• そうでんエレザード【リザ・キッス対策】

    2019-12-09 19:49
    調子に乗って、自分の構築を語っていく。
     まずはエレザードの種族値であるが。
    ●種族値
    HP 62
    こうげき 55
    ぼうぎょ 52
    とくこう 109
    とくぼう 94
    すばやさ 109
    平均 / 合計 80.2 / 481
     CSが高目で、Dも中々であるが、他は壊滅的。
     とりわけ、HとBの低さは、物理ばかりではなくなったとはいえ、ドラパルトのドラゴンアローで余裕の確1。何かを受けるようなポケモンではない。
     一方、特性はかんそうはだ/すながくれ/サンパワーと、中々優秀なものが揃っている。
     今回採用するのは、いずれでも構わない。以前タスキ運用をしていたために、ダイロックやバンギなどの砂対策としてすながくれ個体を使っているが、水ロトム対策としてかんそうはだも有りだし、晴れ軸用のサンパワーも物足りない火力を補ってくれることだろう。

    ●コンセプト
     そうでんで相手のダイマックスをやり過ごす。
     そうでんとは、相手の技タイプをでんきに変えてしまうという、なんとなく微妙な技である。今作でこれを使えるのはエレザードとパルスワン系統のみだが、両者ちくでんでもないので、無効化できるわけではない。
     だが、ダイマックス技ともなれば話は変わる。サンパワーの起点にすべく炎を撃つリザードン。Sをあげるべくダイジェットを撃つトゲキッス。これらの「積んでしまうと対処が厳しいエース」を妨害。本来はSを上げたりひでりにしたりするところを、不一致半減ダイサンダーを3ターン撃たせてしまう。しかも奴らは浮いており、エレキフィールドは作用しない。
     また、相手のダイマックスを耐えるべくこちらもダイマックスを切る必要がある場面は多々あるが、こいつはやり過ごした後に、ダイマックスを切らずに倒せる。
     単にやり過ごすだけならば身代わりオーロンゲで十分であるが、相手の積みを妨害して、有利なフィールドを展開できるという強みがあり、差別化は十二分である。
     ただし、物理や地に足の着いた奴らには、普通に殴り負けてしまうし、汎用性はすこぶる低い。

    ●努力値 性格
    CSぶっぱ おくびょう

     特殊受け運用をするほどのHでもないので、素直なCSである。
     最速リザを抜かねば意味がないため、おくびょうは確定とする。

    ●個体値
     A0 他Vが理想個体だが、対面的にさほどA0にこだわる必要もないと思う。

    ●採用技
    ・確定 そうでん 10万ボルト
    ・候補 なみのり でんこうせっか りゅうのはどう ボルトチェンジ ハイパーボイス
        きあいだま あくのはどう へびにらみ

     今回のコンセプトであるそうでんは確定。DMを終えて縮んだリザやキッスをエレキフィールド化で確殺すべく、火力優先の10万ボルトを採用とする。
     なみのりは交代で飛んでくるドリュに合わせて撃てば、相手がスカーフやチョッキでなければ突破可能な、相性補完に優れた技。
     ほかの候補として上がるのは、からをやぶるパルシェンを破っただけの二枚貝に変えるでんこうせっか。信頼と実績のボルチェン。完全に止められるドラゴンへの打点となるりゅうのはどう。通りの良いあくのはどう。一致で音技のハイパーボイス。ヨクバリスやヨクバリスやバンギラスに刺さる気合玉。
     交代先にも刺さりやすいへびにらみ。PTと相談して弄り倒す余裕はある。

    ●動かし方
     初手に出てくるリザはエレザードと対面すると引くことも多い。でんき受けがいるとまず引くはずで、くさやじめんがいるならば、引くと思ったほうが良い。
     大事なのはダイサンダー3発を耐えるHPの維持と、リザキッスとうまく対面させることである。が、これが非常に難しい。如何せん、相手にとっては不利対面である。
     しっかりと起点を構築するタイプならともかく、起点を用意せずに死に出しされると、一手遅れてしまう。
     そうすると上を取れずにそうでんは意味を無くすので、対面を構築するための手段を講じねばならない。かと言って、2体の対策のためだけにチーム全体に負荷をかけては意味がない。
     強いて言えば、リザ対面ではトリトドンなどのようなダイソウゲンを撃たねば負けるような状況。他には起点役オーロンゲをエレザードで突破するなどである。
     無償突破できるわけでもなく、対面さえ作るのが困難。はっきり言って使いにくいが、それだけにハマれば相手の通信待機中が長引くのをニヤニヤできる、底意地の悪い博打であることは理解していただきたい。大好き。


    ●もちもの
     キッスに1積みされた後に出してもそうでんを先に撃てるスカーフ。リザのダイサンダー3発目あたりで発動する1/3回復実。この戦法以外で通常の動きをするなら強いタスキあたりが候補である。
     スカーフの場合、交代するかダイマックスを切るかする必要があるし、1/3回復実は物理でコロリと落ちるコイツに刺さる場面は低い。

    ●補足
     エレザード自体は、ミミッキュのシャドクロ・かげうち無効。ミミッキュより足が速く、相手の手持ちにいつだって鎮座するモグラへの有効打もあり、威嚇を鼻で笑うギャラ倒すマンであり、高速アタッカーとして最低限の動きはできる。
     水ロトムを封殺する乾燥肌+パラボラチャージも強く、採用率の低さから型も読まれにくい。
     こんなピンポイントかつ難しい構築に頼らずとも活躍の機会は多いと思う。

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  • ヨクバリス育成論【フルアタオボン】

    2019-12-08 11:36
    ポケ徹育成論に投稿したことがない上に、ポケモン対戦初心者である私が論じるのも妙であるため、こんなところに書いてみる。

    今回は生放送で非常に多用している、物理受けヨクバリスである。
    12月に入ったころから、その強さが認知されてしまって物理は突っ張らないことも多い。
    種族値や特性に甘えたトップメタを容易に消し飛ばすマイスイートリスたんが中々お目にかかれなくなってしまったのは痛恨であるが、今回は初心者の私でも簡単に使えた、扱いやすいヨクバリスについて論じる。

    ●種族値
    HP 120
    こうげき 95
    ぼうぎょ 95
    とくこう 55
    とくぼう 75
    すばやさ 20
    平均 / 合計 76.7 / 460
    ●個体値
     Sが0。それ以外をVを理想個体とする。
    ●努力値 性格
     H4 A252 B252 のんき
    ●特性
     ほおぶくろ
    ●技構成
     ジャイロボール/じしん/ワイルドボルト/ほのおのキバ

     アタッカーとしては物足りない火力。高いHとBの両立。ノーマル最遅のSと、中途半端が売りだったラッタ枠の割には、前衛芸術的なトンガリ種族値である。
     そもそも、専用技ほおばる。強烈な積み技はらだいこ。安心安定の剣舞を覚えるコイツがフルアタ武装する理由は、技範囲の広さとメジャーへの打点にある。

     現環境で生半可な速度ではドラパルトに上を取られる。100以下なら剣舞ミミッキュのほうが火力が出るという悲しい戦場であるため、多くの使いづらいポケモンが量産されている。

     リスはどれだけ硬かろうが鈍足で、一致技がトップメタに無効化される上に、我が嫁バタフリーなどの一部のポケモンには単なる起点リスとなる。
     何よりてっぺきアーマーガアや壁貼りオーロンゲがポンポン飛んでくる環境であるため、強いとわかっているオボンはらだいこは警戒されて挑発を喰らうか、オボンをはたきおとされて、憐れなHPでゴツメに突っこむのがオチとなる。

     挑発を撃たれるぐらいなら、最初から補助など入れずに遂行対象をとにかく増やすフルアタのほうが、簡単に扱えるというのが本育成論の方針となる。

     このシンプルな型の強みは、HPが倍化するダイマックス(以下DM)との相性が良いことにある。
     物理型がゴリ押しのDMをカマして、HPを半分以上削られたとしよう。
     そこからオボンほおぶくろでほぼ全快して、後出しでDMをするなど、相手の挙動を見てからDMを切るか否かを判断できる点にある。

    A252ようきヒヒダルマ(ガラル):ごりむちゅう
     つららおとし→43.5~52.3%(乱数2発)
     ばかぢから→82.6~97.9%(確定2発)


    A252ようきドラパルト
     ドラゴンアロー→31.6~37.8%(乱数3発)

    A252ようきミミッキュ:いのちのたま
     剣舞じゃれつく→59.6~70.4%(確定2発)
     剣舞ダイフェアリー→85.7~101.5%(乱数1発)

    A252いじっぱりドリュウズ
     アイアンヘッド→29.5~35.2%(乱数3発)

     じしん→37.2~44.3%(確定3発)

    A252ようきウオノラゴン:がんじょうあご
     エラがみ→64.7~76.5%(確定2発)

    A252いじっぱりカイリキー
     インファイト→85.7~102%(乱数1発)

    流石に弱点を二度、三度と受けるとやられてしまうが、格闘タイプ自体が少なく、主だった環境トップ勢にはかなり強いと言えるだろう。
    一方で攻撃性能だが。

    ジャイロボール
     AS252H4ようきミミッキュ→126.7~149.6%(確定1発)
     AS252H4ようきヒヒダルマ(ガラル)→121.1~143.3%(確定1発)
     H4ドラパルト→53.6~63.4%(確定2発) ※S無振りでも威力150
     H4準速サーナイト→121.6~144%(確定1発)
     H4最速トゲキッス→88.1~104.3%(乱数1発)

    じしん
     B252H4ドリュウズ→54~63.7%(確定2発)
     H4ドリュウズ→74.5~88.6%(確定2発)
     HB252ウインディ→39.5~46.7%(確定3発)

    ワイルドボルト
     H4ギャラドス→119.2~140.3%(確定1発) 威嚇込み79.5~95.9%(確定2発)
     HB252アーマーガア→38.1~45%(確定3発)

    ほのおのキバ
     HB252のんきナットレイ→48.3~59%(乱数2発)
     H4ゴリランダー→38.6~45.4%(確定3発)

     最遅個体にすることにより、ジャイロボールで見れる範疇が広がるし、生半可なアタッカーではリスとのダメージレースには勝てないが、ナットレイやアーマーガアなどの物理受けは食べ残しや積み技、宿木などで受けきられてしまう。そもそも物理受け同士ならば回復ソースが有限なリスは分が悪く、役割対象ではない。
     ただし、その技範囲から容易な受け出しは難しい。後続への負担軽減にもつながり、読み次第でサイクル戦を優位に進めることもできる。

     DMで積んで制圧する環境において、サイクル戦は受けだし不可の場面を構築する前哨戦ともなりがちだが、構築にトリルの相性が良いブリムオンを据えることで、トリル要員のブリムオン先発を読んでなのか、ドリュウズ先発が多発する。
     また、オボンはらだいこ型を読んで挑発してくるオーロンゲやアーマーガアも多い。ナットレイは宿木を撃ってくる。
     ドリュウズは対面で圧倒的優位であり(突破されるならアイヘひるみか一撃程度)、物理受けや起点要員は速やかにブリムオンに引けば、ステロやあくびを撒きたいカバも、挑発したいオーロンゲやアーマーガアも、高確率で自滅してくれる。
     なので、相棒枠としてはトリルエースとしても、苦手な害悪への対処としても強い、マジックミラーブリムオンが適任ではないだろうか。鋼への打点であるマジカルフレイムを持ち、ナットレイのジャイロも実数値50ダメージ程度で耐える。
     
     耐久指数云々までわからぬ新参故、ABぶっぱよりも、Hへの努力値配分をするほうが良いなどあるのだろうが、如何せん、生まれて初めての育成個体。生まれて初めての対戦で使った個体であるが故に、ひらにご容赦願いたい。

     実戦経験で言えば、ドリュドラパルトミミッキュを3タテしたり、ダルマドリュミミッキュを3タテしたり、物理相手に驚異的な活躍をすることも多々あり、ミミパルトだらけの最序盤には選出率99%を誇った。
     現時点でエグい特殊エース性能を誇るリザードンやトゲキッスにはまず勝てないので、別の対策を用意しなければならない(そもそも役割対象外)

     物理アタッカーに強いガラルのきのみ番長。流行りのはらだいこ型やほおばる型を餌に、積まずに殴るこいつは、思わぬ無償突破を果たしたりもする。
     ブサイクだ、憎らしいと言われ続けているが、ながらく連れ添うと愛らしい瞳に、鼻をヒクヒク動かす仕草がベリーキュートな、ゆるふわ愛され系リスたんに見えてくる。

     物理受けで、そこそこ万能な子が欲しいときに、候補の末席にでも加えてやってみてはどうだろうか。
  • CoCシナリオ「温泉旅館の怪」

    2018-11-25 04:472

    自分で回す用の走り書きですが、ご参考までにどうぞ

    あらすじ

     秘湯を求めたり紹介されたりして、某北国の山間にある温泉旅館に来た探索者。
    料理に舌鼓を打ち、温泉で身も心も癒していたのだが、一泊して朝、外を見ると銀世界を通り越して、南極にでも来てしまったかのような風景だった。
     凍り付いた山間。途絶えるライフライン。小さな温泉旅館は突如として陸の孤島となり、探索者たちを閉じ込める。


    流れ
     初日夕方前旅館到着→食事、風呂→翌朝に客が1人行方不明→探索開始
     最終的にノフ・ケーをおびき寄せて倒せばクリア。


    ・女将、東雲六花の挨拶
    ようこそ旅館ゆきむすめへ。遠くから足を運んでいただいてありがとうございます。
    当旅館の女将の東雲六花と申します。何かとご不便をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
    小さな旅館ではありますが、ロビーに案内板がございます。皆さまはAのお部屋となりますので、ごゆっくりお寛ぎください。
    七時に御夕飯をお持ちいたします。温泉の他に、郷土資料なども展示しておりますので、よろしければご覧ください。

    ・一時間ほどの猶予
    風呂に入るもよし、郷土資料を見るもよし、部屋でくつろぐもよし。

    ・食事
    冬瓜の煮物 鹿肉のステーキ 各種天ぷら 味噌汁 白米 鯛の御造り

    ・風呂
     男風呂だと、ものすげえ龍の刺青を背中に掘ってるその筋の人と遭遇する。じろじろ見てるとガン飛ばされる。

    ・12時消灯を言い渡される。
     特にすることが無ければ寝てもらう。

    ・朝食時に、女将から山下イサムを見かけていないかと聞かれる。その後、従業員のタケシが脱衣所で山下の浴衣を発見して、調べてみたところ、血痕を発見する。
     タケシが「まさか雪男じゃないよな……」とつぶやく。探索開始。



    温泉旅館「ゆきむすめ」
     小さな温泉旅館。N県某市の巣戸羅山の奥にあり、秘湯としてごく一部の温泉好きの間で有名なのだが、地理的に非常に便が悪く、有名なのだが中々人が来ない。
     旅館は小さなもの。他に施設もないので、なおさら流行らない。
     築数十年の古く小ぢんまりとしているが、手作りのような風情があり、高級感はないが安っぽさを感じるほどではない。


    【旅館内施設】
    フロント
     各部屋の鍵や台帳などが管理されている。基本的に六花はここで受付業務などをしていることが多い。
     トランプや麻雀を貸してくれる。

    売店
     おみやげ屋。ビールなどの酒類やタバコやお菓子など、嗜好品なども置いている。

    郷土資料室
     かつてこの場所にあった集落、素戸羅に関する郷土資料展示室。
     観光向けに説明されたものであり、300年ほど前の文化などを説明した手作りのポスター形式のものが並んでいる。
     畑作と狩猟で生計を立てていたらしいが、獣の数が減り、稲作には向かない土地であったために衰退してやがて消えた。
     現在の旅館は集落のあった場所に建っており、温泉は当時から村の共有財産だったとのこと。
     この旅館は当時、村にあった巣戸羅寺を改築して出来たものであるらしい。

     旅館雪娘の名前の由来となった、妖怪雪娘の伝説についてのポスター記事もある。
     ある吹雪の夜、子の居ない老夫妻の家に、色の白い美しい母親と娘が尋ねてきて、子供を預かってくれないかと頼まれた。
     快く請け負った老夫妻は娘の面倒をよく見ていたが、娘は大層風呂ギライで、見かねた老夫妻が強引に湯につけてやり、しばらくしたのちに様子を窺うと、娘がつけていた櫛だけが湯船に残っていたという。
     という少し悲しい妖怪の話。

     また、素戸羅集落には雪男の伝説が残っており、ちょっとしたおふざけ記事のように、雪男の想像図などが並んでいる。
     二本足で歩くとも、四本足で歩くともいわれ、他の雪男伝説と違う部分は大きな角を生やしている点。

     観光向けとして、狒々洞という鍾乳洞の案内もある。
     徒歩30分ほどのところに、小さいが夏場は涼しい鍾乳洞見学ができると書いてある。

    部屋
    A 探索者用 
    アイデア/目星/知識でロール。
            1成功:部屋に違和感。
            2成功:畳に違和感。十字に畳が敷いてある。
            3成功:畳が不祝儀敷きになっている。これは葬式など不幸にまつわる行事のとき。或は、寺院や大きな和室でない限り、縁起が悪いのでしない敷き方である。

      畳をはがしていくと、地下へと続く鉄扉がみつかる。


    B 空き部屋 

    C 斎藤太郎の部屋 風呂に行く以外では部屋に斎藤がいる。概ね、話を聞くぐらいしかできないが、基本的に協力的。間取りはAと同じ。

    D 山下イサムの部屋 鍵は閉まっている。何らかの方法で開けると、二日目朝以降、風呂に行ったままの状態なのか、生活感のある感じに散らかっている。

    E 空き部屋 特に何もない部屋。だが、この部屋に目星を行うと、Bの部屋を探索する前なら、Bの部屋の探索にボーナス。探索後ならばBの部屋との差異から、違和感を覚える。(Bのほうが不自然だったと告げる)
     探索者が複数。性別が別れている場合はこちらにも追加で入れる。


    事務所
     事件後、許可をもらって入ることができる。二階建てで、一階が事務所。二階が東雲姉弟の住居。
     一階の本棚から《図書館》で素戸羅奇伝が手に入る。

     二階には基本的に入れてくれないし、行っても何もない。


    地下室
     灯りなどはない、じめじめとしたかび臭い個室。岩屋のようで、相当古いものだとわかる。
     部屋の中央に錫杖と漆塗りの文書箱が置かれている。

     錫杖:オカルトで判別すると、何らかの法力のようなものが宿ってるんじゃないかな、と思う。
        クトゥルフ神話技能+アイデア:魔力が宿っているアーティファクトであることがわかる。攻撃用ではなく、これを依代にして結界を張るための道具であることがわかる。

     
     文書箱:開けると和綴じの古書と一枚の和紙が出てくる。

     和紙:かなり古いもの。日本語-20で解読可能。
        訳すると、「かつてよりこの地を荒らしていた白き獣に対抗すべく、退魔の呪文を身に付けたものの、その獣を打ち倒すには至らず。幾ばくかの時間、獣の動きを止めることはできたものの、ただそれだけであった。既にこの村に戦うことのできる者はおらず、私が身に付けた呪文だけでは対処のしようがない。いつか獣の脅威を取り払おうという勇者が現れしときのため、私が身に付けた呪文の一切を記す」


     古書:大毘盧遮那経(だいびるしゃなきょう)
         日本語の半分で解読可能。サンスクリット語の数値分プラス補正。

        

        解読に成功すると、呪文を覚える。


    不動金縛りの法
     錫杖の周囲10mの生物、悪霊の動きを封じる呪文。消費MP5。
     印を結び、呪文を唱えるため、2ラウンド必要。(2ラウンド目に発動)
    「おん・きりきり」「おん・きりきり」「おん・きりうん・きゃくうん」


    魔界除災符
     魔の者からの攻撃を完全に無効化できるが、効果は一度きり。持っているだけで良い。
     命が尽きるまでに作り上げた二枚の護符を遺す。どうか役立ててほしい。
    (二枚の護符がはさまれている)

    簡易式の護符の作り方も掲載されている。和紙に朱墨で霊力を込めながら丹念に書き上げる必要があり、作成時に1MPを消費するごとに、ダメージを1ポイント減らす防壁を構築することができる。
    急急如律令と呪文を発する必要があり、《回避》や《受け流し》を放棄する代わりに使用することができる。




    【旅館外】
     裏庭
     タケシの作業場。木材などが無造作に置かれている。
     ドラグショベルが置いてある。また、倉庫には工具などが置いてあり、欲しいものがあれば持って行っていい。《目星》で灯油缶(10リットル)は見つかる模様。



     夏は鍾乳洞見物ができる「狒々洞」(ひひとう)という洞穴が徒歩30分ほどのところにある。観光用に整備されていない。
     
    ・狒々洞
     5分ほどで最奥に辿りつく細い洞穴。灯りなどの観光用施設はなく、鍾乳洞なので岩盤は柔い。


     日中に近づいたら《聞き耳》の二倍で判定。中から今までに聞いたことのない、野太く荒々しい獣の息吹を感じる。身の毛のよだつような声を聴いてしまった探索者は0/1d2のSANチェック。
     中に入ると、5分ほどで掘られたような広がりがあることに気付く。中には鹿や猪などの骨に混じって、まだ古くない人骨などが見つかる。
     医学なんかで調べると数日以内に捕食されたことがわかる。



    【旅館ゆきむすめ内にある資料】
    ・資料展示室
     湯冷まし程度に読むちょっとした郷土資料の展示


    ・従業員用室
     六花の曽祖父が遺した伝承などが残っている。

    《図書館》
     巣戸羅奇伝
      白い獣の伝説について書かれた本。全部読むのに三時間ほどかかる。

      白い獣は、必ず大吹雪の夜に現れる。
      ヒグマを超える大きな体躯に真っ白な毛皮を持ち、巨大な角がある。
      人を襲うのでこれを駆逐すべく男衆が山に入ったが、すべて返り討ちに遭ってしまった。
      村の寺の一人息子がこれを退治するための秘術を身に付けて帰って来るも、既に村は壊滅状態であり、人々は村を棄てて麓の村に移り住むことになった。
      
      白い獣の毛皮は分厚く、矢を通さないほどである。角は人間など軽く一突きで殺すほどに強く、その大きな鉤爪は人を容易く切り裂く。
      火は苦手のようで、大きな火を焚くと近寄ってこない。

      吹雪がやむと白い獣は現れなくなる。しかし、白い獣が現れると犠牲者が増えなければ吹雪がやまない。
     
     


    【人物】
    東雲六花
     旅館ゆきむすめの女将 24歳。
     曽祖父の頃から旅館経営をしており、他に継ぐ人間がおらず、やりたいこともないので毎日温泉に入れることもあって女将をしている。
     食事は全て彼女の手作り。
    《料理》80 《経理》70 《信用》60 《回避》35 《説得》60 《言いくるめ》50 《値切り》40 《聞き耳》50 《目星》30 《制作:木工》50 《応急手当》50
    STR8 CON8 POW12 DEX13 APP16 SIZ12 INT13 EDU16 
    HP10 MP12 57


    東雲タケシ 22歳
     旅館ゆきむすめの番頭。六花の弟。
     雑務全般をこなす。重機械操作【80】を持つ、元土木作業員。
     温泉の管理を引き受けている。
    《重機械操作》80 《機械修理》70 《電気修理》70 《運転》50 《歴史》30 《登攀》70 《回避》50 《罠狩猟》60
    STR14 CON13 POW9 DEX10 APP12 SIZ15 INT10 EDU12
    HP14 MP9 


    斎藤太郎 46歳
     旅行客。温泉好き。
     道楽人であり、各地の温泉を巡る中、秘湯と呼ばれる温泉に辿りつく。基本的に単なるモブキャラ。
     道楽者でお気楽者。金持ちで基本的にお人好しなので探索者には協力的。
     《目星》35 《聞き耳》40 《芸術:ハーモニカ》80 《図書館》75 《信用》80 《精神分析》60
    STR12 CON7 POW15 DEX8 APP14 SIZ10 INT12 EDU18


    山下イサム 38歳
     旅行客。極道。
     切った張ったの療養に温泉に来た。なんでこんな面倒なところに来たのかと言えば、ちょっと身を隠したいということもあってのこと。
     二日目の朝に露天風呂で血痕だけが残ったまま行方不明。



    【ボス】
    ノフ・ケー 《誇り高き白き獣》

    HP27 4
    str25 con20 siz25 int15 pow20 dex12
    鉤爪 45 1d6+2d6
    角で突く 60 1d10+2d6
    9ポイントの毛皮(炎で焼けば4ポイントに減少)

    【呪文】
    不動金縛りの法 
    3ラウンド間、相手の行動を完全に止める。本来は自分の周囲3mほどにしか効果が無いが、錫杖が触媒になることで、離れた場所で、広範囲に使用可能。


    ドラグショベル 装甲5 耐久20 
    アーム 【重機械操作】 1d8+4

    車の突進 3d6 反動で1d4ダメージ