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前人未到の 4連覇を成し遂げた
女子レスリングの ”国民栄誉賞”の
金メダリスト、 伊調馨選手に対して
日本レスリング協会 強化本部長の
栄和人氏による “パワハラ”疑惑が
持ち上がっています。
東京五輪での 5連覇が危ぶまれるほど
伊調選手への 「陰湿なパワハラ」が
起こっています。 こうした危機的状況に
対して、 現況を訴える『告発状』が内閣府の
交易認定等委員会に提出されたのです。
A4用紙7枚に及んだ告発状は伊調選手に
対する栄氏からの“パワハラ”の実状が
綴られていました。 匿名の「B氏」は
安達巧氏と 顔出し実名で 公表することに
よって この問題に対する 重大性を世間に
訴えているように感じました。 告発状が
指摘する “パワハラ”は 3点。
① 伊調選手が師事する田南部力コーチに
対する不当な圧力
② 伊調選手の男子合宿への参加禁止
③ 伊調選手がリオ五輪まで練習拠点と
していた 警視庁レスリング・クラブへの
“出禁”処分
一連の流れと 告発状から読み取れるのは
栄氏の 田南部コーチへの嫉妬心。
高校時代から 栄氏の元で過酷な練習に
耐え、 手塩にかけて育てた伊調選手は
栄氏の見込み通り、金メダリストへと成長
したものの、 09年に 伊調選手は 更なる
成長を目指して 栄氏の元を離れて東京を
目指します。 東京では 1Kのアパートで
1人暮らしをしながら 男子選手との練習を
重ねて行きましたが、これが栄氏の逆鱗に
触れ、“パワハラ”の引き金になったとか。
もともと 男子との練習に批判的な栄氏、
結果的に 彼の指導では 強くなれないと
言われたようなものと 栄氏の力量を否定
されたようなもの との見方もあるようです。
こうして 栄氏と決別した 伊調選手は練習
場所確保のために 当時全日本男子の
コーチだった田南部氏に 男子合宿への
参加を 頼んだのをきっかけに、伊調選手を
コーチすることに。 自身もメダリストの
田南部氏の指導の元、 男子の選手や
コーチと練習するようになって、 今までの
練習は 感覚だけでやってきたのが
まったく 異次元のレスリングが そこに
あったと、 レスリングの更なる奥深さを
知った伊調選手は 10年9月モスクワ
での 世界選手権 (北京五輪以来2年ぶり
となる 国際大会)で 圧倒的強さで優勝
したのです。 ところが、 ここで栄氏は
田南部氏に 伊調選手のコーチをするな、
言うことを 聞かなければ 男子代表コーチを
外すと 脅し紛れに 辞退を勧告したとか。
栄氏の 陰湿なパワハラは エスカレートし、
男子合宿への 参加を禁止され、 その後
警視庁からも出入り禁止され、 練習が
出来なくなってしまったのです。 警視庁の
コーチをしていた田南部氏もコーチを外され
たうえ、 代表コーチも外されて 現在は
出身校の 日体大でコーチを続けているそう
です。 警視庁レスリング・クラブの監督で
協会の 常務理事の土方政和さんは栄氏の
高校時代の同級生。 何て わかり易い
“いじめ”をするのでしょうか。 伊調選手が
所属する ALSOKには練習場がないので
警視庁を締め出されたら 練習が出きなく
なってしまうのが分かっていての行為。
自分の地位を利用した陰湿ないじめの
最たるものですね。 警視庁は国民を守り、
人の安全、 生活を守るもの。 ましてや
こうした 一連の行為、警視庁が国民栄誉賞
を受けた 金メダリストに対するものでしょう
か。 伊調選手が金メダルを取った ブラジル
での オリンピックの際、 伊調選手のみ
エコノミー・クラス、吉田沙保里選手と
登坂絵莉選手は ビジネス・クラスでした。
警視庁のレスリング・クラブに行けない
伊調選手がやむを得ず、他の練習場に行くと
そこにも栄氏の手が まわってくるそうです。
この執拗な嫌がらせをする栄氏、 まったく
スポーツマンとして 風上にも置けない輩。
こんな あからさまな伊調選手、田南部氏潰し
は 呆れてものが言えません。栄氏はスポーツ
マンとして、 弟子の成功を純粋に喜べない
情けない人で残念です。 栄氏はこの件の取材
に対して、 知らぬ存ぜぬ、 身に覚えのない
報道に衝撃を受け、心身が衰弱し、日常生活
を送ることも困難なため、安静療養が 必要と
語っているとか。 事が公けになった途端に
こうした 逃げ口上をいうなんて、 人として
最低ですね。伊調選手が今なお 黙して語らず
としているのは時機を見てのことでしょう。
純粋にスポーツに打ち込み、上を目指した
結果、世界の頂点である オリンピックの
金メダルを獲得した伊調選手。 これが
国民の声援にこたえ、 過酷な練習や 重圧
にも耐えて、素晴らしい結果を出した 選手に
対する仕打ちですか。 “告発状”が出るまで
伊調選手や田南部氏が こんなに過酷な状況
にあることすら 私達は知りませんでした。
栄氏の圧力は 「日本の宝」を、ひいては
次世代を担う選手の芽を摘むことに なりかね
ない重大問題。
おりしも この問題に対する 日本レスリング
協会の理事会が始まっています。 問題の膿を
出し切り、 問題の検証をし、正しく評価され
るよう願ってやみません。 どんな逆境にも
耐えてバネにしてきた 伊調選手、 辛い状況
ではあるでしょうが、 こんな“パワハラ”に
屈することなく プラスに変えて、東京五輪の
連覇に向けて頑張ってください。 一刻も早く
事態を収集し、 安心して伊調選手が 練習を
再開できますよう。 日本政府も 現況および
次世代の選手育成のため、 これを布石
として レスリングに限らず、 コーチなどの
人材育成、 練習場の確保など 万全の
サポートをして頂きたいと 心から願います。
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では 皆さま 次号をお楽しみに。