ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

  • 若い力の後押しにより生まれた「バベル」

    2018-07-14 21:53
    2018年も後半に入り、人工モノクロームもこれからしばらくは新たな作品の量産体制に入っていくつもりです。という訳で、7月一作目のMVを本日公開いたしました。

    この作品に関して僕が特筆したいのは、イラストを描き下ろしてくださった「もちあざらし。」さんについてです。僕がピアプロを通してもちあざらし。さんのイラスト作品に出会った当時はまだ中学生であり、現在は高校に進学されていますが、とてもお若いのにも関わらずどの作品も非常に愛嬌があって美しく、自身のスタイルを確立されている印象を受けて驚いた記憶があります。

    また、もちあざらし。さんは心の底からミクが好きなんだ!という気持ちを普段から強く表明されており、好きなものを遠慮なく「好きだ!」と宣言できるのは本当に若さゆえの特権だと思います。そんな若さが生み出すエネルギーが「好き」のパワーをさらに増幅させ、その結果の一つが、クオリティの高いイラスト作品を次々と発表されていることではないかと、僕は勝手に考えています。

    人工モノクロームの作品において「若い少年・少女」が主人公となっているものは「バベル」に限ったことではありませんが、その「バベル」という楽曲にもちあざらし。さんの若い力が生み出したイラストが組み合わさったことで、楽曲自体が持つメッセージもより一層説得力を増したと感じています。もちあざらし。さんにはイラストを描き下ろしていただくにあたって無茶な注文もしてしまいましたが、それに見事に応えてくださったことには本当に感謝しかありません。

    もちあざらし。さんに限らず、人工モノクロームの楽曲にイラストや動画を提供してくださった方々のうち僕よりお若い方の割合はかなり高く、本当に僕たちはたくさんの若い力に支えていただいているのだな、と改めて痛感しています。もう若いとはいえない僕たち大人の方こそ若い方々の支えになっていかなければならないのに、全く以ってお恥ずかしい限りです。

    ところで、もちあざらし。さんと同じく高校生の方が僕の知り合いに一人いるのですが、あるとき彼女が「世界の平和に貢献できる人になりたい」と夢を語ってくださりました。僕が高校生だった当時はとりわけ好きなことも特別な夢も持っていなかったこともあり、彼女の夢を聞かされたときは強い衝撃を受けました。

    彼女を含めて実現するのが難しいと思しき夢を持ち、そのために邁進している若い方に対して、僕を含めた人生の酸いも甘いもある程度知っている大人の中には嘲笑う人もいるかもしれません。でもそんな風に若い方たちの真剣な願いを大人が握りつぶすことはあってはならないのです。むしろその願いが叶えられるよう支えたり、手を差し伸べたりするのが大人の役割ではないかと思うのです。

    日本は少子高齢化が急激に進み、「中高年世代を若い世代が支えている」・「中高年世代が若い世代から搾取している」という構図ができつつあるようにも見えますが、それがもし本当であれば絶対に間違っています。むしろ中高年世代は徹底的に若い方たちを守り、投資し、支えていく必要があるのです。

    僕もいよいよ中年という域に入っていきますが、もし僕より上の世代が若い方たちを守り支えていくつもりがないのなら、その腐敗を何としても僕の世代で食い止めて若い世代を守ろう…そして僕と同じ考えを持つ大人が一人でも増えてくれたらと、ただただ願うばかりです。
  • 広告
  • 例え苦難が続いても、それでも世界は美しいと胸を張って言えるように~「雪のために花が散るなら」

    2018-06-30 22:27

    人工モノクロームの6月二作目の新作MVです。

    この楽曲に関しては歌詞は普段通り八白におまかせで、僕の方はとにかく徹底的に美しい音を次々と作って、それらを用いて美しい旋律とハーモニーを奏で、一つの美しい楽曲として纏め上げるということを意識したつもりで、実際の制作に伴って最初は異世界・ファンタジーにしか存在しない光景をイメージしてみました。しかしながら、人間…というよりは少なくとも僕の空想力には限界があって、いくら現実に存在しない美しい光景を空想してみたところで、やっぱり僕が過去に現実世界で訪れた様々な場所で見た美しい光景の数々には到底及ばないものなのです。

    結局のところ、この楽曲は異世界・ファンタジーにしか存在しない光景をイメージしたものではなく、これまでの人生で僕が現実に見てきた美しい光景からインスピレーションを受けたものでしかありません。それでも、この作品を聴いてもし少しでも「美しい」「綺麗」というような印象を受けた方がいらっしゃるとすれば、間違いなくあなたや僕が生きている現実のこの世界は美しいということに他ならないという証左だと思います。

    何となく哲学的な話になってしまいましたが、「命短し 苦しきことのみ多かれど」それでも僕が生きる現実世界は僕にとってはとても美しいものだからこそ、僕はまだまだ死ぬわけにはいかない、寿命が尽きるまで生きて生きて生き続けたいと願うのです。所詮は限界のある人間が思い描く夢を追うことよりも、現実世界で僕がまだ知らない美しいものを追いかけたいと思うのです。僕がそんな風に思うようになったのは、数年前にうつ病を患ってしまったものの、必ず回復すると信じて辛抱強く治療を続け、健康な方とほぼ変わらない日常生活を送れるようになったのがキッカケです。

    例え現実の生が辛く苦しいからと所謂「バーチャル」というものに逃げ込んだとしても、そのバーチャルですら所詮は現実で作られたデータの集合体に過ぎず、結局人間は現実から逃げ切ることなどできないのです。ミクを始めとしたVOCALOIDの歌声にしても、間違いなく現実に存在する歌声だからこそ聴覚で感じ取れる訳です。

    だから現実が辛く苦しくて絶望している方は、是非とも現実に存在する美しいものに目を向けてみてください。窓から見える青い空や木々や草花、小鳥のさえずり、或いはビル群のような人工物…何でも構いません。あなたが少しでも美しいと感じられたものがあれば、まずそれを大事にしてください。そして、少しずつでもいいので美しいと感じられるものを増やそうと試みてください。そうすれば、現実の世界を好きになることができ、ひいては生きているということ自体に喜びを感じられるようになるはずです。他の誰かが言わないのなら僕が宣言します、「あなたや僕が生きている現実のこの世界は、間違いなく美しいものである」と。

    …と、堅苦しいお話はここまでにして、最後に動画の解説をしておこうと思います。まず、イラストを描いてくださったのは水彩画を得意とされている「チョコラテ■□」さんです。そして、動画制作は今回は八白が担当し、前作「ありがとうを歌にして」と同じく歌詞アニメーションには「TextAlive」を使用しました。「TextAlive」は操作性に難があるものの、簡単に表現力の高いVOCALOID-PVを制作するうえで今後も重宝することでしょう。

    ※「TextAlive」による歌詞アニメーションはこちら

    僕の方は今年前半はライブ活動に力を入れた分、楽曲制作の方が滞りがちだったので、後半は美しく、尚且つオシャレでカッコいい楽曲をどんどん作っていけたらと考えています。

    ※ところで俺、実は工場萌えなんだ…

  • ハッピージューンブライド!~「ありがとうを歌にして」

    2018-06-24 20:49

    6月に結婚する夫婦は一生涯幸せな結婚生活を送れるようになるとのことで、それに乗じて僕たちも結婚をテーマにした楽曲を制作し、本日MVとして公開いたしました。


    実はこの作品、僕としては元々「結婚」というよりは「父と子の親子愛」というテーマで楽曲を作ったものだったりします。僕自身が昨年までに個人的に経験した辛い出来事をキッカケに、父が様々な形で、ときには僕の気づかないところで、僕が一人前の大人として成長するためにたくさんの愛情を注いでくれていたことを改めて認識し、それに対する感謝の気持ちを楽曲にしようと考えました。前半と後半でテンポが異なるのは、父親の優しさと強さを表現したいという意図によるものです。

    経緯としてはこんな感じで完全に僕の個人的なわがままから生まれた楽曲であり、普段は作詞に関しては八白の好きなように任せているものの、この楽曲に関してはなんとか「父と子の親子愛」を表現してほしいと強く要望したことで、八白には本当に苦労をさせてしまったなと感じています。その結果「結婚」というテーマが重なったという訳ですが、「父と子の親子愛」についても余すところなく表現してくれていて、八白にはただただ感服するばかりです。

    イラストについては2015年10月に公開の「ワインカプセル」と同じく「L!O」さんに担当していただきました。歌詞のストーリーに合わせて一つ一つ丁寧にイラストを仕上げてくださったため、動画としてまとめるのには苦労しませんでした…と、実はこの作品、人工モノクローム作品としては珍しく八白ではなく僕が動画制作を担当しています。

    というのも、「TextAlive」という歌詞アニメーション制作ツールの存在を知り、これなら僕でも使えるのではないか?と思ったこと、また、動画制作者さんをお招きした豪華なMV作品を除くと普段は八白が動画制作を担当していることから、八白ばかりに苦労を掛けたくないな、というのが理由です。

    手法としては、L!Oさんのイラストをスライドショー化した動画ファイルをあらかじめ作っておき、歌詞のアニメーションのみTextAliveで制作・動画ファイルとして出力し、それらを一つに重ねるというもので、しかも歌詞アニメーションはTextAlive側でおおよそ自動でタイミングを合わせてくれるので細かい微調整のみを行うだけで済み、結果として普段は動画制作をしない僕でも簡単に作れてしまった…という感じです。

    ※「TextAlive」による歌詞アニメーションはこちら

    今後も僕がTextAliveを活用して動画制作を行うことで、八白と僕とで動画制作に掛ける労力を半分ずつ分け合えたらいいなと考えています。

    ところで、「ミク婚」「マリッジミライ」などのワードでTwitterを検索してみると、ミクをキッカケに出会って結婚されたというカップルの報告が結構見られるんですよね…凄い時代になったものだ。そんな風にミクを通して出会ってお付き合いをされており、結婚をお考えのカップルの皆様、今作「ありがとうを歌にして」を以って祝福のメッセージとかえさせていただきますので、結婚式では当楽曲をどうぞご自由にをお使いください!

    それでは、次回作の公開でまたお会いしましょう。

    ※おい俺、いい加減にしないとどんどん婚期が逃げていくぞ…