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UFC、これを書いたら殺される:UFCのメディアコントロールとメディアの自主規制■MMA Unleashed
2015-08-13 22:3833ptOmasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は「UFCのメディアコントロール」の実態! これは必読ですよ!
UFCのベテランカットマン、ジェイコブ・「スティッチ」・デュランが「カットマンまでもがリーボックのシャツを着ないといけなくなったおかげで、これまで得ていたスポンサー収入を失った」旨の発言をしてUFCから解雇されたあと、Twitter上ではこの理不尽な解雇に怒るファンとダナ・ホワイトとの間でしばしの舌戦が展開された。ファンの言葉がよほど癇に障ったのか、あるいは痛いところを突かれすぎたのか、ホワイトはまるで5年ほど前に戻ったかのように荒れ狂い、肝心のユニフォーム制度については何ら有効な説明もしないまま、ただひたすらにファンを罵倒しまくった。
ファンA スティッチを責めないで。会社に金を取られたことは確かなんだから。僕は間違っていますか?
DW お前の考えなどどうでもよいわ。
ファンB スティッチの件はお見事でした。あなたはいつからそんなに頭が悪くなったのですか?
DW びっくりしたなあ。おまえはまずプロフィールの写真を修正しろ。怖いわ。
ファンC リーボックディールは選手の取り分をますます少なくしている。そしてUFCはファン層の気持ちを読み違えている。
DW 1人しかフォロワーのいないヤツが「ファン層」だと?こういうヤツはどこから湧いてくるんだろうな。
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レフェリー田山正雄インタビュー「みんな大好き破壊王・橋本真也伝説!」
2015-08-13 18:54110pt新日本プロレスのメインレフェリーとして活躍し、現在はフリーで活躍する田山正雄レフェリー。新日本時代は橋本真也軍団の一員として破壊王の爆走ぶりを至近距離から目撃。みんな愛した橋本真也の生き様をたっぷりとお届けします! イラストレーター・アカツキ@buchosenさんによる昭和プロレスあるある4コマ漫画「味のプロレス」出張版付きで!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
非会員でも購入できるインタビュー詰め合わせセット par18 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870◉天田ヒロミが見たK−1天国と地獄!! これが格闘技バブルの実態だ!「谷川さんがやるようになってK−1はダメになりました」◉横井宏孝「リングスの怪物くん」ゼロゼロ年代プロ格青春記……「格闘技は前田さん、プロレスは橋本さんが師匠でした」
◉元祖・黒魔術「世紀の呼び屋」康芳夫インタビュー「猪木vs人喰い大統領、空手家vs虎」恐るべき構想……◉スイッチスタイルでUFC復活勝利!川尻達也インタビュー「網膜剥離を乗り越えて――」クラッシャーはこうして進化していた!◉「プロレス 点と線」プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー。「巌流島フジテレビ中止の衝撃」「華名引退の謎」「ヒョードル復活」「人毛デスマッチとは何か」等……。◉プロレス女子が格闘技をやってみた結果/二階堂綾乃インタビュー◉笹原圭一の「書評やれんのか2015」「江口寿史の正直日記/江口寿史」「舞姫/森鴎外」「横道世之介」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
――田山レフェリーと縁の深い安田(忠夫)さんが日本に帰ってきてるらしいですね。タイで「安田忠夫と飲めるカラオケ店」の店長をやっていたらしいですけど(笑)。
田山 帰ってきてるね。
――今度後楽園ホールで開催される橋本真也の追悼興行に合わせての帰国なんですかね(このインタビューは7月9日に収録)。
田山 いや、そういうわけじゃないと思うんだけど。安田さんが橋本さんの興行に来るという噂はあるんだよね。
――あ、そんな噂があるんですね(笑)。
田山 ボクもいまは安田さんとは疎遠になってるから、ちょっとわからないんだけど。安田さんの引退興行のときも「レフェリー頼むよ」とお願いされて、その日を空けておいたんですよ。でも、大会数日前になっても全然連絡がないから「当日はどうすればいいんですか?」って電話したら「ああ、興行の仕切りをゼロワンに頼んだらよ、レフェリーもついてきたから、いらねえ」って。そんないい加減な話はないでしょ?
――ハハハハハハ! 安田さんらしいですね(笑)。
田山 そんな話ばっかりだよ(苦笑)。
――安田さんが練炭自殺未遂騒動を起こしたときの第一発見者は田山さんなんですよね?
田山 そうそう。自殺事件を起こしたときに助けたのはボクなんだけど。安田さんからメールが来たんですよね。「いままでお世話になりました」って。
――ああ、自殺を示唆するメールが……。以前からそういう兆候はあったんですか?
田山 飛び降り自殺をするためにビルの屋上まで行ったけど、諦めた……という話はしてました。メールが来たとき、ボクはちょうど外に出ていたんで、帰り道に安田さんのアパートに寄ってみたんですよ。田園調布南と聞こえはいいんだけど、べつに高級住宅地でもなんでもない場所に住んでいて(笑)。
――地名の響きだけはいいんですね(笑)。
田山 安田さんのアパート、いつも鍵がかかってないんですよ。ドアを開けたら部屋の中が煙で充満してて、部屋の中には七輪が二つ置いてあって燃えてるんですよ。「これはヤバイ!」と思って窓を開けたんです。
――田山さんが駆けつけなかったら、死んでいた可能性も……。
田山 まあでも、ちゃんと練炭自殺するなら目張りしないとダメみたいですよ。煙が漏れちゃう。安田さんはそんな細かいことは考えてなかったでしょうけど、長時間やってたら、いくら煙が漏れるとしてもヤバかったんじゃないかな。
――未遂とはいえ報道されましたよね。
田山 そこはあえてネタにしようとしたんですよ。「エア焼肉をしようとした」とか、焼き肉するために七輪を買ったけど、お金がなくなって肉は買えなかったと(笑)。
――安田さんらしいところに着地して(笑)。しかし、安田さんは本当にギャンブルが好きですよね。
田山 奥さんがギャンブル癖に耐えられなくなって「ギャンブルと私たち家族をどっちを取るの?」って訴えたらしいんですよね。そうしたら安田さん、「バカ野郎!おまえらに決まってるんだろ!」と。
――さすがに家族が大事だ、と。
田山 奥さんは泣きながら「本当に?信じていいの?」と言ったら、安田さんは「賭けたっていいぞ!」って立ち上がったみたいで(笑)。
――そこで賭けちゃマズイですよ!(笑)。
田山 メチャクチャですよ(笑)。あるとき安田さんから携帯に電話があって「家の目の前のコンビニにいる。金を貸してくれよ」って。家の窓からコンビニを見ると、たしかに安田さんがいるんですよ。
――各方面にお金を借りまくっていたみたいですね(笑)。安田さんはギャンブルならなんでも好きなんですか?
田山 聞くところによれば、公営から違法までなんでも。昔ポーカー屋が流行ったじゃないですか。ある人が安田さんに一度連れて行ってもらったそうなんですけど、ポーカー屋の店内の壁に「安田忠夫様 ビッグおめでとうございます」という張り紙だらけだったみたいで(笑)。
――有名人なのにマズイですよ!(笑)。
田山 噂ですけど、四谷にカジノがあったときも安田さんが入り浸って借金して。向こうだって違法だからそんなに強くは取り立てはできないでしょ。最終的には焦げ付かしちゃったみたいで。
――やっぱりプロレス会場にも取り立てはあったんですか?
田山 ボクが知ってるのは、安田さんが新日本入門した頃、◯◯関が道場まで取り立てに来た(笑)。
――ウワハハハハハハハ! ◯◯がわざわざ新日本道場まで!(笑)。
田山 「あれは◯◯じゃない?」って道場も騒ぎになっちゃって。安田さん、電車賃がなくなるまでギャンブルをやりますからね。
――破滅型ギャンブラーですよね。
田山 生活は不規則になって眠れないから睡眠薬をバンバン飲むんですよ。フリスクと一緒。
――それじゃあ精神も落ち着かないですよね。安田さんの話はそれくらいにして、田山さんが新日本プロレスのレフェリーになったきっかけをうかがいたいんですけど。
田山 それは雑誌にレフェリー募集の広告が載ってたんですよ。それでレフェリー試験を受けて。
――レフェリー試験ってどんな内容なんですか?
田山 ミスター高橋さんが試験官で主に体力テスト。腕立て、スクワット、縄跳び。ボクはもともとレスリング出身で体力はあったから、テストを受けた人間の中ではズバ抜けていたんです。
――テストを受けた人間は何人もいたんですか?
田山 10人はいたかなあ。受かったのはボクだけでした。レフェリーはそんなにいらないし。
――レフェリー見習いはどんな生活なんですか?
田山 最初の1年は寮に住んでいましたよ。
――新弟子と同じ生活なんですね。
田山 大変ですよ。トレーニングに至っては新弟子と同じメニューですから。ボクは新弟子テストを受けて入ったわけじゃないのに(笑)。スクワット何千回とか、時には新弟子とスパーリングをやったりとか。
――レフェリー見習いなのに(笑)。レスラーの同期は誰になるんですか?
田山 高岩竜一選手、大谷晋二郎選手ですね。寮長は小原(道由)さんだったかな。
――当時は道場の鬼軍曹として健介さんが相当厳しかったんですよね。
田山 それは有名な話じゃないですか。
――高岩さんが言うには「扉をバーンと開けて、胸を突き出して、周囲を睨みつけながら道場に入ってきた」そうですけど(笑)。
田山 あの頃は三銃士がプッシュされてたんですけど、佐々木選手は足を怪我をしたりして焦ってたんですかね。そのフラストレーションがあったんだと思いますよ。怒る理由が「関西弁だから気に入らない」とかだったりしますからね(笑)。
――健介さんも西の人なのに(笑)。馳さんもコーチだったんですよね。
田山 馳さんの練習も厳しかったけど、学校の先生タイプだったから。実際に学校の先生だったんだけど。「スクワット1000回!」と言ったら自分も1000回やる。だから厳しくてもちゃんとリスペクトできるし、ちゃんと叱ってくれるし。ただ怒るんじゃなくて、何がダメか叱ってくれるんです。それこそ昔は「水も飲むな!」っていう世界だったんじゃないですか。馳さんはそんな理不尽なことは言わないし。
――レフェリーの練習はどんな内容なんですか?
田山 ないですよ。
――えっ、ないんですか(笑)。
田山 本番が練習。うまくできないと本番で恥をかくからそれで覚えるみたいな。
――当時の新日本にはミスター高橋さん、タイガー服部さん、柴田勝久さんの3人のレフェリーがいましたよね。とくに指導されなかったんですか?
田山 3人とは年齢がだいぶ違うじゃないですか。あとボクはけっこう珍しいケースというか、それまでのレフェリーって現役を引退した選手がやったりとか、リング屋さんをやりながらなんですよ。
――そういえば、ストレートにレフェリーコースは珍しいですね。
田山 だから先輩の方々に言われましたもん。「俺、おまえの歳だったら絶対にレフェリーなんてやってないよ」って(笑)。でも、あの頃は景気がよかったから、レフェリーだけでやっていけたんですよね。いまは時代が違うから兼業が多いですけど。昔は他人の仕事をやると怒られたもんですよ。空港に外国人選手を迎えに行く仕事の人がいるのに、迎えに行ったりすると怒られて。
――レフェリーってリング外の仕事も多いですよね。
田山 当時はレフェリーを雑用係くらいしか思ってない人がたくさんいたから。日本人側は新弟子がいろいろとやるじゃないですか。外国人側は面倒を見れるのはレフェリーしかいないんですよ。だからみんなボクに仕事が降り掛かってくる。一番イヤだったのはベイダーかなあ。近寄ったら無意味に小突かれたり。
――それはコミュニケーション行為ではなく?
田山 違う。ただ性格が悪い。そういうことをやってくるのはベイダーだけ。スコット・ノートン、ホーク、スタイナー・ブラザーズとは仲が良かったですけどね。あの時代のプロレスを見てファンになったから、ホークなんて大スターですよ。アメリカまでスタイナーやホークの家まで遊びに行ったりね。
――外国人の面倒を見るってけっこう大変ですよね。
田山 ホークはしょっちゅうケンカしてた。夜の六本木でケンカしてナイフかなんかで顔を切られたときもあったし。でも、ボクはホークのことが好きだったから苦労だと思わなかった。
――90年代の新日本って高橋さんがメインレフェリーでしたけど、途中から服部さんに変わりましたよね。
田山 そこは長州さんの好き嫌いというか、さじ加減。表向きは高橋さんを立てながらだけど。服部さんのほうが長州さんがものを言いやすかったんじゃないですかね。
――服部さんは長州ラインでしたね。田山さんは長州さんとの関係はどうだったんですか?
田山 ボクは橋本さんにかわいがられていたから。
――ああ、橋本さんと長州さんの仲はよろしくなかったですね。
田山 いまは長州さんによくしてもらってますけどね。だって長州さん、かなり変わったじゃないですか。バラエティ番組にもバンバン出てて。昔だったら考えられないですよ。
――橋本さんはどうして長州さんとソリが合わなかったんですか?
田山 うーん、両方とも似ているところがあったからじゃないかなあ。
――橋本さんも我が道を行くタイプですもんね。
田山 橋本さんは自由奔放というか。橋本さんの家で数カ月に1回くらいのペースでパーティーがあるんですよ。それが終了時間がとくに決まってないんですよね。
――終わらない宴ですか(笑)。
田山 昼ごろになると橋本さんから電話がかかってきて「今日はどうや?」と。それで橋本さんの家に行くんですけど、スーパーでパーティーの材料を“マイケル・ジャクソン買い”ですよ。
――“マイケル・ジャクソン買い”(笑)。
田山 ヒレ肉、ロースを買うときは「一番高いの!」ってショーケースにあるものを買い占めて(笑)。
――ハハハハハハ!
田山 で、パーティーがダラダラと始まるんですけど、時間がとにかく長いから参加する人も入れ替わり立ち代りなんですよ。横浜ベイスターズの三浦大輔さんが来たりとかね。
――橋本家の玄関先で三浦さんの子供が頭から落ちたんですよね(笑)。
田山 そうそう。三浦さんが来たときに、橋本さんが子供が入ったカゴを受け取ったんだけど、紐が緩んでいて玄関に子供がゴロンと転がってね(笑)。
――しかし、そんなに長い時間パーティーって何をするんですか?
田山 飲んで食って話をして、橋本さんの大好きな時代劇やウルトラマンのビデオを延々と見るんですよ(笑)。
――ハハハハハハ! 最後まで付き合うんですか?
田山 ボクは終わるまで帰れなかったね。橋本さんが気を失わないとパーティーは終わらないので(笑)。
――“破壊王失神”が終了の合図(笑)。
田山 橋本さん、寂しがり屋なんですよね。
――新日本の巡業のときも、夜は橋本さんの部屋に集まって朝までコースなんですよね。
田山 橋本さんの部屋に集合して、まずは外に飯を食いに行って、帰りにコンビニに寄るんですけど。橋本さんが「好きなものを買え!」ってそこでも“マイケル・ジャクソン買い”。常識的には翌日の朝食までは買っていいという暗黙の了解はあったんです。でも、そのうちみんなエスカレートしてね、エロ本や整髪料とか買いだしちゃって(笑)。
――これくらいはバレないだろう、と(笑)。
田山 一説によるとね、電話代を払った奴がいたとかね(笑)。――ハハハハハハハハ!このインタビューの続きと金原弘光、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、マキシモ・ブランコ、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994
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【UFC3連勝】マキシモ・ブランコ「日本は最高の国。街を一人で歩いても殺されない」
2015-08-10 11:1555pt生まれはベネズエラ、格闘家として育ったのは日本。「真騎士」のリングネームでパンクラス、『戦極』で活躍後、アメリカに進出。現在UFCフェザー級で3連勝中のマキシモ・ブランコインタビュー。日本を第二の故郷とするベネズエラ人から見た日本の良さとは? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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◉元祖・黒魔術「世紀の呼び屋」康芳夫インタビュー「猪木vs人喰い大統領、空手家vs虎」恐るべき構想……◉スイッチスタイルでUFC復活勝利!川尻達也インタビュー「網膜剥離を乗り越えて――」クラッシャーはこうして進化していた!◉「プロレス 点と線」プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー。「巌流島フジテレビ中止の衝撃」「華名引退の謎」「ヒョードル復活」「人毛デスマッチとは何か」等……。◉プロレス女子が格闘技をやってみた結果/二階堂綾乃インタビュー◉笹原圭一の「書評やれんのか2015」「江口寿史の正直日記/江口寿史」「舞姫/森鴎外」「横道世之介」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
――マキシさん、ちょっと前ですけど、『黄金のバンタムを破った男~ファイティング原田物語~』のテレビドラマにボクサー(エデル・ジョフレ)として出演されていましたよね?http://www.sanspo.com/geino/photos/20140128/oth14012805050019-p2.html
マキシ 出ていた。もっとこういう仕事をしたいですね。
――あのドラマ以外にも何か芸能活動はされているんですか?
マキシ いまのところあれだけ。あのボクサー役も、ここ(六本木)を歩いていたら声をかけられてスカウトされた(笑)。
――へえー! じゃあ偶然UFCファイターをスカウトしちゃったんですね(笑)。
マキシ 向こうはワタシのことを知らなかった。UFCで戦ってることを聞いてビックリしてたけど「ちょうどいい」って。ワタシ、演じるボクサーに似ていたみたい。向こうもワタシもラッキー(笑)。
――本職では先日の勝利でUFC3連勝を飾りました。今回は1ラウンド16秒の秒殺勝利で。
マキシ プレッシャーが凄くあった。体重が落ちなかったから。
――計量オーバーでキャッチウエイトでの試合になったんですよね。
マキシ 4日前であと4キロだったから、いつもどおり落ちると思っていたら落ちなかった。サウナに1日中に入ってたけど落ちなくて。もうフラフラしてた。
――それでよくあんな勝ち方しましたね(笑)。
マキシ もう奇跡ですね。体重が落ちなかったからUFCの偉い人から「勝たないとダメだぞ!」って言われてプレッシャーだった。UFCのメキシコ大会でも計量オーバーした選手がリリースされたでしょ。だから怖くなっちゃって(笑)。リリースされたら生活できない。だから凄い勝ち方をするしかないなって。
――マキシさんはズッファと契約してから長いですよね。
マキシ もう5年かな。これからチャンピオンになるしかない。遊びじゃないから。
――ベネズエラから日本に来られてもだいぶ経ちますよね。
マキシ そうですね。もう16年。15歳で日本に来て、いまは32歳だから半分以上は日本にいます。
――日本語もペラペラですもんね。ベネズエラの一番の思い出はなんですか?
マキシ うーん、ベネズエラは苦手ですね。あんまり好きじゃない。
――母国なのに!(笑)。
マキシ いやあ、ベネズエラは危ないから。みんなピストルを持っていて、何かあるとすぐ殺す。
――「すぐ殺す」ですか……周囲でも亡くなってる方がいるんですね。
マキシ いますね。気をつけないと大変。夜21時前には家に帰らないとダメ、一人で道を歩いちゃダメ……いろんなルールがあるんです。このインタビューの続きと、破壊王伝説、金原弘光、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994 -
【発掘インタビュー】猪木一族の事業欲とは何か?【実兄・快守の夢】
2015-08-10 07:3955pt半世紀ぶりにアメリカと国交が回復された“カリブの赤い島”キューバで、史上初のプロレス興行が行なわれようとしている。歴史的偉業を手がけるのは、90年代から同国と交流を続けている我らがアントニオ猪木だ。そしてそのキューバとパイプ作りに尽力していたのは、猪木実兄・快守氏である。快守氏いわくフリーメイソンの会員であり、世界五大宗教の統一をライフワークとし、ロスチャイルド家とも関係があったという怪人物。兄弟揃って壮大な事業を夢を見るのは“猪木の血”でもある。今回は猪木さんのキューバ進出を祝して2010年9月に収録した猪木快守インタビューをお届けしよう。待ち合わせ場所に指定されたのは、どういうわけか癌専門の病院であった……(聞き手/ジャン斉藤)
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ーー快守さん、今日の待ち合わせ場所に驚いてるんですけど……この癌専門病院に何か用事でもあるんですか?
快守 いやあ、じつは癌になっちゃってね(笑)。
ーーえっ!?
快守 でも、もう大丈夫! いまは退院して週1回通ってるくらいだよ(ニッコリ)。
――そうなんですか……。
快守 ここに入院していたときには、弟のアントニオ(猪木)がお見舞いに来てくれてね。彼も忙しい中、わざわざ来てくれたんだよ。ほら、今度彼が上海・中国進出したでしょ? もう15年くらい前かな。中国のハルピンで新日本プロレスの興行があったけど、あれはボクが興行やったんだけども。
ーーあの興行は快守さんの仕切りだったんですね。
快守 一番のとっかかりはボク。あのときはね、中国政府が興行を許可しなかったの。だけど、たまたま中国政府人事部のお偉い方の甥っ子さんがハルピンで活動をやっていて。その方が頼んでくれて目を瞑ってくれた。
――目を瞑ってくれた(笑)。
快守 あんときの興行は血が出るよう暴力的なことは一切できなかったけどね。
ーーいろいろと制約があったんですね。
快守 それで今度中国政府から有機農法の指導を頼まれてるんですよ。斉藤くんも上海に一緒に行こうよ。面白ことをやろうよ。
――もちろんです!
快守 中国でコーヒー栽培を初めてやるっていうんでね。ほら、アントニオが議員だったときキューバと付き合いがあって、ボクはキューバのカストロさんのとこで農業指導してたでしょ。
ーーそのお礼にカストロさんからキューバの小島をもらったんですよね。「イスラ・アミーゴ・デ・イノキ」(猪木友人島)という名前をつけて。
快守 そうそう。あのときはキューバで有機農法指導を半年くらいしたかな。それがきっかけでいまやキューバは農業世界一になっちゃって。
ーー快守さんのおかげで世界一になったんですね(笑)。
快守 まあ、ボクのおかげってわけじゃないと思うけど(笑)。カストロさんがね、ボクが指導したとおりにやったから。一番手っとり早いさつまいもを作らしたら、それが凄いことになっちゃったというか、いままでの3倍4倍のさつまいもが収穫できたらしくて。カストロさんが大きな段ボールにさつまいもをたくさん詰めてね、「イノキ、こんなに取れた!」って見せてくれたんです。あの頃のキューバは経済封鎖で外貨がなくて、科学肥料が買えない、さとうきびが予定どおりに収穫できないっていうんで、どんどん借金が膨らんでいく中、カストロさんも非常に困ってて。そのさつまいもでなんとか息を吹き返したんですよ。
ーー快守さんのさつまいもが“キューバ危機”を救ったんですね(笑)。「イスラ・アミーゴ・デ・イノキ」には財宝が隠されてるという話もありましたよね?
快守 そうそう、ボクの島には歴史があってね。1948年のキューバ革命が始まる前に、財宝を積んだ船がたまたま水補給のために寄ったんだよね。船の中にはね、日本円で約1000億くらいの銀貨を積んでいた。このインタビューの続きと、破壊王伝説、金原弘光、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、マキシモ・ブランコ、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994 -
「黒い家/貴志祐介」■笹原圭一の書評やれんのか2015
2015-08-10 07:2933ptかつてはPRIDEやDREAMの運営に携わり、格闘技界一の読書家として知られる笹原圭一氏がお送りする書評コーナー。今回取り上げる本は「黒い家/貴志祐介」です!ウルトラソー!ヘイッ!
と叫びたくなるような暑さが続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
東京では8日連続真夏日と、新記録を更新したそう。
おそらくロシア付近で発生した松岡修造気圧団が偏西風に乗って、日本列島に熱風を吹き込んでいることが原因かと思われます(8/9現在、修造さんは世界水泳でロシアに滞在中)。この書評の続きと、破壊王伝説、金原弘光、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、マキシモ・ブランコなどの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994
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ROAD TO UFC JAPAN■二階堂綾乃のオールラウンダーAYANO
2015-08-10 07:2433pt新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまった模様をお届けするこのコーナー。今回は絶賛放映中の「ROAD TO UFC JAPAN」について。毎日毎日暑いですね。何もしてないのに疲れますね。夏バテ真っ只中で、最近ジムに行くのも週1回くらいとサボりがちです。そんな暑さに弱くアウトドアのレジャーに興味のない私がこの夏G1以外に楽しいこと、それはROAD TO UFC JAPANです。
始めにUFCがWWEのタフイナフみたいなことをすると聞いたときは「知ってる選手いるかなあ!」とわくわくしていたのですが、ラスベガスに集った8人の選手は皆私の知らない選手ばかり。
廣田選手だけは青木真也選手に腕を折られた人なので知っていますが、総合を好きになって1年くらいな上ほぼパンクラスしか観戦せず、総合の全盛期を知らない私は他の選手のことがわからず正直ちょっとがっかりしました。しかし選手紹介のVTRを見ると、ウィッキー選手はタンポポ食べてるし、大澤“大尊”伸光選手はおばあちゃんと同居してたり、石原夜叉坊選手はとにかくチャラい上にまさかの年下だったり、みんな個性豊かでおもしろい!
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UFCのわずかなロゴ変更が意味するものとは■MMA Unleashed
2015-08-07 10:5555ptOmasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は「UFCロゴマークの刷新」について!
ロビー・ローラーやコナー・マクレガーが大活躍した7月11日のUFC189ラスベガス大会は、内容充実のイベントとして大好評だった。さらに7月からは新ユニフォーム導入、新アンチドーピングプログラム導入も実施され、新生UFCが発進したことを印象づけた。
しかしながら終わってみれば、新生UFCをより強く印象づけたのは、テレビ中継やイベントの製作に使われるビジュアルイメージの刷新だった。2009年3月以来となるビジュアルイメージの全面刷新については、事前にほとんど発表されていなかったこともあって、ファンに新鮮な驚きを与えた。
唯一事前に発表されていたのは、UFCロゴマークの刷新だった。素人目にはどこが変わったのかわかりにくいというほどの、微妙な刷新だ。新旧のロゴを並べて比べてみれば、以前はスパナのような形をしていたCの字が、より流線的でバランスのとれた形になっていることが見て取れる。
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ノゲイラ封印された過去/ジャン斉藤のMahjong Martial Arts
2015-08-07 10:2433ptアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの現役引退が発表された。正確にはノゲイラと独占契約を結んでいるUFCがノゲイラに引退を勧告。UFCのダナ・ホワイト代表いわくノゲイラ本人は受け入れたとされているが、いまになって二転三転しているようだ。UFC190の試合内容を判断するかぎり、第一線で闘うことはかなり厳しいと思われるのが……。あらためて説明するまでもなくノゲイラのMMA戦歴は輝かしい。リングスKOKトーナメント優勝、初代PRIDEヘビー級王者、暫定ながらUFC世界ヘビー級王座も獲得。00年代屈指のMMAファイターだ。
私はノゲイラを取材する機会は一度もなかったが、ちょいと面倒な騒動には見舞われたことがある。今回はそのことについて書いてみよう。 -
呪われたIWGPが最高権威になるまで■小佐野景浩のプロレス歴史発見
2015-08-05 19:0855ptプロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回は日本プロレス界最高権威のベルト「IWGP」の成り立ちについて! イラストレーター・アカツキ@buchosenさんによる昭和プロレスあるある4コマ漫画「味のプロレス」出張版付きでお届けします!
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非会員でも購入できるインタビュー詰め合わせセット par18 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870◉天田ヒロミが見たK−1天国と地獄!! これが格闘技バブルの実態だ!「谷川さんがやるようになってK−1はダメになりました」◉横井宏孝「リングスの怪物くん」ゼロゼロ年代プロ格青春記……「格闘技は前田さん、プロレスは橋本さんが師匠でした」
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――前回はNWA世界王座の仕組みについて伺いましたが、今回は新日本プロレスが管理するベルト「IWGP」についてお聞きします。いまのプロレスファンはIWGPのベルトがどうやって作られたのかを知らないと思うんですね。
小佐野 もう30年以上前の話ですからね(笑)。どうしてIWGPというベルトが作られたかというと、新日本もいろいろありながらNWAに加盟できたんですよ。それは昭和50年、1975年のこと。加盟したのはフリッツ・フォン・エリックがNWA会長のときで、それまでに2年連続で却下されてたんですよ。
――どうして2年も連続で却下されていたんですか?
小佐野 それはやっぱり当時敵対していた全日本プロレスの存在ですよね。馬場さんはのちにNWA副会長になるほど発言力があったし、同じテリトリーで競合するプロモーターが揃ってNWAに加盟することはありえないんですよ。
――全日本だけにNWA世界王者が来るからビジネスになったわけですよね。小佐野 だから新日本が加盟を申請しても、同じ日本でNWA会員のジャイアント馬場は阻止しようとする。最終的に加盟の当落は会員の投票で決まるんだけど、結局2年連続却下されたという。そこは馬場さんにつくNWA会員が多かったから。
――でも、新日本は懲りずに申請を続けて。
小佐野 3年目にまた申請したら「条件付きで加盟を認めましょう」となった。子供みたいな話なんだけど「ジャイアント馬場と仲良くしなさい」という条件(笑)。
――ハハハハハハ!
小佐野 それはつまり全日本が呼んでる外国人レスラーを横取りしちゃダメですよと。あとは加盟後1年間はNWA世界チャンピオンには挑戦できません。この条件だと、新日本からすれば加盟する意味がないんだよね(笑)。だって、いままでと同じ外国人選手しか呼べないわけだから。
――それにNWA世界王者にも挑戦できない。なんのための加盟なのか、と。
小佐野 そこで加盟を躊躇したんだけど、加盟前から新日本に協力的だったプロモーターたちとおおっぴらに付き合えるので加盟したほうがいいだろうということになった。ただ猪木さんじゃなくて坂口さんが会員になったんです。
――どうして猪木さんではなく坂口さんなんですか?
小佐野 そこは猪木さんのプライドの問題でしょう。「そんなんだったら俺はもういいよ!(怒)」と(笑)。いちおう説明しておくと、NWAには団体じゃなくて個人で加盟するんです。あのとき日本プロレスはもう消滅してるんだけど、日プロの社長だった芳の里さんはまだNWAの会員で馬場さん側についていた。だから日本プロレスが管理していたアジアタッグのヘビー級、タッグのベルトは全日本に移ったでしょ。
――そんな背景もあったんですね。
小佐野 そのために馬場さんは芳の里さんにお金を払うか何かはしてると思う。それまで猪木vsストロング小林、猪木vs大木金太郎をやったときには、日本プロレスOB会として芳の里さんは猪木さんについて「猪木と戦いなさい」という勧告書を出していたんだから。それがいつのまにか馬場派になっていた。
――新日本の加盟にも反対の立場を取っていたんでしょうね。
小佐野 NWAの加盟に関してはテレビ朝日(新日本プロレス)、日本テレビ(全日本プロレス)の争いにもなっていたから、投票の際にはアメリカの各プロモーターにお金が行き渡っていたんじゃないかなって想像できるよね。
――五輪やサッカーワールドカップの開催地を巡るロビー活動みたいですね。
小佐野 そうそう(笑)。あのとき新日本側についたのはロサンゼルスのマイク・ラベール、ニューヨークのビンス・マクマホン、カナダ・トロントのフランク・タニー、カルガリーのスチュ・ハート。あとフロリダのエディ・グラハムの存在は大きかった。NWAの主流派のひとりだから。デトロイトのザ・シークは最初は馬場派だったんだけど、猪木派になってまた馬場派に戻った。だからシークは1回だけ新日本にも来ていた。
――いろいろと綱引きがあったんですね(笑)。
小佐野 で、ここでIWGPの話になるんだけど、新日本としてはNWAに加盟しているメリットがそれほどない中、80年12月の蔵前国技館で新間さんが「アントニオ猪木は来年、世界のベルトを統一します!」とブチ上げたんです。
――それがIWGPのスタートなんですね。
小佐野 まだIWGPという名前はなかった。世界のベルトを統一する「世界統一構想」。新間さんいわく「NWAの主要プロモーターには説明してある」と。
――実際、プロモーターに話はしてあったんですか?
小佐野 いやあ、してないでしょ(笑)。大風呂敷を広げただけ。
――ハハハハハハ!
小佐野 当時の新日本って、猪木さんの思いつきで言ったことをどうにか形にしていくスタイルだったから。猪木さんが考えて、新間さんが公言して、そこから後付けで形にしていく。そもそも世界のベルトを統一するなんて、アメリカプロレス界にはありえない発想だよね。プロモーターからすれば、各マーケットにローカルチャンピオンがいて、NWA世界チャンピオンが渡り歩いてくれればそれでいいんだから。
――興行としてベルトを統一する意味はないですよね。
小佐野 それをなぜひとつにまとめるのか? 誰が管理するのか。問題は尽きない(笑)。
――猪木さんには格闘技世界一決定戦の流れがありましたし、統一構想には「世界最強」という考えが根底にあったんでしょうか。
小佐野 そうだろうね。それまでは他ジャンルの格闘家たちと「格闘技世界一」を争ってきたけど、今度はプロレスの中の真の世界一を決めるという。
――そのために猪木さんは新日本のリングで主要タイトルだったNWFヘビー級のベルトを返上してますよね。
小佐野 81年の春にIWGP参加のために返上してますね。NWFのベルトは猪木さんの自慢でもあるんだけど、ニューヨーク州バッファローを拠点にアメリカ北東部、カナダの一部で実際に活動していた団体のものだから。全日本のPWFは全日本が作ったベルトでしょ。インターのベルトも日本プロレスが作った。そういう意味ではNWFはローカルなベルトだけど、お手盛りのベルトではないというね。
――新日本プロレス内のベルトではなかったんですね。
小佐野 猪木さんは日本でストロング小林と防衛戦をやった翌日にはオハイオ州クリーブランドに飛んで、アニー・ラッドと防衛戦をやったりしてましたからね。ただ、80年代に入ったときにはNWFは事実上活動は停止しちゃっていたんです。
――ベルトだけが存在していた。
小佐野 そのNWFのベルトもIWGP構想のために返上。アジアのシングルとタッグのベルトも返上。あと北米タッグ、北米ヘビーも。
――北米のベルト、ありましたねえ(笑)。
小佐野 返上しないベルトもあった。WWFのジュニアヘビー級のベルト。それと藤波さんがWWFのインターナショナル・ヘビー級のベルトを獲得するんだけど、その2本のベルトは返上しないんですよ。せっかくマジソンスクエアガーデンで取ったベルトだから返上したくなかったのかなあ。
――まあ、その2本はたしかに返上するのはもったいないですね(笑)。
小佐野 のちのちタイガーマスクがデビューしてWWFのジュニアのベルトを巻くし、藤波さんがヘビー級転向後、長州さんと抗争したときにインターのベルトは懸けられていたから、残した意味はあったんだけどね。
――猪木さんがNWFを返上したのは81年で、IWGP決勝リーグ戦が始まったのは83年と2年間の準備期間がありますよね。プロレスの興行でタイトルマッチがないってけっこう大変じゃないですか。このインタビューの続きと、破壊王伝説、金原弘光、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、マキシモ・ブランコ、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994
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格闘技ぶらり途中下車〜RoadFC カムサハムニダ珍道中〜■「MMAオレンジ色の手帖」
2015-08-05 19:0033pt格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回は日本初上陸! 韓国のMMAイベント「Road FC」有明コロシアム大会レポート!ここ1、2年、総合格闘技界の秘かなトレンドになりつつあるのがローカル開催。昨年から数えてみても、練馬(TRIBE TOKYO FIGHT)、八王子(八王子超人祭り)、船橋(船橋ボンバイエ)と地方都市での大会が続き、先週末は横須賀(ZST横須賀格闘技祭り)、座間在日米軍キャンプ(GRACHAN)がなんと同日に開催される盛況ぶり。今後もVTJが沖縄に進出し、THE OUTSIDERが熊本で九州大会を開催するなど、地方分権・分散の流れはしばらく止みそうにありません。なぜ格闘技イベントは地方へ行くのか? 何やら卒論のテーマになりそうですが、地元在住の支援者が来場しやすい、比較的使用料が安価な地元の公共施設(体育館)で開催できる、ご当地ファイターに活躍の場を提供できるなどなど。ざっくり言うと、中央では長い格闘技不況が続く中、地域に密着して相互に活性化していこうというのが主な要因かなと。どの大会でも地元出身の選手が大挙出場し、その選手に地元からの熱い声援が送られ、地元の有力者が挨拶をする(横須賀格闘技祭りでは地元横須賀選出の衆議院議員・小泉進次郎氏から祝辞が寄せらました)というのが慣例になっており、地域の活性化に一役買っているのは間違いありません。現状ではまだ中央大会の延長という色彩が強いものの、徐々に地域毎の特色が出てくれば面白い流れができるはず。勝手な願望としては、ご当地のB級グルメやゆるキャラとコラボして地域に根ざしていけば、ワールドビジネスサテライトが取り上げたくなるようなムーブメントが起こるのではないかなと。ひょっとすると、船橋ボンバイエで、ふなっしーと一緒に船橋ソースラーメンをすする横田一則…このシュールなツーショットが実現する日が来るかもしれません。そんな地方分散が秘かに進む中、このタイミングで日本の中央に進出してきたのが韓国発の格闘技イベント「Road FC」です。UFCですら日本での集客は順風満帆と言えないに状況にも関わらず、有明コロシアムという大箱で開催する強気の姿勢。果たしてアジアNo.1を標榜する大会に秘策があるのか!?そして異文化交流でこれまで体験した事がないドタバタ劇場の幕は上がるのか!?ズンドコウォッチャーとしてこの歴史的な瞬間に立ち会わないわけにはいきません。そこで今回の「MMAオレンジ色の手帖」は「Road FC」の日本初興行を大特集。格闘技マスコミでは報じられる事がないスタンド自由席から見た裏側をいつも通りゆるく綴っていきたいと思います。題して「格闘技ぶらり途中下車〜Road FCカムサハムニダ珍道中~」。今宵も電波と充電の続く限りよろしくお願いします。
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