底辺の経済論:徴兵制度はニート問題を解決できるか問題
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底辺の経済論:徴兵制度はニート問題を解決できるか問題

2019-03-04 02:31
    割とネット界隈を中心に「徴兵性になれば自衛隊の人手不足もニートも解決できて一石二鳥」みたいな意見が出される。

    さて、本当にそうなのか?

    ここでは「だって当たり前じゃん」というイメージだけでは論じない。

    以前の記事でも書いたように「ホームレス直前の雇用形態は実は『正社員』」みたいなことだってありえるのが実態経済なのです。

    各国のニート率について




    出典:ニート比率の国際比較をグラフ化してみる(最新)ガベージニュースより

    あれ、韓国なくね?と、思ったので韓国のニート率を外部ニュースから引用

    韓国でも5人に1人がニート、悪いのは社会だ :四角い世界を丸くするより

    韓国の場合、25~29歳のニートの割合は22.8%とのこと。

    日本も7人に1人がニートって、それはない気がするが、実数値ではなく「海外との比較」においては十分参考になりえる数値だと思う。

    (例えば、就職する気の「あるなし」も含めたりすると、色々と数値は変わる)

    年齢については「15~24歳」はまぁ、「就職に苦労してるんだなぁ感」があるので、ちょっとさすがに年齢考えると……な「25~29歳」を選択した。
    (上位国は、他年齢もそんなに変動ないけど)

    ついでにいえば、25~29歳でいえば、徴兵制度がある国においては、徴兵経験がある年齢帯となる。
    もし徴兵が働く機会を与えて問題を解決するのであれば、この年代のニート率は徴兵制のある国で優位に低くなるはず、と仮説を立てた。

    徴兵制とニート率の相関性について

    25~29歳そろそろニートはやばいだろ人口比率20%以上を、上位国と認定すると下記の通り。

    そして、それぞれ上位国と徴兵制の有無について調べる。
    1. ギリシャ(徴兵制あり
    2. トルコ(徴兵制あり、良心的拒否も禁止
    3. イタリア(徴兵制なし)
    4. メキシコ(徴兵制あり
    5. スペイン(徴兵制なし)
    6. スロバキア(徴兵制なし)
    7. 韓国(徴兵制あり
    8. フランス(徴兵制なし)
    結果は、5分5分。

    徴兵制度はニート解決には関係がないようだ。

    では、志願制の場合はどうなのだろうか。

    アメリカ:退役軍人のホームレス問題

    割と世界中で戦争しているアメリカで、退役軍人のホームレス問題が良くニュースになっている。

    アメリカのホームレス 4人に1人が退役軍人(2007年の記事)

    イラク戦争とかアフガン戦争の終結後辺りね。
    アメリカ退役軍人省によると、2013年1月のある1晩だけで、57,849人のホームレスの退役軍人が路上に寝ていた。

    「彼らはかつて英雄だった」ホームレスになった退役軍人たちの肖像(画像集)(2014年の記事)
    とのこと。

    割と現在も根深い問題になっている。

    また、あくまでアメリカの調査結果のため、他国では不明。

    以前、ホームレスの雇用形態について自分の記事で書いたが、その資料に「自衛官」という項目もなかったため、日本ではそういう事態が発生していないと思われる。

    とはいえ、少なくとも「徴兵を失業などの雇用問題の解決策として提示するのは安直」とだけは言える。

    経済は本当に実態を見ずにイメージだけで語られることが多い謎。

    【執筆者プロフィール】
    ・blog:ゲーマー逃避行ブログ
    ・Twitter:@daij1n
    ・プロフィール:
    色々とブログ書いてる人
    ロスジェネ最後の世代辺り。ニコニコ歴はアクセス時間制限があった時代から。
    色々とお仕事で敗北し、ワーキングプアな人間です。

    このブロマガでも色々と書いていこうかと思います。よろしかったら、フォローよろしくお願いします!


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