VTuber作品考察:ゲーム部プロジェクト「監禁動画」のメッセージについて
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VTuber作品考察:ゲーム部プロジェクト「監禁動画」のメッセージについて

2019-03-07 01:16

    ※ この記事は僕のブログから転載しております。(色々と追記や補筆してますが)

    「この世界は不毛だ」

    VTuberのゲーム部プロジェクトの動画で「監禁事件……」というのがあるんだけど、これが非常にメッセージの強い、異色な作品となっている。

    色々と考察要素がありながら、あまり触れられていないので、自称Vtuber評論家たる僕が考察していこうかなっと思った。

    動画の内容は閉じ込められた教室と無限ループの廊下から、離れ離れになったゲーム部プロジェクトの部員たちが出ようと奮闘する。

    部員たちも離れ離れになり、黒板に書き込んだ文章だけがリアルタイムに反映される、というもの。

    ※あくまで個人的な考察となります。

    ネットの投稿作品の比喩か

    この動画のコメントでユーザーが指摘しているように、おそらく、この不毛のループ世界は、ネットの投稿作品の世界を表していると思う。

    彼らならネットでの動画投稿の世界だ。

    何者かになろうとした者にとって、ネットの世界は不毛

    ネットで、何者かになろうとして、実際に何等かの投稿を頑張った人なら分かると思う。

    最初は「一山当てよう」とか「自分ならやれるだろう」とか自信を持っててモチベーションが高いものだ。

    意気揚々と投稿を続ける。

    しかし、何を試してもアクセス数は伸び悩み、何の成果も出ない。

    何人かのグループでやった人ならもっと分かると思う。

    最初のうちは和気アイアイとやっていたものが、最後はみんなドロップアウトしてしまう。

    僕には、あの黒板がメッセンジャーにも見えた

    けっこうみんながモチベーション高い時は、〇〇してみたら?〇〇はどうだろう?みたいなテンションとノリでわいわい書き込みがあるのよ。

    それがだんだん……賑わいが消えていくのはあるある。

    ネットは制作物に対して成果「0」がある世界

    ちょっと考えれば分かるかもしれない。

    どこぞの誰でもない人の作ったものを誰が見るだろう?

    動画投稿にせよ、テキストの投稿にせよ、投稿したところでアクセス数は一桁。

    そうでない日は「0」が普通にある。そんな世界。

    最初の自信が高ければ高いほど落差がひどい

    「あれぐらいで人気になれるなら、自分でもやれるかもしれない。」

    でも、実際の結果は違ったんだ。

    違うとか、そのレベルじゃないほどの差。

    自分を思い知る時ってやつだよね。自分が何者かになれる才能がないっていうのを、強制的に思い知らされるんだ。

    こっそり心のライバル的に思っていた、同じ時期に始めた人たちも、いつのまにかフェードアウトしていった。

    色々と考えてやった、工夫もした、それでもダメだった。そんな具合だと思う。

    ネットで何かをするっていうのが、これほどまでとは思わなかった。

    道明寺晴翔の吐いた「一人きりだ」という言葉は「彼」らしいと思う

    部員の2名は自然にフェードアウトした。

    これが普通だと思う。

    道明寺晴翔は諦める際、「一人きりだ」と残した。

    多分、個人的な考察だけど、現状を考えず能天気に書き込みを続ける部長に対し、本当は、直接的な言葉が浮かんでいたのかもしれない。

    「周りを見て、現実見ろよ。もう無駄だよ、と。」

    これを、

    「一人きりだ(察してくれ)」

    に留めたのは、おそらくギリギリでの理性と良心が働いたんだと思う。

    一人、書き込み続ける部長に配慮した。

    道明寺晴翔は大人だな。

    僕だったら上記の方で諦めさせちゃうか、フェードアウトだわ。

    数字が口以上に物語る世界でこれほど孤独を感じることはない。

    この動画が伝えたいメッセージについて考察する

    ユーザーコメントには「ユーザーへの感謝じゃないだろうか」と、ある。

    僕もそれもあると思う。

    ただもう一つ、強いメッセージが隠されているような気がする。

    一言で言ってしまうと

    「もしも、何かを目指して……なりたくて、いや趣味でも、この世界に入ったのなら、そう簡単に見切りをつけて早々に辞めないでくれ」

    個人であろうが、企業に対しても。

    特定の誰かではなく、Vtuber界全体に向けられたメッセージがあるんじゃないかと、個人的に思っている。

    もう一つ、

    「もし良かったら、ひと声かけてやってはくれないか?」

    というユーザーへのお願いかもしれない。

    コメントがある程度あれば、ユーザーからの反応ありとして、数字が出ていなくても企業は継続を考えてくれるかもしれないし。

    コメントが何もない状態というのは一人で壁打ちをやっているような孤独な気分になってしまう。特に動画はそうだろうね。


    考察の背景:年末からVtuberの引退ラッシュが話題に上がるようになった

    後者は、このゲーム部の動画より後なので、あまり関係がないと思うけど。

    Vtuberが活動期間が1年もせずに辞めてしまうケースが目立つようになった。

    それは企業みたいな形でも。

    もちろん上述した通りネットの世界は結果「0」が当然のように続く世界だとは思うので、経営判断として見切りをつけるのは仕方ない部分があるにせよ……


    書き込み(投稿)は「消さないでくださいよ」という道明寺の言葉について

    劇中に「書き込みは消さないでください」という場面があるが、なぜ消してはいけないのか、という根拠は説明されていない。

    この言葉を、無理やりでも、どうしても入れたかった言葉である、と僕は考えた。

    つまり……そこに何らかのメッセージが隠されていると思った。

    Vtuberが活動を辞めた時に全て動画を消す時がある。(いや、ブロガーもYoutuberもだけど)

    すると、まるで「初めから、その人がいなかったような感覚になってしまう」

    この虚しさを伝えたかったわけではないだろうが、ファンの人にそんな思いをさせたくないため、活動としての記録は、なるべく残していく風潮にしていきたい、という意味っぽく思えた。

    もしかしたらこれは、さすがに僕の考えすぎかもしれないが。


    この世界は、不毛だ

    企業がついてて資金があっても、広告を打っても、他の人より優れた何かがあっても、クオリティが高くても、それが数字に結びつくわけではない不毛な世界。

    なのに、何かのきっかけで一気に伸びる世界でもある。

    ネットを通じて何者かになりたい人は「0という数字を直視しても継続する力」を考えて、立ち向かってほしい。

    あの、たった一人でもモチベーションを持ちながら書き続けた夢咲楓部長のように。


    あの時の夢咲楓ちゃん部長の心境を考察する

    これも個人的な考察だけど、あの時の夢咲楓ちゃん部長はこんな心境だったんじゃないかな。

    • 諦めの境地だったが、既に書き続けるのが習慣化していたので、苦ではなくなった
    • 実際、数字上は少なくても見てくれている人がいるのは確か、それを信じた

    道明寺晴翔が戻ってきた時に一切咎めず「もうちょっと頑張ってみようか」と、いつものような感じで接する部長は女神過ぎだわ。

    多分、本人も「これは諦めちゃう人いるよなぁ」っと思いながらやり続けていたのかもしれない。

    みりあちゃんと、涼君罪悪感で泣いてたんだろうなぁっとか。

    そこでいつもの調子で突っ込み、涼にはやさしい言葉をかける道明寺様ですよっ。

    1周年おめでとうゲーム部!

    そんな不毛な世界で進み続けるゲーム部はすげぇよ。

    ゲームもうまい、歌もお上手(特に涼君)、日常も非日常も、今回のような作品だって。

    止まんねぇかぎり、道はつづく……

    だからよぅ……

    止まるんじゃねぇぞ

         rm1
          〉 ク
         j ̄l     ,ャvァ,
        j::::::l     ミt  戔
        j:::::::ト、_ _ 幺wv、「
        t:::::::::::::::::`::⌒ヾニニト、_
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    追伸:

    まぁ、何があるか分からないので簡単に諦めずに継続した方がいいと言った手前ですが……

    やり続けたところで永延と結果が変わらないのもアルアル。

    そう、僕のブログのようにねっ!(10年間で約550記事ぐらい)


    【執筆者プロフィール】

    ・だいじん
    ・Twitter:@daij1n
    ・プロフィール:
    ロスジェネ最後の世代辺り。ニコニコ歴はアクセス時間制限があった時代から。
    色々とお仕事で敗北し、ワーキングプアな人間です。
    ブログはよそで書いてて、ヒットやバズったことはないまま約10年以上書き続けてます。(消したやつも含む)

    このブロマガでも色々な記事をどんどん書いていこうかと思います。
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