• 【ノスフェラトゥ】第1回 Shall We レトロゲーム?【監督(kt)考察読本】

    2015-11-11 00:09


     はいどうも、監督(kt)です。
    普段はあんまし、真面目な話はしない監督(kt)ですが、放送でクリアしたレトロゲーに関しては、自分なりの考察を残していこうと思います。
     
     毎度のことですが、わたくし監督(kt)はただの1ゲーマーであり、まったくゲーム業界の人間ではないです。レトロゲームの世代的には、スーファミ世代ですが、姉がいたのでファミコンやディスクシステムが家にはありました。
     しかし、ゲームが好きになったのはもっと後で、一人暮らしするようになって家で自由にゲームが遊べるようになってからなので、自分はゲーマーとしては、にわかに毛が生えた程度の知識だと認識しています。
     あと、この記事には監督の独断的な部分が多く含まれると思います。
     ですが、「世代による感覚の違いとか、逆に色々教えてもらえると楽しいかな?」的な考えもあったりするので、そういう部分を楽しんでいただければ幸いです。
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    さて、今回扱うのはSFC(スーパーファミコン)の「ノスフェラトゥ」です。

    このゲーム、色々すごいと思わせる要素があるんですよね。




    1985年(昭和60年) - 株式会社セタ設立。

    1997年(平成9年) - 株式を店頭公開。

    1999年(平成11年) - アルゼ(現・ユニバーサルエンターテーメント)が親会社になる。

    2004年(平成16年) - 株式会社企画デザイン工房戦船と合併。

    2004年(平成16年) - ニンテンドーゲームキューブ用ソフト「レジェンドオブゴルファー」     を以てゲーム事業から撤退。

    2008年(平成20年) - 不適切な会計処理により上場廃止(事実上の経営破綻)。12月24日付けで、取締役会にて解散および清算を決議したことが親会社アルゼより発表される[

    2009年(平成21年)2月9日 - 臨時株主総会にて解散を決議。業務はアルゼ子会社のアルゼマーケティングジャパン・周辺機器事業本部に引き継がれた。

    2009年(平成21年)5月25日 - 東京地裁より特別清算開始決定を受け、正式に倒産する。




    まず開発したセタという会社は元々、将棋やちょっとHな麻雀のゲームを作っている会社なんです。

    ファミコンで1988年に「8EYES」というアクションゲームを出したことはあるんですが、
    SFCでも再挑戦とばかりに1994年に「ノスフェラトゥ」が登場しました。
    ちなみに他にもこういう作品を何作かセタは発売しています。

    出来映えはどうなんだ?と不安になる要素てんこ盛りですが、完成度が高いんすよねw



    難易度はレトロゲーム補正をいれても難しい部類に入ると私は思います。
    プレーしてみればわかるんですが、主人公を含めてキャラがヌルヌル動きます。
    この主人公がヌルヌル動くというのは、今現在でもアクションゲームにおいて重要ですが、
    当時32Mという容量の中で、4Mをキャラのモーションに省いていたことからも
    セタの本気度を感じさせられます。
    今回、わたしが挑戦していたときも「プリンスオブペルシャ」のパクリだ!
    【AppleII】1989年10月3日
    【PC98】1990年7月20日
    という流れのコメントが多かったですが、影響は確実に受けていると思いますね。
    裏設定として主人公は、なにかの格闘技を極めているという設定らしく、細かなコマンド式の技なども披露することができます。(監督(kt)はほぼジャブのみでクリアしました)
    しかし、そのコマンドが難しいんすよねwwww

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    残念ながら発売当時の私は、この作品を全く知りませんでした。
    友人の家に「プリンスオブペルシャ」はありましたが、こちらの作品は見たこともありませんでした。

    この作品を知ったきっかけは、ニコ生の所長さんという生主さんのレトロゲーム紹介動画で目にしたことでした。

     関連コミュニティー

    ちなみに所長さんは、レトロゲームに関してはニコ生1、2位を争うくらい博識の方だと
    思います。時々、下手なコメントをすると知らないなら黙っときなさいと怒られますww

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    ゲームの詳細な内容に関しては、ネタバレになるのでTS動画にまかすとして、
    コンテニュー8回で、ステージ選択の裏技を使わないでクリアするのは、正直不可能だと感じました。正直それが、この作品が評価されてない要因のような気がするくらいゲームはよくできていました。



    タイム制限があるのに即死トラップがあったり、うろたえてしまうようなトラップ設置などがあり本当にいやらしいんすよね。あと撲殺おじさんが壁ハメしないと倒せませんw
    「スルー安定」というダクソのようなコメントが流れてて、ちょっと笑いました。

    あと最初の敵がなぜか主人公を完全スルーする仕様など、クリアしても理解できない部分はありますが、クリアする価値はある作品だと思います。

    監督(kt)は、ほぼジャブのみでクリアしてしまいましたが、本来は華麗な技を繰り出しながらクリアすることも出来るので、挑戦した方は、ぜひそのすごさを感じてもらいたいです。

    今回レトロフリークを使用しての挑戦だったのですが、このハードのおかげで、これまで挑戦をあきらめていた作品にも挑戦できそうだなと感じさせられました。

    「ありがとうレトロフリーク!ありがとう一時セーブ機能!!」


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  • 『国内ソフトメーカーの逆襲』【現実遊戯読本】

    2015-10-30 02:52


     はいどうも、監督(kt)です。
    普段はあんまし、真面目な話はしない監督(kt)ですが、国内ソフトメーカーの戦略として重要なコンテンツが登場したので、少しまとめて記事にさせていただきたいと思います。
     
     毎度のことですが、わたくし監督(kt)はただの1ゲーマーであり、まったくゲーム業界の人間ではないので、この記事には空想というより妄想的な部分が多く含まれると思います。
     ですが、「現時点で予言したことが数年後実現したらおもしろいな」的な考えもあったりするので、そういう部分を楽しんでいただければ幸いです。
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    さて、今回国内ソフトメーカーの逆襲と題した記事を書こうと思い立ったのは、
    任天堂が知らない間にマイニンテンドーというサービスを発表(2015/9/30)したということを知ったからです。

    おいおい、そんなサービス1つで国内ソフトメーカーが逆襲できるのかよと思う方も
    いらっしゃるでしょう。
    しかし、これは前々回の記事で触れたスマホでのワンコンテンツエクステンド(1つのコンテンツがデバイスを越えた相互に価値のあるサービスを受け取ることができるシステム)サービスなのです。自分は現在のゲーム市場に即した完成形といってもいいと思っています。
    この逆襲の部分については、あとから説明しますのでまずはおさらいです。

    いやぁそれにしてもソニーかマイクロソフトがこういうサービスをはじめると思ってました。
    スマホとの連携機能が重要視されたNXという新ハードの発表やDeNAとの業務連携など
    なんかどこに行くのかなぁと思ってはいましたが、まさか任天堂とは・・・。

    とりあえず、現時点での各陣営のスマホ連携を比較してみましょう。
    Steamにもスマホ連携はあるが、今回は据え置きハード陣営のみ紹介します。


    PS4陣営→「Playstation App」




    スマホからの据え置きハード向けゲームコンテンツの購入
    ソフト付属のシリアルナンバーをスマホカメラで直接認識
    PS4から直接配信されている放送をスマホで視聴
    PSNアカウントのフレンドとのチャット機能
    PSNアカウントのログイン情報や活動状況の確認などが可能
    PSN独自の公式&ユーザーブログを閲覧できる


    ゲームごとの実績解除があるが、なにか報酬がもらえるわけではない

    XboxONE→「XboxONE SmartGlass (Beta)」





    まだβ版だが、
    スマホからの据え置きハード向けゲームコンテンツの購入
    XboxアカウントのフレンドとのSkype機能(通話とチャットが可能)
    Xboxアカウントのフレンドのログイン情報や活動情報の確認など

    ゲームごとに実績があり、解除することによってアバターの衣装などが手に入る
    これはXboxが最初取り入れたサービスだが、XboxONEではあまり重要視されていない

    任天堂→「マイニンテンドー(発表のみ)」




    これまでデバイスごとでアカウント管理ができなかったニンテンドーIDを統合
    ユーザーの購入情報により解析された有益な情報の閲覧
    Miiを利用したチャット機能(詳細は不明)


    新ポイントプログラムはSteamに似たような機能はあるが、それとは規模や活用の選択肢が幅広い
    データ連携については、まだ詳しい情報はわからないが、スマホ側との相互的な連携が可能なサービスを考えているようだ。

    まだ、絵に描いた餅なのだが、このサービスが始まれば、国内ソフトメーカーにとってみれば
    まさに棚からボタ餅な状況が生まれる。
    なんていったってスマホのゲーム市場を席巻するのは日本の企業なのである。
    もちろん、すべての据え置きゲームソフトメーカーがスマホ市場で成功しているかというとそうではないが、これは逆にスマホ用ソフトメーカーが据え置きゲームソフトメーカーに投資できる基盤が作られる可能性を示唆していることになる。

    これは例えばな話だが、スマホで業績を上げたガンホーが、自社キラーコンテンツである「パズドラ」に登場する人気キャラクターたちが活躍する据え置き用ゲームを作る際に、据え置きハード向けのノウハウを知る会社に外注するなんてことも夢物語ではない訳である。

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    一応、念のために市場規模の現状を説明すると。
    現在、日本のスマホゲーム市場は増加傾向で6000億から8000億規模である。
    ちなみに据え置きゲーム市場は縮小傾向で3800億・・・なんと2倍近くも違うのである。

    しかも、ユーザー数を考えてみてもスマホを持っている人間と据え置きハードを持っている人間の数は圧倒的にスマホを持っている人間の方が多い。

    前々回の記事にスマホゲームに求めるものと据え置きゲームに求めるものは違うというのは
    お伝えしたと思うが、その両方を器用に分業している国内ソフトメーカーが何個かある。

    彼らにしてみればこのシステムやサービスは、魅力的にうつるのはないだろうか。
    簡単に据え置きハード離れした年齢層の高いユーザーたちやスマホゲームになじみの深い
    若いユーザーたちを据え置きハード用のゲームに注目させるのは難しいかもしれないが
    縮小の一途をただるかもしれないと危惧され、手の打ちようがないと思われていた現状は
    少しは改善するんじゃないかと私は考える。




  • 『おまえのそれ違法だからwwwwとか言われる前に知っておかないといけないコト』【現実遊戯読本】

    2015-10-25 07:2283
    さて、2015年10月31日に「レトロフリーク」が国内で発売予定ということが決まり
    レトロゲーム好きな方々は物置にしまったダンボールの中に眠るゲーム達を
    ひさびさに遊んでみようかな?とか
    レトロハード機も好きなんだけど、かさばって仕方ないし、ここらへんでまとめて遊べる
    ハードを購入してみようかな?と思った方々は待ち遠しい限りではないだろうか?



    国内での修理やサポート、日本語の説明書などが期待できるこういった
    レトロゲーム機ハードは、久しく出ていなかったので私個人としてもうれしい。

    しかし、自分が今回購入しようと決めたハードがどういう代物なのか
    しっかりと理解しておいた方が、変な騒動に巻き込まれるリスクを回避できるし
    下手なことを言って、上げ足をとられることもないだろうと思う。

    なので、可能な限りわかりやすく今回は解説したいと思い記事にしておこうと思う。

    なお、毎度のことですが、わたくし監督(kt)はただの1ゲーマーであり、まったくゲーム業界の人間や法律関係の人間ではないので、この記事には誤りも含まれている可能性があります。
     法的な解釈や細かな部分について議論はできませんが、「こういうことがあって、こういう感じになってるんだなぁ」的に肩の力を抜いて読み物として楽しんでいただければ幸いです。
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    まず、日本国内には

    民法709条 「故意または過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

    著作権法119条 「著作権、出版権または著作隣接権を侵害した者は、十年以下の懲役もしくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

    という法が存在します。

    加えて特許権に関しては、ゲームハードのハードウェアで20年間、著作権に関してはソフトウェアで50年間という保護期間があります。

    「割れ行為」や「吸出し行為」、「エミュレーター」、「チーター行為」、「ゲームハード用BIOS利用」とこれらの法との関係をちゃんと理解しておく必要があります。
    時間のない方のために、必ず覚えておいて欲しいことだけを項目ごとにまとめておいたのでチェックしておいて欲しいです。




    【①割れ行為は問答無用に違法行為である】
    まず、割れ行為とはどんな行為をさすのかおさらいしておこう。

    割れ行為とは、
    商用デジタルコンテンツをインターネットからのダウンロードやクラッキングなどの不正な手段を通じて、非合法にコピー・配布・販売・使用を行うこと、および、非合法にコピー・使用されたソフトウェアを所持する行為を指します。
    最近では、お試し用のデモ版にある製品版解除キーをデジタルデータにパッチをつけ解除したり、解除キー自動生成プログラムなどを利用し解除することも「割れ行為」といいます。

    要するに、本来商品に支払わないといけない対価を支払わずに、商品を手に入れ、それを利用する行為すべてをさします。

    非合法にコピーすることも割れ行為とされているため、後で詳しく説明する「吸出し行為」と同列に「割れ行為」を扱う人もいますが、正確には異なる意味合いであり、「割れ行為」はすべて違法ですが、「吸出し行為」は違法ではないこともあるのでしっかりとわけて把握しておいた方がよいでしょう。

    民法709条 「故意または過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

    「割れ行為」は法に抵触する違法行為です。




    【②チート行為は違法なこともある】



    さて、次はチーターについてです。
    チーターとはチート行為を行う人のことであり、チート行為は「通常のプレーでは考えられないプレー」をデジタルコンテンツ内のプログラムを書き換えることによって得ることを指します。

    お気づきの方も多いかもしれないですが、これって一部のMODに似てますよね。
    国内では判例がないので、なんとも言えませんが、この行為自体は違法ではないんですよね。
    海外の判例で、日本のゲーム企業が「本来遊んでもらおうと作った著作権物を改造するのは違法だ」として裁判となりましたが、「購入者が購入物を自由に利用し遊ぶ権利」があるということで敗訴したんです。

    ですが、これはあくまで個人利用の非オンラインゲームの場合です。
    オンラインゲームなどでチート行為や改変データの販売行為を行った場合、オンラインゲームでのチート行為は高い確率でBAN対象となります。というか、BAN対象ですましてくれていると考えたほうがいいでしょう。また、改変データを著作権を保有する会社(または個人)が認めていない形で販売する行為は違法となりえます。



    たとえ、海外の判例で個人利用目的であれば改造が認められているんだと言ってもオンラインゲーム上やオンライン対戦型のゲームなどでチート行為をした場合は、それにより不利益をこうむる人々がプレイヤーや製作者など、たくさん出てしまうわけです。

    特に危ういものとして、非オンラインゲームであっても、知らずに追加DLC用の装備やアイテムなどを解放してしまったりすると、前項に説明した「割れ行為」と同じ状況になるので、本当に注意しましょう。通報されたり、サーバーと接続された状態であれば確実にそれらの情報は製作者側に伝わります。

    加えて改変データの販売については、国内の判例で主人公のパラメータが最高値から始まるよう改変できるメモリーカードを販売していた業者を、コナミが提訴。2001年に最高裁でコナミが勝訴しており、その理由としてゲームの『映画の著作物』としての側面をとらえ、メーカーが意図したストーリー展開の範囲を超える結果をもたらすようなパラメータ改変行為は、『同一性保持権』を侵害しているとされた経緯があります。



    【③吸出し行為は場合によっては違法となりえる】





    吸出し行為とは簡単に言えば、カセット媒体やCD媒体の中に保存されたデジタルコンテンツを何らかの方法で他の媒体に移し変える行為をさします

    著作権法119条 「著作権、出版権または著作隣接権を侵害した者は、十年以下の懲役もしくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

    という法律に加えて

    著作権法30条1項 私的使用のための複製を認める法律(ただし、同条同項1号および2号に該当する場合は除く。代表的な例は"技術的保護手段の回避が施された場合"がある)。

    という法律があります。

    実は、私的目的の複製に関しては、複製元の著作物の所有を求める規定はなく、所有の継続を求める規定も存在しないんです。
    だから、法的には私的利用目的であればなんでも吸出しして複製しても大丈夫!とか思ってしまってもらっては困るのでしっかり続きを読んでください。

    所有の継続を求める規定は存在しませんが、個人(己自身)の所有物の複製・利用については私的複製・利用となりますが、レンタルされたものや借り物については、そもそも所有権を有していないものとして扱われるため、基本的にはグレーな扱いとなります。
    (法的にどうなの?という話になるとソフトウエア著作権の50年を越えていれば著作権保有者側から訴えられるということはないですが、貸した側の人間側が訴えるといったことになれば、借りることによって得られた利益の一部や現行の取引価格の一部の支払いを要求することができる可能性があります。)

    加えて、著作権法30条の中には技術的保護手段の回避を行った私的複製に関しては違法であるとしっかり書かれています。
    (追記:とは言っても、この「技術的保護手段の回避を行った私的複製」という言葉。厳密になにを指しているのか、的を得ないところがあります。コピーする際に暗号化されたものを解いてしまったら技術的保護手段の回避となりダメ、暗号化されたものをそのままコピーし起動する際にのみ解くのであればOK。ということであればコメント欄のご指摘通り、私的利用目的であれば違法ではないことになり得ます。他にもこの法律が関係すると思われることとして、ハードウエア内のソフトウエア(BIOS)などの吸い出しがあると思います。この点については後述しているのでそちらで確認してみてください。)




    この点については、解釈の余地がありそうですが法律側と現状の実態を鑑みて考えると、暗号化されたものをそのままコピーし起動する際にのみ解くのであれば違法でないといえます。



    では、似たようなジャンルとして話題となったDSのマジコンとかはどうなるんだ?という疑問もあると思うので解説します

    驚く方もいるかもしれませんが、マジコン自体の存在は実は違法ではありません。
    簡単にいうと、マジコン問題で明らかになったのは、小学生でもネット上に配布される違法な配布物を利用していたという実態の方です。
    マジコンは、その違法配布物をアップロードしたり、ダウンロードし利用する「割れ行為」を
    助長すると判断され、国内販売を停止させられたわけです。

    まぁ、そもそも個人で自分のDSソフトから吸出しして、それを1つにまとめて利用するためにマジコンを利用する人間がいるのかというとあやしいものだったのも原因の1つです。



    【④エミュレーターの中には違法なものもある】
    よくエミュレーターは違法だ!というコメントを目にしますが、
    それは違っていて、エミュレーター自体は違法ではありません。
    というかゲーム開発には必須なプログラムといっていいでしょう。
    開発者はPCでゲーム開発を行っており、自分が作ったゲームがゲーム機上で
    正しく動作するかを確認するためにエミュレーターを使います。

    では中には違法なものもあるとなぜ書いたかというと、
    「エミュレートプログラム」と「エミュレートプログラムを利用したゲーム機」両方をエミュレーターと日本では呼ぶからです。
    例えば、Aさんはプログラマーで独自にα(アルファ)というゲーム機用の
    ゲームプログラムをPC上で動かすエミュレートプログラムを作ったとします。
    Aさんは無償でそのエミュレートプログラムをネット上に配布しました。
    この時点では即逮捕ということには実はなりません。
    (しかし、この配布行為が技術的保護手段の回避を行った私的複製を助長する行為と判断されたり、α(アルファ)というゲーム機の売り上げによる製作者側がうけるべき利益を害したと判断されれば、配布停止などを法的に言い渡されたり、賠償金を請求されたりしかねないので注意です

    で、そのエミュレートプログラムが他の人間が作ったエミュレートプログラムと比較して
    挙動が素晴らしい!本物のα(アルファ)を使って遊ぶのと変わらない!と
    感動したBさんがそのAさんの作ったエミュレートプログラムを内蔵したβ(ベータ)というゲーム機を発売したとしましょう。
    そう、これはAさんの作ったエミュレーターを勝手に使っているのでβ(ベータ)というゲーム機は違法なエミュレーターということになります。
    〔追記:加えてエミュレートプログラムを自作する際には、基本的には原型を元に改良して作られます。そういった場合にオープンソースと言われるものを使用します。
    オープンソース(ネット上に公開されたプログラム)であっても、使用には付属されたライセンスを守らなくてはならないです。ハードウェアとソフトウェアで著作権の保護期間が違うことにも注意が必要です。〕






    そんなこと購入者にはわからないよ!と思うのも無理はないですが、
    実際にこれは起きた事件で、「Retron5」という「レトロフリーク」と似た製品で
    それに似た事件が起きたのです。

    使用者は、自分が買ったものにそんなものが内臓されているとは知らないので、訴えられる
    対象にはなりませんが、違法なものを購入してしまったことになるので
    いい気はしませんよね。

    ちなみにエミュレーターに関しても実は国内の企業が海外で裁判を起こしています。
    記憶にたよる記事になりますが、別のゲームハードでPSシリーズのゲームを遊ぶことを可能にするエミュレーターを発売した会社に対しての訴訟だったのですが、
    これも国内企業側が敗訴しています。これも「購入者が自由に購入物で遊ぶ権利」などが理由だったように思います。
    ただし、今、再び同じようなケースで裁判があったとして、同じ結果になることを保証するものではないので注意してください。
    なぜなら、たしか、このエミュレーターが発売されたのはまだそのハードが発売されて数年だったはずなので、これはそのハードが売れることによって得られるはずの利益が損なわれたと判断されてもおかしくないといえる事例だからです。



    【⑤ゲームハード用BIOSについてはあまり触れないほうがよい】
    コメントでご指摘があったのでBIOSの取り扱いについても記事にしておきましょう。

    まずゲームハード機をPC上でエミュレートする場合、PC内に仮想ゲーム機を作るんだよ
    と言われれば、なんとなく理解できると思います。BIOSはPS以降のゲームソフトの起動には必須なプログラムで簡単に言えばプログラムを動かすプログラムが必要になると言えばわかりやすいですね。

    このBIOSを手に入れる方法は、ネットからBIOSをダウンロードするか、自分でプログラムを自作するか、直接ゲームハードから吸い出すしかありません。ここで知っておいて欲しいのは

    「基本的にネット上にあるゲーム機ハード用のBIOSは自作プログラムではまずないのでそれを利用するのは「割れ行為」であり違法です。」

    どんなに「自作です!!」と言われても怪しむことが大事です。
    ネット上にあるものを自作されたものであるかを見極められる程度のプログラムコードについての知識がない状態でのBIOSの利用は大変危険です。もちろん吸い出しされたものであったとしても、その配布とダウンロードは割れ行為にあたり違法です。
    残念ながら知らなかったではすまされません。
    (気軽にネット上で配布されている自作BIOSを謳ったプログラムをダウンロードするのはやめた方がいいでしょう。)

    では、ゲーム本体からの私的利用目的の直接の吸い出しについてはどうなのでしょうか?
    正直なところ、この点については知識不足でどのような機序で吸い出しを行っているのか、機序がよくわからないので法的にどうかわかりません。
    (追記:ただし、私個人としては違法行為にあたる可能性があると考えています。「技術的保護手段の回避を行った私的複製」という言葉。厳密になにを指しているのか、的を得ないところがありますが(あえて拡大解釈できるようにしている可能性があります。)、ハードウエア内のソフトウエア(BIOS)などの吸い出しをメーカー側が防ぐために施した保護手段をなにかしらのソフトウエアで解除するのは、私的利用であっても、ソフトウエア著作権の保護期間である50年をすぎない限り、「技術的保護手段の回避を行った私的複製」にあたると考えられ、おそらく違法行為にあたると思われます。)

    最近のネット上にある情報は平成24年以前のものであったり、平成24年以降に知らずに書かれたものがたくさん存在します。

    みなさんも本当に注意してくださいね!


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    さて、いかがだったでしょうか?
    長々と説明させていただきましたが、これだけ理解しておけば、
    レトロフリークなどのエミュ内臓ゲームハードの立ち位置や、ゲームに関係する市場を荒らす悪徳なプレイヤーの存在などが理解できたんじゃないでしょうか。

    まず私はみなさんに問いたい。
    自分がしている行為が違法か違法じゃないか以前に、誰かに迷惑がかかる行為を自分がしているかもしれないと、少しばかり想像力を働かせて欲しいと!

    今回発売される「レトロフリーク」に限らず、様々な機会にこれらの言葉を話題として聞くことが多いと思いますが、正しく理解し、あやしいなと思ったら手を出さないのが一番です。

    一応念のために書いておきますが、私自身は「レトロフリーク」自体は法的にはシロだと考えています。
    カセット購入後、カセットから個人的な利用目的で吸出しを行い、内蔵されたエミュレートプログラムで起動するからです。(このエミュレートプログラムがもし万が一Retron5のように盗用プログラムであったとしても購入者や利用者は法的にはシロというか、下手をすれば被害者となります)
    加えてどうやら、吸出しを行った本体でしか吸い出したカセットのゲームは遊べないようです。



    みなさんの楽しいゲームライフに今回の記事が役に立てられれば幸いです!!

    以上、監督(kt)でした。