花嫁衣装のおっさん?!孤独のススメ
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花嫁衣装のおっさん?!孤独のススメ

2016-11-07 22:30
    妻に先立たれ、息子とも音信不通の孤独に暮らす老人。
    毎日同じ時間に祈りを捧げて同じ時間に食事をとる。
    頑固、気難しい、はみ出したことが嫌いなはずの主人公の元へ、記憶のない男が居候。
    言葉をほとんど発さない、生活がまともにできない、自分とはま逆の男といつしか心を通わせる。

    田舎特有のよそ者への、偏見と噂。
    この映画を見て、友情を築いていくお話かと思っていたら、予想を裏切るように、
    まさかのおっさんとおっさんの結婚?!勿論、二人は同性愛者ではない。

    きっと記憶のない男は恋愛感情ではなく、彼が自分の居場所であると直感したからから結婚したいと思ったのかもしれない。
    そしてそんな彼を主人公は何故か亡き妻と重ね、受け入れたのは、彼の心が美しく純粋だったからもしれない。
    愛する息子と重ねたかもしれないが、その心内は本人だけが知っている。

    孤独とは、一人でいるから孤独なのではない。
    どんなに沢山の人間と関わり合っていようが、誰かと一緒にいようが、孤独な人は、孤独なのだ。
    しかし、孤独を救ってくれるのは、祈りでも、故人を思い出すことでもなく、自らの行動力と人だけなのかもしれない。

    独りから二人になり、其処から三人、四人になっていく。
    もうきっと此の主人公は、孤独ではない筈だ。

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