開けば最後・・・虜になってしまった本
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開けば最後・・・虜になってしまった本

2015-02-08 18:26


    好きな作家さんの事を、話す時、どんな風に言えばいいのか解らなくなる。沢山の顔を持ち、

    職業は寺山修司と、言いきる事が出来る、唯一無二の作家、寺山修司。

    其の本に、出会ったのは小学校の時。読書が大の苦手であった私は、図書の授業の最後に、感

    想文を書くのが苦手であった。悪知恵だけは働くので、詩の本を適当に選び、一個だけ読んで

    其の事について書けばいいと、思いついたのだ。

    誰も信じてはくれないが、有名な詩人の並ぶ棚の前に立った時、寺山修司の名前だけしか目に

    入らない。指がどうしても其処に辿り着く。

    本を開いた時、私は金属バットで後ろから殴られたような、衝撃と、若干の嫌悪感・・・狭い

    世界で、自分の目で見たものしか信じないような子供には、理解を超えた世界だったのだ。

    嫌悪感と、同時に沸き起こる好奇心。覗いてはいけないものを、覗いているような罪悪感

    と、高揚感。

    私は夢中になり、立ったまま其の本を読み、終業のチャイムが鳴っている事にも気が付かず

    原稿用紙は白紙のまま、次の授業で外に立たされていたw

    大人になっても、彼の本や、映像、写真への恋心は冷めることはなく、何処に置かれていても

    私の指は必ず其処に辿り着くのだ。


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