dondon式ミク(仮)誕生秘話(?)<中編>
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

dondon式ミク(仮)誕生秘話(?)<中編>

2014-01-23 00:36
    さて、どうにか移植する目処がついたのは良かったのですが、一旦PMXモデルが完成したところで、一つ心配な点がありました。それは「このモデルが上手く他のクリエイターの皆さんに受け入れてもらえるかな?」という点でした。

    当時既に数多くの偉大な先人たちのモデルがあり、そしてまたこれからも、ミクモデルは数多く出てくるだろうと思っていました。そこで、何かこのモデルの特徴となるような点を加えよう!と考え、以下の3つの特色をもたせることにしました。

    1,ボーン構造
    MMD及びPMD(PMX)の仕様では、いわゆる他の3DCGソフトにあるような自由度の高いリグ構造を作ることは困難です。しかし、既に何人かのMMDerの方が素晴らしい独自のボーン構造を考え、公開されていました。
    そこで、他の方の構造を参考にしつつ、独自の構造を追加しました。具体的には、各指分離式の手拡散握りボーン、なめらかに上半身を捻る動きを再現するおじぎボーン、リバースフットもどきの足首構造…など、いくつかの構造を追加しました。
    最終的に色々詰め込み過ぎたため、結果として非常に使いづらい構造になってしまいましたが、色々な構造を考えているときは、非常に楽しかったのを覚えています(笑)


    2,表情
    当時私が大好きだった動画に、屍体愛好癖さんの「AAをMMDで再現してみた」シリーズがありました。このシリーズで、すっかり顔芸…もとい表情の豊かさの面白さにハマってしまった私は、自分のモデルにも出来る限り豊かな表情パターンを作りたいと考えました。この時、ISAOさんの霊夢モデルを参考にしたのですが、複数のモーフを組み合わせても破綻しづらい構造には大変驚かされ、非常に勉強になったのを覚えています。
    結果として、左右分離などの水増し分を含む80以上の表情モーフを作ることができました。


    3,SDEF変形
    私がPMXを採用した理由の一つでもあったのですが、SDEF変形の素晴らしさに惚れ込んでいた私は、極力全ての関節をSDEFで変形させようと思っていました。残念ながら腰の部分だけは、親子関係の関係上BDEF変形になっていますが、基本的にツインテールを含む、ほぼ全ての可動域をSDEFにて変形できたと思います。
    もっとも、SDEF変形の制限(親子関係でないと変形しない)により、ボーンの改造が少し大変になってしまいましたが、それがかえっていい勉強になったと思っています。
    公開後、あるMMDerの方から「ジョジョポーズを取らせても肩が破綻しない!」といってもらえた時は嬉しかったですねw



    ひと通りのモデルが完成し、公開前にテストモーションを読み込ませたのですが、初めて自分のモデルが動き出した時の感動は、今でも忘れられません。

    お気に入りの曲、お気に入りのモーション、お気に入りの背景。
    これらを用意して、再生ボタンを押した瞬間、今まで棒立ちの人形でしかなかったモデルが、本当に魂が入ったかのように生き生きと踊りだした時の感動は、言葉では言い表せないぐらいでした。


    モデル公開前は、自分のモデルがクリエイターの皆さんにどう評価されるのか、ちゃんと受け入れてもらえるのか心配だったのですが、モデル公開後、自分の想像以上に好意的に受け入れてもらえたようで本当に嬉しかったです。

    (後編に続きます)

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。