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海恵堂異聞:M.c.s. "纏"
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海恵堂異聞:M.c.s. "纏"

2017-09-11 04:54

    外来の宴は始まったばかり。
    幻が現実になることの奇異は、その境界をあいまいにし
    それを許さぬものもいる。

    「あれは宣戦布告よ」

    幻の管理者は憤るだろう。

    ………

    無から湧いて出た饗宴は羨ましい限り。
    何もなかったその場所が、祭りの舞台として組み上がれば
    それを目指すものもいる。

    「こいつぁ、神在の宴が楽しくなりおるわい」

    宴を好む妖は悦ぶだろう。

    ………

    存在なき存在はまだ歩くことも出来ない。
    自分が自分であることすら朧気で、だからこそ
    その子を求めるものもいる。

    「あぁ友よ、わたくしにとって最も愛おしい親友よ」

    夜城の主は黄昏るだろう。

    ………

    そして

    海を探すもの達はまた旅に出る。

    自分たちが生きる海を探して

    自分たちが存在できる。

    海という概念を探して。

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