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この日は、 大忙し
朝は 新聞に目を通したあと、 たくさん溜まった 書類や
手紙のチェックをして、 それから マイ・ファミリーの
世話をして 愛をふりまいて (これ、 時間がかかります(笑))
午後から夕方までは 日テレの 「世界の果てまで イッテQ!」の
収録でした。 そして、さらにその後に ダンスレッスン
スタジオに行き、 パソドブレの練習を
私は すごーく エネルギッシュ その後 お友達とディナーへ。
ホテル ニュー・オオタニの〝ラ・トゥール・ダルジャン〟へ。
レストランのエントランスの ゴージャスなお花
友人の 七星さん、樋口さん、私、ダニエル、ジョニーさんと。
Parisの〝La Tour d'Argent〟の 故 クロード・テライユ
オーナーとは、1970年代から 古いお付き合いでした。
パリのパーティーで、 週末の 狩猟に、季節のロンション
競馬場やら サン・トロペなど よくご一緒したものでした。
長身のクロード・テライユ氏は 大変 伊達男で、
いつもスマートな三つ揃えのスーツ、そして 胸に
小さな紫のカーネーションをつけ一年中さしており、
それが 彼のトレードマークでした。
太い眉と 美しい特徴のあるバリトンの声を持ったクロード。
今は息子さんの アンドレ氏が後を継いでいると、
店の方から聞きました。
彼に息子さんはなかったのにと 不思議に思いました。
私の知っている頃のクロードは、 ハリウッドの ワーナー・ブラザース
社長令嬢と結婚、 女児が1人いましたが その後離婚。
クロードの 洒落た住まい(銀の塔の上)に行くと、 いつも
彼女がいました。お嬢さんが生きていれば、 60歳を
越えている筈。すると お孫さんかな。それとも その後、
再婚して 息子さんをもうけたのかしら。
いずれにせよ、〝息子さん〟と会って クロードの昔話を
聞かせてあげたいな、 と思いました。
なんとなく センチメンタルになる私でした。
久しぶりの 〝La Tour d'Argent〟に 胸がときめきました
フランス産の ホワイト・アスパラガス
大変 太くて立派で とても美味しかったです。
フランスの クラッシック・スタイル。
茹でたてのフランス産 ホワイト アスパラガス
シトロン風味の オランデーズ・ソース
フィレ・ド・カナール・シャラン、今夜の私の鴨は
〝240446〟のナンバーでした。カードの裏には
トゥール・ダルジャン の歴史が書かれています。
お知りにならない方も 多いと思いますので
ここに書き添えしましょう。
『セーヌ河畔より臨む 「銀の塔(トゥール・ダルジャン)。
〝ラ・トゥール・ダルジャン〟の歴史は、1582年、セーヌの
ノートルダム寺院をななめ前に見る 岸辺に始まります。
パリの街は この辺りから 始まったのです。
ベルサイユ宮殿(1682年)は まだ 存在していません。
19世紀末、 その輝かしい歴史に 華を添えたのは
「偉大なる フレデリック・デレール」。彼が手掛けた鴨の
一羽一羽に 番号をつけるという ユニークなアイディアを
実行に移し、 1921年6月21日、 当時、皇太子であられた
昭和天皇を 53,211羽目の鴨で もてなす栄光に 授かりました。
他に パリを訪れる 各国元首、エリザベス女王陛下、
スカルノ大統領も、国賓から 著名・有名人まで、
必ずといってよい程、 訪れる大変な 銘店となりました。
1984年、〝ラ・トゥール・ダルジャン〟の支店として 初めて
ホテル・ニュー・オオタニに パリを思わせる 瀟洒な雰囲気の
レストランをオープン。かの栄光に由来した
53,211話目の鴨から 新たな歴史が 始まったそうです。』
ラ・トゥール・ダルジャンの ロゼのシャンパンで乾杯しました。
最初のお料理 アミューゼは、 お友達も全員、
写真を撮り忘れて 食べてしまいました
オマール海老のカルパッチョと オシェトラ・キャヴィア でした
特製 フォアグラ 三皇帝風
そしてメインの プティ カナール フレデリックのローストマルコポーロ
丁寧なサーヴで
腿肉の備長炭グリエ・カイエット
フォアグラのアンサンブル
クレープ フランベ ベル エポーック ピンク グレープ フルーツの雫
コーヒーと 可愛らしいプティ フール
1997年の 美味しいワイン、 “CHATEAU LA DOMINIQUE”
パリに暮らしていたころの 懐かしさも よみがえりました。
進化し続けている 〝ラ・トゥール・ダルジャン〟の新しいお味も
おいしゅうございました
ラ・トゥール・ダルジャン
東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテル ニューオータニ内
ザ メインロビィ階
TEL:03 - 3239 - 3111
営業時間: 17:30 ~ (ラストオーダー 20:30)※月曜定休
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では 皆さま 次号をお楽しみに。