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3Dプリンタの造形物をつるつるにする装置を作る その3【完成】
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3Dプリンタの造形物をつるつるにする装置を作る その2
前回記事から1か月ちょっと経ちました.
ほぼ完成したのですが,アセトンをミストにする部分でちょっと手こずっています.
前回作った部品を組み立てます.
制御回路も作ります.
プログラムも作って,動作はこんな感じです.
結構もくもくしていますが,実はこれでもアセトンを吹き出す量が足りません.
表面を溶かすためにはもっと大量に吹き出させる必要があります.
ミスト生成器を2機に増やして,更にファンで大量に送り込む機構にかえようと思っています.
引きこもり機の新作も作りたいのでペース早めに作って
今月中には完成させたい.
ではでは(/・ω・)/これまでの回路師の製作物
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3Dプリンタの造形物をつるつるにする装置を作る その1
3Dプリンタで作った造形物の表面をつるつるにする装置を作っています.
イメージとしてはこの画像の左が右になります.
画像は以下からお借りしました.
https://39323939.hatenablog.com/entry/2017/01/08/173239
つるつるにするにはアセトンという薬品を使います.
https://item.rakuten.co.jp/frp/10000045/?gclid=CjwKCAjwt-L2BRA_EiwAacX32dPHicopAXUz5Jk68hbnAJPdvZuZsaXtSCy_40DYoOt6uAGLBD-HcBoCHiIQAvD_BwE&scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868
気化したアセトンを容器に閉じ込めてその中に造形物を入れると,表面が溶けてつるつるになります.
アセトンを紙にしみ込ませてやる方法がオーソドックスでこの動画がわかりやすいです.
https://www.youtube.com/watch?v=lq3nmoUJShU
僕の場合は使用頻度が多いので毎回アセトンペーパーつくるのが面倒です.
面倒なことは嫌いなので簡単に使える装置を作ることにしました.
■設計図
自動で開閉する上蓋と回転テーブル,アセトンのミストの噴出し口がついています.
サイズはH380mm W200mm D200mmです.
■使い方
側面のボトルにアセトンを充填します.
たぶん一回の充填で10回くらい使えます.
円盤の上に造形物を載せます.
正面のダイヤルを回して時間を設定します.
電子レンジと一緒です.
回すとダイヤルの周りのLEDが順番に点灯して設定時間がわかるようになっています.
よくあるお洒落AV機器のボリュームみたいな感じ.
操作は以上!!これだけです!!
あとは上蓋が自動で下りてきて密閉してから,
アセトンのミストがふき出して装置内に充填されます.
設定した時間が経つと上蓋が自動で上がって造形物を乾燥させて完了です.
■製作
アセトンに耐性がある素材で作る必要があるので基本金属で作ります.
CAMでツールパスを生成します.
NCフライスで削り出します.
一部樹脂製の部品もあって3Dプリンタで作ります.
これはアセトン耐性がないので表面をウレタンプスレーで塗装します.
最終形は黒ですが塗装漏れがないか確認するためにわざと赤で造形しています.
サンデーペイント 2液ウレタンスプレー 320mL クロ サンデーペイント
https://www.amazon.co.jp/dp/B00BN0SYXQ/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_gLq2Eb91R2659
9割の部品はできました.
引きこもり機の新作も作りたいのでペース早めに作っています.
今月中には完成させたい.
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