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ただならぬ事態が 起こっています!
東京の、日本の食の安全を司る 東京都の築地市場の
移転先、豊洲市場をめぐる 一連の報道は
連日 思いもよらぬ 恐ろしい展開を見せています。
テレビに映し出された すでに出 来上がっている
豊洲市場の地下に たまった水。 プールのように
静かに広がる水に 驚いた人は 私だけではないでしょう。
都が 土壌汚染対策に 実施完了したと 説明していた
4.5メートルの「盛り土」が 水産部(鮮魚)や青果などを扱う
いわば 心臓部ともいうべき 主要な部分の建物の下では
「盛り土」されていなかったことが 分かり、市場関係者に
大きな波紋を広げています。
小池都知事は すでに 地下水モニタリング調査の結果
(来年1月)が 出ていないことなどを理由に 築地の移転延期を
決定していますが、ここにきて また 新たな問題が浮上して、
いかに 小池都知事が 正しかったかが表明されました。
小池知事誕生以前、 都は 〝土壌汚染対策工事は完了〟としつつ、
盛り土はしていないことが この度発覚、高さ4メートルの空洞が出現、
配管がむき出しになった地下に空洞、床に広がる地下水!
地下に染み出てたまった水に ベンゼンなど 揮発状有害物質により
地上も汚染されてしまうのは 否めないのでは。。。
ましてや その場所は 水産仲卸売場棟と 青果棟の地下なのです。
知らず知らずのうちに地上の鮮魚たちが 汚染される可能性の怖さ。
配管など、 技術的な問題から盛り土をしていなかったとしていますが、
配管は最初から判っていたこと、なぜ盛り土をしなかったのか?
不思議なのは これ程の問題が判明しているというのに、
判断は誰がしたのか? どこのコンサルタント(日建設計)が設計して、
誰がとおし、 どこの施工会社(大成建設)が 土木工事や 建設工事を行い、
監督者は誰であったのか? 誰によって発注されたのか?
小池知事の、 「都政に対しての信頼を 回復すると言っていることと 逆行する」
都民をだましたことになるのでは?の質問に
「全職員に当然のこととして 改めて 粛正をしていきたいと思っている」
という 〝粛正〟という 憤りの表現を使った会見に 大拍手!
その他、 豊洲新市場の土壌汚染対策は 平成23年8月から
約858億円かけて実施されましたが、当初の586億円から
約1.5倍も! 私達の税金です! 盛り土をされていなかった分、
浮いたお金は どこへ消えてしまったのでしょう?
盛り土で計上する金額なのか、 その浮く筈の巨額の税金はどこへ?
一体全体、誰が巨額の税金を 動かしたのでしょう?
いずれにしても、私たちの驚きとは別に 移転賛成派、
築地市場協会の伊藤裕康会長はじめ 同じく移転賛成派の
東京青果物商業協同組合の泉未紀夫さんも 嘆き、
「安全性に関する風潮被害が 広がるのだけは避けたい」
と語っています。
皆さんの落胆と憤りは 大変なものです。
国民の税金は 誰のものでもありません。
日本の自治体や国のために、立派な用途のために
使用させるべく、国民は 高い税金を国に支払っているのです。
好き勝手な真似は してほしくありません。
小池都知事、どうぞ すべての謎を 白日の下にさらしてください!
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では 皆さま 次号をお楽しみに。