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PENICILLIN HP​

L→R O-JIRO / HAKUEI / 千聖

2026年4月24日に配信リリースされる新曲「Lady god」、関東サーキット2026も決定!


ーー2026年4月24日に配信リリースされる新曲「Lady god」は、前作『阿修羅』を経ての作品となります。作曲をされた千聖さんが意識されていたテーマ、あるいはコンセプトはどのようなものでしたか。

千聖:昨年末に次の音源をどうしようかっていう話をした時、HAKUEIから「激しいのをお願いします」って言われたんですよ。まぁ、激しい曲って言ってもいろんなタイプがあるんでね。どうしようかな?と考えた時に、このあいだの「阿修羅 青年期」はけっこうゆっくりめで激しさのある曲だったから、今回はまずテンポ的に少しスピード感のあるものにしようって思ったわけです。具体的に言葉で表現するなら、疾走感のあるロックンロールというか。サビはけっこう俺節ではあるんだけど(笑)、暗くて疾走感とドライブ感炸裂みたいな…PENICILLIN流HANOI ROCKSみたいな雰囲気の曲になったんじゃないかな。


ーータイミング的には関東サーキットを控えた中で生まれた曲でもありますので、曲作りの過程ではライヴの場での映え方も意識されていたことになりますか。

HAKUEI:そこも踏まえてはいますけど、それ以上に新曲を作るということはバンドにとってまた新しいチャレンジをするということですからね。今のPENICILLINがこういう音楽をやったら面白いだろうな、と考えたことをやってった感覚が強いです。でも、確かにこれは次の関東サーキットで活躍してっていくれるような曲に仕上がったとは思います。


ーー歌詞中の〈GIG〉という単語からも臨場感が醸し出されていますよね。ライヴバンドとしての意識が言葉になっている歌詞だと感じます。

HAKUEI:歌詞はまさにそういう感じですね。自分の素直な気持ちとして、本当にステージっていうのは自由に表現することが出来る場所だし、多分そういう場がなかったらいろんなことの帳尻が合わなくなっちゃうんじゃないかな?っていうくらい、自分にとっては大切なんですよ。そういう意味で、この「Lady god」っていう曲はバンドの持ってるグルーヴ感とか疾走感がわりとダイレクトに出てるし、ライヴと直結するようなダイナミックさのあふれた曲になってるんで、歌詞もあんまり細かいことは考えずに書きました。人間が生きてくにはいろんな難しいこともあるし、世の中がイヤになっちゃうこともあるけど、ライヴの時だけは解放されようよっていう詞ですから。ほんと、そこだけはどこまでもピュアで嘘偽りがない世界であり、凄い貴重な時間だなって感じます。


ーー〈Dissatisfaction〉というフレーズにはロックらしい反骨精神も宿っていますね。

HAKUEI:Dissatisfactionをライヴで発散しようぜ、っていうメッセージをそのまま詞にしました。息抜きと言ったらヘンかもしれないけど、ライヴっていろんなものを発散出来る場所なんですよ。どんな瞬間よりも熱くなれるのが唯一ステージの上で、ある意味ではライヴの空間って自分にとって生きていくための大切な拠り所なんです。


ーー「Lady god」という曲タイトルは、どのような経緯で決められたのでしょうか。

HAKUEI:ライヴをイメージしてた曲だったんで最初は「Ready go」にしようかなとも思ったんですけど、それだと普通なんで綴りをちょっと変えてみたんです。で、Google翻訳したら女神ってちゃんと訳せたんでこれにしました(笑)。

HAKUEI:ライヴをイメージしてた曲だったんで最初は「Ready go」にしようかなとも思ったんですけど、それだと普通なんで綴りをちょっと変えてみたんです。で、Google翻訳したら女神ってちゃんと訳せたんでこれにしました(笑)。


ーー詞から感じる率直さにくわえ、この「Lady god」はサウンドも大胆にしてプリミティヴです。アレンジや録りの場ではどのように仕上げていくことになられたのでしょう。

O-JIRO:「こうしたい」「こういう感じで聴かせたい」っていう意見やアイディアがけっこういっぱい出て来たので、そのほとんどを採用しながらまとめていった感じですかね。ミスターとは最後でちょっと変わった展開にしたいねっていう話をしてたんですけど、拍子が4分の4から4分の3になる部分は「1曲の中にいろんな要素を入れたい」っていうHAKUEIさんからのアイディアを活かした部分です。テンポ自体は同じでも曲の表情がそこで変化するので、そのへんのリズム的な細かい作り込みは僕がやっていきました。

HAKUEI:メロはほぼ千聖くんが作った原曲と変わらないんですよ。ただ、リフとかはみんなで話し合っていったし、実際にいろいろ弾いてもらいつつ、それをさらに練りながらアレンジしたみたいな。メロがパターン違いで何種類も入ってるところも面白いし、いろんな要素を詰め込んだ盛りだくさんな曲になってます。

O-JIRO:情報量が多くて盛りだくさんなせいなのか、実際には4分くらいだしテンポも速いはずなんですけど、叩いてるとそれよりも体感としては長く感じるんですよ。なんかこれは不思議な曲だなって思います。

千聖:展開がまぁまぁあるんだよね、この曲は。部分ごとのアップダウン差もあってドラマティックだったりするから、そこはHANOI ROCKSというよりもヘヴィメタル寄りなのかも。ギターソロもあれはアンディ・マッコイ(HANOI ROCKS)ではないね。ブルースっぽいロックンロールではなくキッチリとしたフレーズで、そこは俺も「違うな」って自覚して弾いてる(笑)。後半はフレーズがそのまま繋がって次のフレーズに繋がるように作ってて、音が全部繋がっていくんですよ。あれは自分としても面白い試みだし、普通のバンドだったらなかなかやらないような新しいアプローチが出来たと思う。


ーー来年の35周年を目前にした今、これだけキャリアを重ねて来られているうえでさらに新しい試みが生まれてくるとは素晴らしいです。

千聖:いや、まだまだ全然。キャリアとかそんなのはマジどうでもいいぐらいに俺自身は未熟なんで(笑)。まだやってなくてやりたいことは他にもたくさんありますよ。


ーーHAKUEIさんの場合、レコーディングで大事にされたのはどのようなことですか。

HAKUEI:やっぱ雰囲気ですよね。メロディとリズムのマッチング、言葉とメロのマッチングは当然ちゃんと考えながら歌ってますけど、最近ってAI音楽の進化も凄いじゃないですか。シャウトまで本物みたいに聴こえるようなのがあるし、最早ちょっと聴いただけじゃ人間が歌ってるのと区別がつきにくい世の中になってますよね。僕自身はたまたまメロディを真っ直ぐに歌うヴォーカリストではないですし、自分なりのニュアンスで曲を解釈して歌っていくタイプですけど、それでもやっぱり人間らしさとか、生々しい感情的な表現方法とか、そういうものは今の時代だからこそより大切にしたいと感じるんですよ。だから、これまで以上にしっかりとそこを打ち出すことにこだわりました。


ーーアーティストとしての意志を貫かれているのですね。なお、今回の写真やMV「Lady god」でみなさんが着用されている衣装はHAKUEIさんがスタイリングされているのだとか。その点からもアーティスティックな発信力の強さが感じられます

千聖:全員、上半身はニットのコーディネートになってますね。

HAKUEI:いつもだと3人バラバラな感じで、そのバランス感がまた絶妙だったりはするんですけど、今回は敢えてめちゃくちゃお揃いにしようかなと。それで、同じブランドの同じシリーズのニットを3種類それぞれのキャラクターに合わせて選びました。イメージ的には僕もモヘアだし、PUNKファッションをオマージュしてるんですよ。でも、実際に着てみたらそこまで3人揃ってキッチリとは纏まらなかったですね。やっぱり、着こなし方ひとつとってもそれぞれの個性が出ちゃう(笑)。

O-JIRO:とはいえ、スタイリストさんに頼むのとは違った良さがありますね。僕のこともミスターのこともよく知ってるからこそ、それぞれの良いところをHAKUEIさんの視点から引き出してくれてるなって凄く感じます。コンセプト的にはPUNKを意識してたっていうことなんですけど、ちゃんとPENICILLINっぽいPUNKになってるところも特徴的で。こういうお揃いってけっこう楽しいです(笑)。

千聖:まぁ、俺はPUNKS派ではなく基本的にメタル派なんでね(笑)。俺ボトムがボンテージパンツではないんだけど、でもスリムに巻きスカートを合わせることで方向的には一緒になってます。というか、アクセサリーとかも含めると別にどっちでも行ける感じだね。結局は何を着ても俺はカッコいい!ってこと(笑)。


ーーそのカッコいいみなさまの装いを拝めるであろう関東サーキットにて、新曲「Lady god」を披露してくださるのかと思うと楽しみでなりません。

HAKUEI:ライヴではさらに勢いが増す曲になっていくでしょうね、この「Lady god」は。レコーディングで歌ってみては難しさと新しさも感じた分、関東サーキットに向けてはしっかり準備して臨もうと思ってますし、今までにない感じでみんなのことを引き込んでいけるんじゃないかと思ってます。

O-JIRO:今の段階だと、僕はまだちょっと「Lady god」をライヴでやった時のことを意識しきれていないところがあるんですよ。でも、セトリの中のここぞっていうところで活躍してくれる曲になっていくのは間違いないでしょうね。

千聖:音の面でみんなを巻き込んで、ノせていくのは俺とJIROさんの使命だと思ってます。ダークなロックンロールのカッコよさを堪能させらるように、ライヴの場でアガってもらえるようにやっていかないとね。それこそ、HANOI ROCKSの昔のライヴ映像なんてお客さんたちが何故かみんなPUNKSで凄い盛り上がってて、初めて観た時あれはちょっと衝撃的だったんですよ。


ーー1983年収録の『ALL THOSE WASTED YEARS... LIVE AT THE MARQUEE』のですかね。フィンランドで生まれたロックンロールバンドがPUNKの本場であるロンドンでライヴをしたら、意外にもお客さんがPUNKSだらけだったという(笑)。

千聖:多分それ。あの時代はニューウェーヴもロックンロールもパンクも別にそこまで隔たりがなくて、メタル以外はわりと客層も被ってた気がするのね。今回の「Lady god」に関しては個人的にそういう空気感を自分の中で勝手にテーマにしてるところもあるから、と言いつつギターソロではメタル要素も出ちゃってるけど(笑)、いろいろ斬新な感覚をライヴにも持ち込んで行けるんじゃないかな。


ーーファンの方々が「Lady god」をライヴで楽しむのにあたっては、どんなところがポイントになっていくのでしょうか。

千聖:サビの〈Lady god〉のところで、出来ればみんなにジャンプとかしてもらえるといいかも。もちろん、出来ない人もいるだろうから無理はしないでいいけど(笑)。とにかく、ライヴで盛り上がる曲になっていってくれると嬉しいね。

O-JIRO:ライヴってその日、その瞬間にしかない良さも発揮される場だから、その時の自分の気持ちとか、みんなの気持ちとかで変化していくところを僕も楽しみたいなって思います。それに、新曲をやったとしても毎回PENICILLINのお客さんたちってレスポンスが良いんですよ。


ーー確かに。対応能力、順能力がみなさん高くていらっしゃる印象はあります。

O-JIRO:だから、その辺の心配は全くないんですね。それに、たまに新曲でポカーンとされちゃうパターンも僕は決して嫌いではないんですよ。それだけ驚いてもらえるような曲が作れたんだなって思うから。いずれにしても、今度の関東サーキットはそんなに長いツアーではないですけど、密度の濃い感じでやれればいいなと思ってます。


ーー活動年数を増すごとに渋味や貫録が増していくタイプのバンドさんもいらっしゃいますが、PENICILLINは近年むしろ過激化しているところが素敵です。

O-JIRO:年々なんか逆走してる雰囲気は自分でも感じます(笑)。ここまで来たら、もう徹底的に行けるところまで行くしかないですね。


取材:杉江由紀
写真:菅沼剛弘

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(配信スケジュール)
4月20日(月)18:00 SCISSOR
4月21日(火)18:00 FUR / 黒蜜
4月23日(木)18:00 vistlip / ビバラッシュ
4月24日(金)18:00 PENICILLIN

Artist INFORMATION

(release)
「Lady god」
■商品ラインナップ
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「Lady god」Type;A 7,700円(税込)
「Lady god」Type;A
+アクリルスタンド3体付きセット11,000円(税込)
「Lady god」Type;B 7,700円(税込)
「Lady god」Type;B
+アクリルスタンド3体付きセット11,000円(税込)
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(LIVE)
関東サーキット2026
4月25日(土) 西川口Hearts ★FC会員限定(一般発売無)
4月26日(日) 柏PALOOZA
5月09日(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
5月17日(日) 新宿ReNY

開場17:00 / 開演17:30
オールスタンディング8,500円(税込/D別)

■Support BASS:YUCHI (sukekiyo)