

そうだ!京都行こう!!(どっかで聞いたようなキャッチコピーだな)。
 

●長い間、ヴィジュアルシーンでいろんなバンドを見てきた星子さんから見て、D'espairsRayはどういうバンドに映ってますか?

星:D'espairsRayはロックだよね。僕が持ってるものと共通するかな?

H:(笑)やってることはフォークってことですか?

星:いやいやいや。(僕が)やってたことはフォークだけど、精神はロックだから。(D'espairsRayは)最初から「ロックだよね」って思ったなぁ。でも派手さはないから、けっこう時間がかかると思った。いわゆるヴィジュアル系って中で。でも「新しいスタイルが出てきたな」って。それと、「呑み友達としてうまくいきそうだな」って思った(笑)。

●時間がかかるっていうのは、どういうところなんでしょうか?確かに時間かかってるんですけど。

星:かかりすぎだよ!

H:はい。

星:冗談だよ(笑)。やっぱり本格派だと思ったよね。なんでもそうだけど、本格派って結構時間がかかる。良いものを持ってるというか……次の時代を創るけど、派手に行くタイプではないなと。多分、バンドが狙ったところもそこだと思うし。

H:そうですね。派手さがないっていうのは凄くわかりますね。

星:だって、みんな性格の派手さもないもんね。

●派手ではないですね、確かに。

H:なんて言うんですかね?白黒の方が好きなんですよね。色ものより。やっぱりトーンが落ちてる方が好きなんですよ、写真にしても何にしても。なんだろう?あんまり浮ついた感じが合わないというか……。

●サウンドにしても……。

星:うん、性格のまんまだと思うよ。そういうところは変わってないと思うし、これだけ有名になっても威張ってないし。ま、”足元を見失わない”っていうのかな?なんでもそうだと思うよ、アーティストもそうだし、我々もそうだしね。「足元をしっかり見ておきたい」って思いますね。

H:それはそうですね。

星:何にしてもね。どこに行くにしてもね。どこに行くっていうのはどこに向かおうとしてても、向かう前に足元を見る。それは忘れないようにしたいなって思う。どうしても忘れそうになるんだよね。で、ついつい走っちゃう。俺もそうなんだよね、わりと走っちゃう。たまにウチのスタッフに言われますもん、「足元見といてくださーい」って。

H:(笑)

星:ついつい2ステップ、3ステップ上がったところを一気に狙おうと思っちゃうんだよね。でもそうじゃなくて階段を一歩一歩上がるようにね、俺はやってるつもりだけどね。いろんな歴史を見ても一気にポーンと行くと、必ず落ちますね。それはバンドにしても、ビジネスにしても。これはもう世の習いですね。よく野球のボールに例えるんだけど、ボールって上にあげると高みに上るんだけど、ヒューッと落ちてくるのも速い。(期間としての)距離がかせげない。分かるよね?

H:はい。

星:でも高みにあがるから、そこでの収益力はあるけど、持続力がない。一番良いのは45度ぐらい?そんな高みに上がらないけど、ずっと遠くに行くから距離が稼げる。でも収益の部分が薄いか(笑)、辛い部分が長い。ず~っと辛い(笑)。

H:(笑)ウチら30度くらいなんじゃ。かなり辛い。

星:いや、大丈夫。そういうもんですよ、長く自分の好きなことをやってられる。だけど極端な収益はあがらないから、いろいろ悩んだり考えたりするけど、でもこれを自分の……俺はヴィジュアル系を自分のライフワークだと思ってるんだけど、ライフワークだと思ったら、角度は急に上げない方がいいですね。
アーティストもアーティスト生命を長く持たせようと思ったら、45度~30度くらいで出来るだけ遠くまで行くようにした方がいい。上を目指すんじゃなくて。これを名付けて「Zy.」理論(笑)。

H:「Zy.」理論(笑)。

星:いくらお金を稼いだってしょうがないと思うよ。俺は好きなことを長くやる方が幸せだと思う。棺桶に入った時に、「あ~、いくらいくら稼いだ」って言うよりも、「あ~、楽しかった」って言いたいもんね。

H:そうですよねぇ……。

●あの世にお金持っていけませんからね。

星:そう、お金は持っていけないんですよ。でも思い出は持っていけますからね。おっ、イイこと言った!(笑)

H:イイこと言いましたね。これ、見出しですね(笑)。「お金は持っていけないけど、思い出は持っていける」……わぁ~、コレいい!

●星子教授の講演みたいになってきた。

H:これ、絶対にどっかの呑み会で言いますよ(笑)。

星:決まってるじゃん!(笑)。「Zy.」理論も使うよ。


<続く>

■本日談(後日談ではない)


昨晩12時前に爆睡したら、朝6時に目が覚めた。
”あれっ?更新してないのにコメントやメッセージが多いな。何故だろう......”
犯人は、ダ・レ・カ・ナ・♪...........................。


あーっ!お笑いギタリスト...じゃなくてハードロック・ギタリストの千聖が、俺のブログを紹介してる!!



ハードロックの雑誌読んでて、俺のことが浮かんだっぽいな。


しかも、「クロムハーツの水」ってのがあるらしい。

って......それ、美味いのか?!