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記事 28件
  • 大好評インタビュー詰め合わせシリーズ一覧③

    2015-11-20 10:59  
    非会員でも購入可能! インタビュー詰め合わせセットPart11〜13 各540円で見出しをクリックすれば試し読み可能
    par14 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar760930
    ①スターダム世IV虎vs安川惡斗は不穏試合ではない!!
    ②北原光騎が天龍引退に万感の思いを込めて「佐山シューティング、天龍同盟、SWS……」
    ③ビル・ロビンソン最後の弟子・鈴木秀樹「プロフェッショナルレスリングを大いに語る」
    ④Uと馬場を支えた黒衣の絵描き! 更級四郎 キミは「ほとんどのジョーク」をおぼえてるか?
    ⑤ご意見番・小原道由が世IV虎vs安川惡斗をぶった斬る!
    ⑥高校球児がアメリカに渡りUFCを目指すまで〜松田干城のボストン生活〜
    ⑦小佐野景浩×安西伸一 『ゴング』×『週プロ』天龍番だった男たち
    ⑧インディの聖地・新木場1stリングとは何か? 管理人を直撃
  • 大好評インタビュー詰め合わせシリーズ一覧②

    2015-11-20 10:58  
    非会員でも購入可能! インタビュー詰め合わせセットPart7〜10 各540円で見出しをクリックすれば試し読み可能Part10  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar676078①村上和成ロングインタビュー 命懸けのプロレス道!!初期・和術慧舟會の実態、アントニオ猪木との出会い、最強UFO軍団、生死をさまよった“1・4事変”、小川直也との別離の真実、上井文彦に酷い目にあったビッグマウス時代などを激語り!②元『格闘技通信』記者・安西伸一 俺が愛したグレイシー柔術第1回UFCの衝撃、グレイシー伝道活動、UWFへの複雑な胸中、格通vs高田道場――アンザイ・グレイシーが見た総合格闘技界黎明期とは?
    ③大反響! 小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――冬木弘道物語壮絶!癌にプロレスで向かい合った男・冬木弘道……「俺はやっぱり死ぬんだな」とニヤリと笑った。④
  • 大好評インタビュー詰め合わせシリーズ一覧①

    2015-11-20 10:58  
    非会員でも購入可能!  インタビュー詰め合わせセット各540円Part1〜6見出しをクリックすれば試し読み可能です!part6 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar603088■木村浩一郎「FMWとリングスで俺はこの業界をナメてしまったんですよ」■W☆ING発、リングス行き! 「足首鳴ってんどー!!」鶴巻伸洋の怪しい格闘家人生■川尻達也、3度目の網膜剥離……「復帰できるかはわかりませんが……」■【骨法の祭典2014】ヤノタク×中川カ〜ル「俺たちが愛した喧嘩芸骨法」■ 小林聡・野良犬の哲学「選手もプロモーターも群れてちゃ面白くないんですよ」■2014年のUWF――中村大介「それでもボクはUスタイルで戦い続けます」
    part5 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar566556■地獄の合宿から前田日明
  • 一晩100万円!?これがプロレスラーの飲み方だ!■金原弘光のゼロゼロ年代クロニクル④

    2015-11-16 07:45  
    55pt
    伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光がゼロゼロ年代を振り返る連載インタビュー。今回は「Uインター時代のお酒の飲み方」!金原 格闘技、最近盛り上がってきていい感じだね。TK(高阪剛)も復活するしさ。
    ――高阪さんは45歳にしての復帰になりますね。
    金原 まあTKの場合はコンディッションが良さそうだからね。引退したあともトレーニングを欠かしてなかったから問題ないんじゃないかな。ヘビー級だから減量も苦しくないし。あとはカード次第だけど、把瑠都とやったら面白いよね。TKはああいう相手が得意だから。
    ――バケモノ退治が十八番(笑)。
    金原 俺が気になってるのは、TKが復活するということはさ、テレビの解説者の枠が空くということじゃん。俺に解説のオファーが来ないかなあ〜って(笑)。
    ――TKは格闘技解説者不動の横綱でしたね(笑)。
    金原 俺がリングスのWOWOW中継で解説をやってたときは評判が良かったんだよ。そんな実績があるので、フジテレビさん、ぜひよろしくお願いします(笑)。
    ――最近の話題で言えば、金原さんのUインターの後輩でもあるヤマケンさん(山本喧一)が酔っ払った末に警察官に暴行を働いたということで逮捕されちゃいましたね。
    金原 ヤマケンねぇ。ツイッターでその記事を見た。酔っ払うと暴れるのがプロレスラーの悪いところなんですよ。Uインターの頃はみんなでよく飲み会をやったけど、某選手もタクシーの運転手の服を破っちゃってさ、「訴えるぞ」という話になってお金で解決したとか……。事件になってないだけでいろいろとあったんじゃないかなあ。酔ってたから憶えてないけど(笑)。
    ――思い出さないほうがいいかもしれませんね(笑)。
    金原 飲み会の帰りに高田さんと一緒にタクシー乗っときも運転手から「降りてくれ」って言われてタクシーを乗り換えた記憶があるよ。なんでそんなことになったのかは憶えてないんだけど(苦笑)。乗車拒否だけで済んだらいいけど、運転手さんを殴ったりしなくてホントよかったよ。
    ――そんなに酔ってるとケンカに巻き込まれることもあったんじゃないですか?
    金原 そういうこともあったよ。若い奴がいるときはそうならないように動くけど。俺は高田さんの付き人あがりなので、最後は高田さんの家まで送って行くんだよね。どんなにベロンベロンになっても送り届けるまではちゃんと意識があるんですよ。
    ――そこまで酔ってて意識を失わないのは凄いですねぇ。
    金原 高田さんの家についたら「おう、部屋まで入れ。向井の顔を見ていけ」って言われてさ(笑)。何回か高田さんの家に入ったことはある。
    ――金原さんは酒癖は悪くないほうなんですか?
    金原 Uインターの場合はさ、酒癖が悪いとかそういう次元じゃなくて限界を超えた飲み方をするんだよ。当時は高田さんを筆頭にみんな凄く飲んでいたから。飲み会のときは高田さんから道場に電話がかかってくるんだけど。「いま◯◯にいるから」って。そのときは武者震いで身体が震えるよ。凄い飲むことがわかってるから。
    ――震えるほどの飲み会(笑)。
    金原 とりあえず胃薬を飲んで、あと牛乳を飲むと胃の中に膜を作れるという話があって。本当かどうかはわからないけどさ(笑)。胃薬と牛乳を飲んでから飲み会に行くんだよね。
    ――準備が必要なんですね(笑)。
    金原 ホント凄い飲むから。俺たち若手は飲み代を払わないでしょ。いつも高田さんとかが払ってくださったんだけど。あるとき若手だけでいつも飲んでるお店に行ったんですよ。そうしたらそこでちょっと飲んだだけなのにメチャクチャ高いんだよね(笑)。お店の方が「君たちは若手だから安くしとくね」って言ってくれたのに。
    ――普段はいくら払ってるんですかねぇ。
    金原 飲み会の前に叙々苑で焼き肉を食うんだけど、あそこは高級店でしょ。高い肉を食いながらさ「ああ、あとでこの肉もトイレで吐くんだろうな、もったいないなあ……」って。
    ――ハハハハハハハハ!
    金原 叙々苑の段階でも飲み会は始まるんだけど。
    ――叙々苑の段階でもかなりの金額になりますよ(笑)。
    金原 飲み会も合わせると50〜60万、ヘタしたら100万行くよね(笑)。
    ――何杯飲んだかなんては憶えてないんですね。
    金原 空いたら飲め、空いたら飲めの世界だから。いまはもうあんな飲み会はできないだろうなあ(しみじみと)。あの宴会があったからUインターの団結力は凄かったんだよ。この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太直訴インタビュー、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • 中井祐樹の「東奔西走日記」11月1日〜14日編

    2015-11-16 07:18  
    55pt
    日本格闘技界の礎を築いたレジェンド、中井祐樹先生@yuki_nakai1970 が日常を綴る新連載! 今回は11月1日から14日までの東奔西走ぶりをお届けします!11月1日 日曜日 晴れ プライド・アンド・ジョイ今日はD-NETグラップリングという大会に向かう。格闘技界ではすっかりお馴染みになったユニオンだが、打撃の「ストライキング」とあわせグループ内で持ち回りで大会を継続している姿勢は素晴らしい。総合のジム発信の柔術/サブミッションレスリングと打撃の大会、できる限り参加させてもらいたいと思う。今回は試験的とはいうものの無差別級が行われていた。パラ東からは九州から今年加入した吉竹哲也君が階級別で優勝、無差別でも準優勝した。無差別はやっぱり格闘技の華だ。「変形柔術ルール」といえるこのルール、引き込みがフリーなので敷居が低くでき、すべてのリバーサルに2ポイントが入るためMMA勢にもとっつきやすい。立ち組みの強化の観点からは若干弱いものの意義深いと言えるだろう。一方で立ち技とエスケープ強化には引き込みにマイナスかテイクダウン相当のポイントを与えるものか、エスケープ全般にポイントを与えるカレッジ/フォークスタイルに匹敵するものがこれからは求められよう。そのまま約30分の移動で有明、パンクラスへ。上田将勝、徳留一樹である。全試合は見られなかったが熱のある凄い大会だった…。また、パンクラスのベルトがまたパラエストラに還ってきました!11月2日 月曜日 雨 霧雨の舗道(写真)朝から雨。ウイングスのライヴ「オーヴァー・アメリカ」を流す。ジョン・レノンを好きになろうと40年くらい頑張り続けているがジョージとポールとリンゴが好きなのはどうしても変わらない。この「メイビー・アイム・アメイズド」は何度聴いてもいいなあ~。Gパンの修繕をお願いしていた日芸前のお店にジムから徒歩で向かう。途中豊玉上1丁目のあたり、舗道が広くなっていた。年末は工事が多いなホント。この街もまた大きく変わってゆくのだろうか。…お店、臨時休業だった。道着も直してくれる数少ない、有り難い店です。「巧工房」、推薦します。おばちゃんも優しいです!11月3日 火曜日 晴れ 喜びも悲しみも幾歳月(写真)今日は文京区民柔道大会を初観戦。文京区だと区民大会が講道館なのね。形の部の試合があるのがまた、らしい。極めの形ははじめて全部見たかな。まさに様式美、である。今回は某大学柔道部員でもあるパラ東メンバーが出場しました(ゆえに見にきたのです)。さすがに講道館ルール、抑え込み30秒でした。やっぱりこのルールも守っていっていいんじゃないかなと思った。30秒抑えることは難しいゆえに能力開発に役立つと感じるからだ。 サンボの抑え込みも20秒、ブラジリアン柔術の膠着認定に20秒、柔道まで20秒じゃあ、ねぇ?各競技は違うからこそその特性が際立つのにね。夜は北海道にすむ従兄弟とその友人たちと飲み@池袋。いやー、しこたま飲みましたな、憂さ晴らしに(?)。しばらく酒はいいや(?笑)。でも楽しい時間でした!この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • 格闘技と感染症■二階堂綾乃のオールラウンダーAYANO

    2015-11-16 07:10  
    33pt
    新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回のテーマは……格闘技ジムやウェイトトレーニングのジムで日々トレーニングに励んでいる皆さま、トレーニング後にはきちんとシャワーを浴びていますか? 「家が近いから」「あんまり汗をかかないから」といった理由でシャワーを浴びずに帰宅される方がいますが、シャワーにはベタベタの体を綺麗にすること以外に大切な役割があります。それは感染症の予防です。
    先日私が通うジムで「トリコフィトン・トンズランス菌」という新型水虫に感染した方がいました。他のジム生にはうつっていないようで感染は拡大しなかったのですが、このトンズランス菌、別名「マット菌」と呼ばれるほどマットが大好きな菌らしいのです。今まであまり汗をかかなかった時にちょいちょいシャワーを浴びずに帰っていた私は、この時初めてコンタクトスポーツで感染しやすい感染症があることを知りました。今回はそんな感染症についてすこし調べてみました。 
  • 【地獄のリングス前田道場卒業生】滑川康仁ロングインタビュー

    2015-11-13 12:49  
    110pt
    リングスジャパンの新弟子を経てプロデビューした人間はこの世で7人しかいない――。そのうちの一人滑川康仁は前田道場プロテスト最後の合格者でもある。同団体休止後はDEEPやPRIDEなどで活躍し、柴田勝頼戦を最後にリングから離れている滑川さんにリングスというあまりにも濃すぎる場を語ってもらった。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■非会員でも購入できる詰め合わせセットpar21 記事内容 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar901262◉石川雄規 ロングインタビューバトラーツで見た天国と地獄――負債を背負いプロレスに絶望しかけた男はカナダに流れ着いていた……真のプロ・レスリングを求める情念の叫び!◉榊原信行ロングインタビュー元PRIDE代表が格闘技界に帰ってきた! 日本格闘技界の行方を占う大晦日RIZINで何が起きるのか?  ◉とっておき情報満載! 事情通Zの「プロレス 点と線」どうなる大晦日?魔裟斗復帰か/全日本退団!潮崎豪の上がるリングとは?/RIZIN記者会見◉スコット・コーカー インタビューRIZINと同盟結成!UFCを追走するアメリカMMA団体ベラトールのCEOが「日本格闘技」を語る!◉小佐野景浩のプロレス歴史発見「アニマル浜口物語」「ジャパン・プロレスは一蓮托生。何かあったら身を引く」……アニマル浜口はただひとり約束を守ってリングから去っていった――。◉金原弘光のゼロゼロ年代クロニクル③
    90年代ゼロゼロ年代のオモテとウラを知り尽くした金ちゃんが過去を振り返るインタビュー連載!今回はPRIDEのミルコ・クロコップ戦!
    ◉中井祐樹の東奔西走日記日本格闘技界の礎を築いたレジェンドが日常を綴る! 中井先生の東奔西走ぶりをお届けします!◉笹原圭一の書評の日が昇る「真説・長州力 1951-2015/田崎健太」「私が殺した少女/原尞」◉ROAD TO UFC JAPAN決勝戦まさかのドロー決着を斬る!大沢ケンジ「ジャッジは逃げるな!」 ◉Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――「MMAに巨乳は有利、不利?」
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar901262■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     
    ――滑川さんは現在柔道整復師をやられてるんですよね。
    滑川 いま院長をやってるんですよ(笑)。
    ――あ、そうなんですか。
    滑川 責任のある立場なので、昨日も朝出勤して泊まりこみで事務の仕事をやっていたので帰ってきたのは今日の13時ですから。昔は運動してお金をもらっていたのに、いまは全然違うことやってるなって(笑)。
    ――もう格闘技からは完全に離れてるんですか?
    滑川 今年の4月まで月1回、パンクラスの湘南道場に通っていたんですよ。昔から親交のある伊藤(崇文)さんや渡辺(大介)さんといろいろ格闘技の練習を。気分転換といったら失礼ですけど(笑)、たまには寝技をやらないとなって。
    ――滑川さんは引退試合なりの区切りはつけていなですよね。
    滑川 ボクが復活するならチケットを1000枚売ると言ってくれる方がいまして。1000枚売れるんなら興行ができるなって(笑)。
    ――1000枚保証なら名乗り上げるイベントは続々ですよ(笑)。それで今日は滑川さんの格闘技人生を振り返りたいんですが、格闘家になろうとしたきっかけは?
    滑川 正直言うと、暇だったから。
    ――暇だから!?(笑)。高校時代はラクビー部だったんですよね?
    滑川 ラクビー部だったんですけど、定位置がラクビーコートの枠外で、みんなのプレイを見てるという(笑)。なぜかというと骨折を4回もやりまして。
    ――ああ、ラクビーってハードですもんね。
    滑川 ハードですね。格闘技より危ないです。ボクの父は学校の教員だったので、小さい頃から「大学だけは行きなさい」と言われてたんです。ボクが生まれた昭和49年はベビーブームの頂点ごろで、子供がたくさんいたし、馬鹿すぎたとこもあって大学に入れなかったんです(笑)。それで浪人生活を送ってたんですけど、そのときに母が勧めてくれたんですよね。
    ――何をですか?
    滑川 プロレスラーになることを。
    ――なんですか、それは!?(笑)。
    滑川 実話なんですけどね(笑)。
    ――お母さんはプロレス好きだったんですか?
    滑川 いや、ボクがプロレスファンだったんです。19歳の春に母親に勧められて、その気になって父に打ち明けたんですけど、父親も大のプロレスファンで「おまえがプロレスラーになれるのは天文学的数字で、何万分の1だ」と。教員のせいなのか確率でものを考えてしまうところがあったんですけど、そのときボクが思ったのは確率は努力次第でなんとかなるんじゃないかって。それで自主的に練習してみたんですけど、キツくてすぐやめちゃったんですよ(笑)。
    ――お父さんの言うとおりですね(笑)。
    滑川 プロレスラーになりたい気持ちだけはあったんですけどね。これじゃどうしようもないと思って上京して、浅草のアニマル浜口ジムに通うとことにしたんですよ。そういう環境の中で練習するしかないと思ってジムには入ったはいいけど、練習は強制じゃない。あんまりジムに通わなかったんですよね(笑)。
    ――どんなプロレスラー志望ですか(笑)。
    滑川 田舎育ちなので、東京という街が凄く面白くて。アルバイトしてたんですけど、そこで得るお金が大きかったんですよね。しかも親に甘やかされていたので仕送りまでしてもらっていたので(笑)。
    ――厳しい練習なんかやってらんないですね(笑)。
    滑川 最初の頃はちゃんと通ってたんですけどね。週1回に浜口道場というのがありまして、寝技、グラップリングの合同スパーリングをやるんですね。ボクはそこに参加できる体力はなかったんです。アニマル浜口ジム1年9ヵ月の在籍期間で週1回の合同スパーリングに参加できたのは10回もないです(笑)。
    ――ちなみにどこの団体に入ろうとしてたんですか?
    滑川 父に相談したときはUWFインターナショナル。父もUWFが大好きで「ああ、高田延彦のところだな」って高田さんの若手時代を説明してくれて。
    ――お父さん、かなりのプロレスファンだったんですね。
    滑川 前田さんは新日本からUWFに移ってテレビに出なくなったじゃないですか。そのとき父は「いま前田は本気のプロレスをやっている」と。それを聞いて鳥肌がバーッと立って。その頃テレビでUWFがやったときがあったんですよ。試合前のリングでカール・ゴッチさんと前田さんたちが練習してて。当時は前田さんを「前田」って呼び捨てだったんですけど(笑)、「前田凄いな!! これが本気のプロレスなんだ!」って感動しましたねぇ。
    ――滑川さんが通っていた頃の浜口ジムには誰がいたんですか?
    滑川 いま活躍してるのは本間(朋晃)やSUWA、引退しましたけど井上(亘)さんですね。ボクがあんまり練習しないからSUWAに説教されましたけど(笑)。
    ――ハハハハハハハハ。
    滑川 アイツ、説教好きなキャラじゃないですか。SUWAは当時からあのまんまのキャラなんですよ。だから距離を置いたほうがいいかなって(笑)。
    ――プロレスラーを目指すならまっとうな姿勢ですよ!(笑)。
    滑川 で、浜口ジムと並行してボクは新小岩のラクビークラブに入ったんですよ。そんときもSUWAに「そっちの方面に行くんですか~?」とか嫌味を言われて。
    ――そりゃあ嫌味の一つも言いますね(笑)。
    滑川 憎たらしいんですよ、アイツの言い方。まあ、ラクビークラブも数回しか行ってなくて、リングスでプロデビューしたあとも応援してくれる関係性は保ってたんですけど。
    ――しかし、そんな感じでよくリングスに入れましたねぇ。
    滑川 第1回アマチュアリングスに出たいって当時の道場長のマッハ純二さんに言ったんですよ。あんまり練習していないんですけど、ジムのフリースパーリングでは極められることなかったし。1回戦はスポーツ会館のサンボの選手で。ボクなんてプロレスファンなだけですから、極められて終わっちゃうと思ったんですけど、試合時間残り20秒くらいまでボクがポイントで勝ってたんですよ。
    ――滑川さん、ナチュラルに強かったんですね。
    滑川 アキレス腱固めのかたちでカカトを捻られて大怪我をしてレフェリーストップで負けっちゃったんですよ。ヒールホールドは反則なんですけど、カカトをちゃんとフックしてないからヒールホールドではないという。その負けから猛練習するようになったんですね。
    ――敗戦がきっかけになったんですね。
    滑川 リングスに入ってすぐにその技がヒールホールドかどうか田村さんに検証していただいたんですけど、これはヒールホールドだという答えをいただいたんで自分の中だけでは反則で負けだと消化しています(笑)。
    ――田村さんが言うなら問題ないです(笑)。
    滑川 でも、あの試合がなかったらプロになってないかもしれないです。それからバイトも減らして、朝と夜にスクワットも1000回ずつやって、ブリッジが苦手だったんですけど、猛練習してできるようになって。「これでリングスのテストは大丈夫だ」って思えるレベルになって。
    ――リングスに照準を絞ってたんですか?
    滑川 はい。上京する前はUインターで、上京したあとはパンクラスだったんですけど。パンクラスだとご飯をたくさん食べられないイメージがあって。みんな凄く身体を絞るじゃないですか。暴食ができない(笑)。
    ――ご飯はいっぱい食べたかった、と。
    滑川 お酒を飲まないから暴飲はいいんですけど。あとパンクラスだと、お金がそんなに稼げなさそうだなあ……と(笑)。
    ――「ご飯が食べられない」のダブルミーニング!(笑)。
    滑川 それにリングスだったら若手は少ないからチャンスがあるかなあって。
    ――パンクラスは若手ばかりですもんね。
    滑川 坂田(亘)さん、高阪(剛)さんが一番若くてキャリア2~3年じゃないですか。これはチャンスだと思ったんですけど……。
    ――若手がいないことが結果的に地獄になるわけですよね(笑)。
    滑川 ハハハハハハハハ! 坂田さんはアニマル浜口ジム出身じゃないですか。ボクがリングス志望ということを関係者づてに聞いていたと思うんですよ。ボクは夏までにテストを受けるつもりだったんですけど、SUWAがボクの1ヵ月前にリングスのテストを受けたんです。SUWAは体力があるし、絶対に受かると思ったんですけど、落とされて帰ってきたんですよね。それが凄い衝撃で……。
    ――「あのSUWAが落ちるんだ!?」って。
    滑川 SUWAは身体もできているし、練習も完璧にできてるのに落ちるんだって……。それくらいテストのレベルが高いってことじゃないですか。当時はインディ団体がたくさんできていたんですけど、大きな団体のテストはなかなか受からないんです。新日本なんて毎年浪人していた人もいたし、誰かが受かったらジム全体でお祝いしたくらい高い壁があったんですよ。
    ――前田さんは新日本出身ですから必然的にリングスのハードルも高くなりますよね。
    滑川 SUWAが落ちるなら俺も無理だろって思ったし、テストから帰ってきたSUWAは何日も足を引きづってるんですよ。これはヤバイなと思って。
    ――何をやらされたんですか、いったい……。
    滑川 ボクはSUWAのことは苦手だったんですけど、リングスでSUWAの後輩になる覚悟ができてたんですよ。ボクもテストに受かってSUWAの後輩になると。
    ――口うるさいけど、覚悟はできていた(笑)。
    滑川 だいぶあとからSUWAが何かの媒体で「滑川が受かったからリングスはいいや」と言っていたのを聞いたんですよ。その時点でリングスへの愛情はボクのほうが上なんですよ(笑)。ボクはSUWAの後輩になる覚悟があったんですけど、SUWAはボクの後輩になる覚悟はなかった。
    ――なんだか面白い関係ですね(笑)。
    滑川 で、ボクは9月3日にテストを受けることが決まったんですけど、その6日前に◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯になちゃって。首から背中まで損傷しちゃったんですよね。
    ――そんな重傷だとテストは延期したんですか?
    滑川 いや、なんとか6日後に受けたんですよね。気合十分だったんで。
    ――そんな状態で受けたんですか!(笑)。気合いで乗り切るのはアニマル浜口イズムですけど。
    滑川 病院や接骨院で診てもらっても通院が必要だって言われたんですけど……。テストのときはヤバかったんです。本当にヤバかったです。
    ――交通事故に遭ったばかりですからね(笑)。
    滑川 テンションを上げまくってやりきるしかないなって。あのときは5人受けて、そのうちボクともうひとりが合格レベルに達していて。残りの3人は素人であまりにも情けないから、ボクはその3人を怒鳴りながらテストを受けてましたからね(笑)。
    ――ハハハハハハハハ! 
    滑川 スクワットなんてすぐ終わっちゃって休憩しながら野次を飛ばして。試験官よりも怒ってましたから(笑)。
    ――どんな現場なんですか!(笑)。試験官は誰だったんですか?
    滑川 高阪さんと長井(満也)さん。前田さんと田村(潔司)さん以外は全員揃ってたかな。ずっと黙っていた成瀬(昌由)さんが途中で「おまえ、名前はなんて言うんだ?」って聞いてきたので、ボクのブチギレアピールが効いたのかもしれません(笑)。
    ――テストメニューはおぼえてますか?
    滑川 スクワット500回を何分でできるか。それをボクは11分でできたんですよ。テスト全体の記録は過去でもトップクラスだったらしくて。でも、ブリッジは首と背中をケガしていたこともあるし、最後のメニューだったのでそこだけテンションが下がっちゃって。得意のハイブリッジができなかったんですよね。
    ――滑川さんがケガしていることをリングス側は知ってたんですか?
    滑川 知らせてないです。入門してから「伝えてくれたほうがよかった」って言われましたけど。何か事故があったら大変だってことで。
    ――その場で合格は伝えられたんですか?
    滑川 いや、何日か経ってから浜口ジムに連絡があって。9月3日にテストを受けて16日に入門したんですけど、それも坂田さんが首のケガを気を遣ってくださって日にちを伸ばしてくれたんです。坂田さんはすぐにでも使いっぱしりがほしかったみたいですけど(笑)。
    ――新弟子がいなかったんですね(笑)。
    滑川 高阪さんもテストを受けた全員に「合格したらすぐに入れるか?」って聞いていたんで。それでも完全に治さないで入門して無理したから、いまでも首に後遺症を残ってますね。先輩方はブリッジはやらなくていいとか気を遣ってくれたんですけど。
    ――新弟子生活は過酷でした?
    滑川 道場の近くに産業廃棄物の会社があって、目の前をトラックがよく通るんですよ。そのタイヤを眺めながら「……巻き込まれてグジャグジャになりたいなあ」って考えるくらいつらくて……(笑)。
    ――ハハハハハハハハ!
    滑川 首が痛いし、練習はキツイし、、雑用は山のようだし、合宿所は猫の毛だらけで。坂田さんが過去に猫を飼っていたんですけど、ボクはアレルギー持ちだったんで初日から呼吸困難に陥って。
    ――呼吸困難になるほどの猫の毛って(笑)。
    滑川 あまりにも猫の毛が凄いから入門当日の夜は風呂の浴槽に体育座りで過ごして(笑)。坂田さん、そのときはもう寮にはいなかったんですけどね。寮には高阪さんと山本(宜久)さんが住んでいて、坂田さんの部屋も一応あったんですけど、ずっと帰ってきませんでしたね。
    ――当時から自由に生きてたんですね(笑)。
    滑川 翌日寝不足のままランニングしながらやめるタイミングを考えてましたね。練習の厳しさの噂は聞いていたんですけど、想像以上で。その月に札幌大会があったんですけど、羽田空港から飛行機に乗るじゃないですか。「……墜ちろ、墜ちろ」って念じてましたから(笑)。
    ――ハハハハハハハハ!そうなったら日本格闘技界の大損失ですよ(笑)。
    滑川 無事に札幌に着いちゃたんですけど。普通に降りるじゃないですか。搭乗口から遠い座席だったんですけど「なんで新弟子があとからノコノコ出てくるんだ?」って凄く怒られて。理由は聞いてくれたんですけど、新弟子は着陸したらすぐに乗客をかき分けて搭乗口に走らないとダメみたいで(笑)。
    ――危ないですよ!(笑)。
    滑川 夜の打ち上げも食え飲めの世界じゃないですか。自分は食べる自信があったんですけど、高阪さんと比べると低レベル過ぎましたねぇ。高阪さんがとにかく大食いで。
    ――ちゃんこのノルマはどれくらいですか?
    滑川 ノルマはメシが5杯、ちゃんこが5杯ですね。
    ――気が遠くなりそう(笑)。
    滑川 高阪さんや坂田さんの時代は夕飯は夜遅かったらしいんですよ。自分のときは19時だったんです。昼の1時か2時くらいに5杯+5杯食べて、夜7時に夕飯だとインターバルが短すぎて食べれないですよ(笑)。「いま何杯だ?」って聞かれてまだ2杯なのに4杯だとか嘘ついたりとか、ドンブリは2種類あったんですけど、小さいほうを選んだりして乗り切りましたね(笑)。
    ――練習も過酷だったんですよね?
    滑川 練習でもベンチに足をかけて腕立て100回5セットとか言われるんですけど、そんなのボクができるわけないじゃないですか。それに途中で潰れるとイチからやり直しになるんですよね。山本さんがチェックしてるんですけど、トイレに行ってるあいだに数をごましたりしてましたね(笑)。
    ――山本さん、厳しそうですよね。
    滑川 厳しいですよ……。
    ――山本さんが高田道場のときにリングス時代のノリで一般会員を指導したら、翌週から人数が半分になったとか。
    滑川 その感覚と一般社会との間には壁がありますよね。リングスの常識は世間では通用しないし、ボクはそこの葛藤といまでも戦ってますよ。
    ――リングス前田道場の常識が染み付いている(笑)。
    滑川 ボクは世間を知らずにリングスに入ったからギャップが……だから山本さんの気持ちはわかるんですよね。高阪さんは世間を知ってから入ってきてるし、坂田さんや成瀬さんは生き方が上手ですけど、自分と山本さんは系統は同じじゃないですか(笑)。
    ――ですね(笑)。
    滑川 ボクはいまは客商売が長いのでだんだんと調整ができているんですけど。
    ――リングスって入門してもプロテストをクリアしないとデビューできないんですよね?
    滑川 そうなんですよね。そのプロテストがもの凄くキツくて、それが嫌で入門しても途中でやめちゃう人もいるんですよ。
    ――新弟子生活で鍛えられてるのにやめちゃうって……。
    滑川 高阪さん、坂田さんのプロテストのときは2人の熱と汗でリング上から湯気が上がったそうですから。坂田さん、そのプロテストがきかっけでヘルニアになったくらいですからねぇ。
    ――デビュー前にぶっ壊れるって……。
    滑川 リングス生え抜きの先輩の4人中3人はヘルニアでしたからね。高阪さんだけなんですよね、無事だったの。長井さんも「俺のときはにプロテストがあったらやめている」というくらい苛酷さですからね。自分もプロテストが嫌で何回も夜逃げしようとしましたね。
    ――いったいどんな内容なんですか!(笑)。
    滑川 基本は入門テストと同じメニューがどれだけ伸びてるか。もう過酷ですよ。タイムも伸ばさないといけないですし。それにプラス、タックルと受け身をエンドレスですね。前田さんが「いい」と言うまで受け身を取り続ける。
    ――そりゃあヘルニアにもなりますね……。合格基準はなんですか?
    滑川 前田さんの感覚ですね。先輩方は「かならず一度目は落とされるぞ」と言ってました。ボクはデビューまで1年9ヵ月かかったんですけど、入門して11ヵ月で長井さんから「おまえはもうやれるから、今度の武道館で前田さんにプロテストをお願いしてこい」と言われて。もう言いに行くのがイヤでイヤで……。前田さんに言いに行ったら「ダメだダメだ」ってあっさりダメ出しされて相手にされなくて。凄くホッとしたんですけど(笑)。
    ――プロテストを受けたくない新弟子(笑)。
    滑川 結局、自分はプロテストをやらずにデビューが決まったんですよ。「あ、やらなくていいんだ」と安心していたら、試合前日の練習が終わった直後に前田さんが道場が来られて「いまからプロテスやるぞ!」と。
    ――プロデビュー前日、練習直後にプロテスト!!(笑)。
    滑川 普通のプロテストよりはハードではなかったんですけど(笑)。それでも全身筋肉痛になっちゃって。
    ――それなのに全身筋肉痛って(笑)。
    滑川 筋肉痛のままデビュー戦でしたね。
    ――しかもデビュー戦は高田道場との対抗戦じゃないですか。あの当時の対抗戦は重みが違いますよねぇ。
    滑川 絶対に勝てると思ったので引き分けという結果に失望しましたねぇ。もう自分がイヤになりました。そんな目に遭ってるので後輩がプロテストで苦しんでるところをいつかは見てみたいと思うようになったんですけど(笑)。この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、日菜太、金原弘光、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • 社会問題、政治、そしてセックス… 「お騒がせセレブ化」が止まらないロンダ・ラウジー

    2015-11-12 23:11  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……
    社会問題、政治、そしてセックス… 豪放な発言を繰り返し、「お騒がせセレブ化」が止まらないロンダ・ラウジー
    UFC女子バンタム級王者、ロンダ・ラウジーがホリー・ホルムを迎え撃つUFC193が今週末に迫った。オッズメーカーの中にはラウジーを-2000などという、これまでの記録には見られないほどの大差での勝ち馬としているところもあり(ベチ・コヘイア戦でもオッズは-1400程度だった)、誰もがこの試合のことを、あたかもロンダ様に生けにえが献げられるがごとくに見なしているのがもっぱらの下馬評だ。ホルムがもうひとつ弁が立たないタイプであることもあり、これといった両者のトラッシュトークの交換もないまま、今回の試合前のロンダ発言は試合とは関係のないところで不規則に荒れている。
    ロンダ不規則発言その1は、「ローション騒動」である。男性誌Maximの「ロンダ様に聞け」のコーナーで、読者の質問にロンダは次のように回答した。
    ●質問 ロンダ様へ。男がベッドでけしてしてはいけないことはなんですか。逆に、常にしなければならないことはなんですか(ロサンゼルス ジャック 36歳)
    ●ロンダからの回答 まずしてはいけないこと。それは、私の歯を噛まないでということ。歯が何度も当たるようなら、あんたのやり方がおかしいということ。すごくイライラするから大嫌い。試合で殴られるのは平気でも、何回も歯がぶつかるようなことがあると、それだけでもう試合終了。次に、どうしてもやるべきこと。それは、時間をかけなさいということ。一般的に言って女性には少々時間が必要だから、女性の準備が完了するまで、男性は時間をかけないといけない。それから、ローションなんて本来必要ないはず。必要だと言うことは、怠慢なのよ。ちゃんと時間をかけていない証拠。
    重ねてロンダは、UFC193 Embeddedのビデオの中でも、自説を再度強調している。
    「マキシムの記事が出てから、ローションのことばかりとりあげられる。私は、男性がもうちょっと頑張れば、ローションなんていらないでしょ、といっただけ。だってそうでしょう?ご先祖様はどうしていたというのよ(怒)!」
    同じビデオの中では、「中には必要な人もいるんだから……」とさすがにスタッフに諭される姿も写し出されているが、ロンダは「いや、私が言っているのは、ほとばしるような情熱のことなのであって……」と言い返すなど負けていない。
    これに対して、あるローションメーカーがつぎのような声明を発表、ロンダにローション製品のよさを理解してもらいたいとして「一生分のローション」を進呈したのだという。
    「ロンダ様、当社社員一同はあなたの大ファンです……ローションは、健康的で楽しいセックス経験に欠かせないものとなっております……ローションは摩擦を減らし、コンドームの破損を防ぎ、閉経後のセックスを支援します……医療面・心理面の諸問題により、自然な状態では十分に潤滑しない女性もなかにはおられるのです。ローションは潤滑に関する無用なプレッシャーを取り除くのに役立っております……」
    ロンダ不規則発言その2は、DV疑惑である。
    この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • どうなる!?格闘技座席問題■「MMAオレンジ色の手帖」

    2015-11-12 23:07  
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    格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは……座席を巡るトラブルです。先日開催された「PANCRASE271」。徳留一樹が北岡悟を豪快なKOで破りライト級キング・オブ・パンクラシストに輝くと、砂辺光久が大接戦のシーソーゲームの末に阿部博之を破り、見事初代初代ストロー級王座を載冠。アンダーカードでもブラジル勢が大躍進すれば、修斗王者経験者・室伏シンヤが完璧な勝利でタイトル戦線に名乗りを上げるなど、大盛況・大熱狂のうちに幕を閉じました。大会後の関係者やファンの評判も上々。早くも2015年年間ベスト興行にプッシュする声も聞こえています。その熱気を裏付けていたのがパンパンに膨れ上がった客席。チケットは事前に増席したにも関わらず前売り段階で早々に完売。南側の後方や会場入口付近には立ち見客がごった返す異様な状態。あれだけ埋まったディファ有明を見たのは私の観戦歴の中でも初めと言っても過言ではありません。パンクラスの酒井正和代表が「超満員札止消防法ギリの大入り」とツイートしたのも思わず納得。本当に凄まじい混雑ぶりでした。私は有明のソウルフード・ディファーカレーを死守する事が出来てホッと胸をなでおろしています。あの日のルーはいつもよりとろみがあって一際格別だったなと。ところがそこまで盛況になると不測の事態が起こるもの。大会後には、客席に選手や関係者が陣取って座れなかったという「席」を巡るトラブルがチラホラ聞こえてきました。選手に声援を送るため、先輩格闘家やジム生がリング付近の席に座って叱咤激励をするシーンは格闘技興行のある意味で風物詩。現実問題としてパンクラスに限らず、ディファ有明や後楽園ホールなどの興行において恒常的に行われてきたのは事実です。それでも、これまで問題が表面化してこなかったのは格闘技の会場がある程度空席ありきだったからでしょう。今でこそチケットが完売しているパンクラスですら、2006年前後の暗黒時代なんてむしろ空席の方が多かったくらい。万が一、自分の席にいかつい集団が座っていても、周りの席も空いているし、それどころかもっと良い席も空いているぞと。それなら事を荒立てずに自ら席を移動して回避してきた心臓の弱い小市民の方も多いのではないでしょうか。お恥ずかしながら私はその典型です。しかし、前回のパンクラスくらい満員になると話は別。他の席に座ろうにも空席はないし、自分の席では屈強な男が大声援を上げていては、さすがに切り出す事も出来ず、仕方なく泣き寝入りするケースも十分にあり得ます。さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナのように係員やセキュリティが多数いる大会場ならいざしらず、ディファのような中規模会場では係員の数にも限りがあるし、わざわざ呼びにいくのも一苦労ですからね。 
  • 【榊原会談実現】日菜太「このままだと知る人ぞ知る選手で終わってしまう。だから大晦日なんです」

    2015-11-08 18:39  
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    日菜太はなぜ大晦日出場を直訴したのか? かつてはK-1MAXやシュートボクシングを主戦場とし、現在はREBELSで活躍するキックボクサーの日菜太。大晦日フジテレビで放映されるRIZINのリングでキックボクシングの存在を世間に届かせるため、大会実行委員長の榊原信行氏にツイッターで出場を直接アピール。それに榊原氏が反応して、多くのファンも見守る中、ツイッター上で“公開交渉”が行なわれた。「MMAイベントでキックボクシングをやるべきではない」などファンの賛否両論が渦巻く中、榊原氏との会談までこぎつけた日菜太。なぜ直訴したのか、キックを取り巻く現状は? 日菜太が所属するクロスポイント代表にしてREBELSプロモーション代表でもある山口元気氏にも同席していただき、その胸の内を聞いてみた。(聞き手/ジャン斉藤)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■非会員でも購入できる詰め合わせセットpar21 記事内容 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar901262◉石川雄規 ロングインタビューバトラーツで見た天国と地獄――負債を背負いプロレスに絶望しかけた男はカナダに流れ着いていた……真のプロ・レスリングを求める情念の叫び!◉榊原信行ロングインタビュー元PRIDE代表が格闘技界に帰ってきた! 日本格闘技界の行方を占う大晦日RIZINで何が起きるのか?  ◉とっておき情報満載! 事情通Zの「プロレス 点と線」どうなる大晦日?魔裟斗復帰か/全日本退団!潮崎豪の上がるリングとは?/RIZIN記者会見◉スコット・コーカー インタビューRIZINと同盟結成!UFCを追走するアメリカMMA団体ベラトールのCEOが「日本格闘技」を語る!◉小佐野景浩のプロレス歴史発見「アニマル浜口物語」「ジャパン・プロレスは一蓮托生。何かあったら身を引く」……アニマル浜口はただひとり約束を守ってリングから去っていった――。◉金原弘光のゼロゼロ年代クロニクル③
    90年代ゼロゼロ年代のオモテとウラを知り尽くした金ちゃんが過去を振り返るインタビュー連載!今回はPRIDEのミルコ・クロコップ戦!
    ◉中井祐樹の東奔西走日記日本格闘技界の礎を築いたレジェンドが日常を綴る! 中井先生の東奔西走ぶりをお届けします!◉笹原圭一の書評の日が昇る「真説・長州力 1951-2015/田崎健太」「私が殺した少女/原尞」◉ROAD TO UFC JAPAN決勝戦まさかのドロー決着を斬る!大沢ケンジ「ジャッジは逃げるな!」 ◉Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――「MMAに巨乳は有利、不利?」
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar901262■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     
    ――日菜太さん、おひさしぶりです。
    日菜太 前に取材したのはけっこう前ですよね?
    ――7〜8年……くらい経ってる気もしますねぇ。
    日菜太 なんだかんだでボクもこうしてキックを続けてますよ(笑)。
    ――このクロスポイント吉祥寺に移籍してからはどれくらい経ってるんですか?
    日菜太 このジムに移ってから4年目ですね。
    ――いまは昼間ですけど、汗を流す一般会員でジムはいっぱいですね。
    日菜太 昼間からたくさん来てますよね。キックのほかにも、柔術、MMA、あとキッズのコースもあって。都内屈指なんじゃないですかね、こんなに会員さんがいる格闘技ジムは。
    ――キックはMMAより集客しやすいそうですね。
    日菜太 みたいですね。キックはフィットネスとしていいコンテンツですから。芸能人がキックをやってるから女性の方もやろう!……という感じで。そのうちブームは終わるかなと思ってたんですけど、まだ終らないですね。
    ――プロになる人は増えてるんですか?
    山口元気 ウチに関して言えば、そうでもないですね。
    日菜太 1パーセントくらいじゃないですか。
    ――1パーセント!
    山口 俺が「いけるよ、いけるよ〜!」と褒めて褒めて、それで続けばいいほうかな。ほとんど続かないですけどね。それでもウチはプロが多いほうではあるとは思いますが。
    山口氏は榊原×日菜太会談にも同席。1時間近く話し合いが行われたそうだ。――ここ最近はプロのなり手が少ない流れなんですか?
    山口 それは昔からといえば昔からですけどね。K−1ブームのときは「選手になりたい」という子はいっぱいいました。あのときも結局続かなかった。
    ――山口さんが現役だった90年代はどうでした?
    山口 あの頃のキックのジムは、選手しか通っていないからビジネスにならなかったんじゃないかな。誰も会費を払ってるの見たことなかったし、ウチの会長も家賃を払えてたのかなって疑問でした(笑)。
    ――ハハハハハハハハ! 当時はジム運営だけ食っていくのは大変だったんですね。チャンピオンになってもそんなには稼げない。
    山口 毎回チケット100枚から300枚は売って30万円くらいになったので、それが収入になりましたけど。基本的にファイトマネーという概念がなかったな〜(涙)。
    ――日菜太選手はK−1MAX以降にキックをやり始めたんですよね。
    日菜太 ボクは魔裟斗さん、アンディ・フグ、ピーター・アーツを見て育った世代なんで。キックボクシングを始めてからサムゴー(・ギャットモンテープ)の存在を先輩から教えてもらったくらいなんです。全日本キックのサムゴー特集DVDがあって、それを見たのがきっかけでK−1以外のキックの試合を見るようになって。
    ――MAX以降はプロになる入り口はどう変わっていったんですか?
    山口 いまはそういう入り口がなかなかないんですよねぇ。K−1以前はテレビがなくても雑誌が強かったんですよ。『格闘技通信』より前に『フルコンタクトKARATE』があったし、それから『わしらは格闘技探検隊』というミニコミ誌もあった。
    ――『わしらは格闘技探検隊』、なつかしい(笑)。いまはジム運営がちゃんと成立しているし、これだけ会員が増えている。キックの環境はよくなってるんですよね。
    山口 そうですねぇ。そうなんですけど……。
    日菜太 たしかにジム数はメチャクチャ増えてるんですよ。それでジム主催の興行も増えてるから、ベルトも増えている。プロの数は増えてるんですよね。
    山口 凄く増えてる。
    日菜太 ボクシングを上回ってるんじゃないかって思うくらい。
    山口 相当多いですよ。
    ――先ほど「プロになるのは1パーセント」という話がありましたが、キック全体で言えばプロの数は増えていると。
    山口 だから敷居が下がってるところはあります。
    日菜太 アマチュアレベルでプロのリングに上がってる選手がいたりするし、プロのハードルがないジムもありますよね。そこのジムの会長が許可を出せばデビューできるのがキック界の暗黙の了解なんで。
    山口 プロテストがあるとこもあれば、ないところもあるし、アマチュアのトーナメント優勝者がプロになれたりと基準はバラバラですね。ウチのジムの場合は一応ハードルは設けてます。プロを目指す場合は15時からのプロ練習に出て、アマチュアで実績を積まないといけない。ということは、仕事をやめないといけない。覚悟があるのかを見てるというか。
    ――それはなかなかのハードルですねぇ。
    山口 その時間帯に来られる仕事に就くか、もしくはウチで働くか。そこは覚悟が問われるんです。ジムで働くと24時間キック漬けになるから強くなりますよ。
    日菜太 プロがバラバラに来て練習するよりもそこは違いますね。
    山口 もちろん普通に仕事にしてて夜しか練習ができない人にも、練習はしっかりとできる環境にしてあるので、夜の部にもプロの選手はいますけどね。
    ――プロの道を設定しないと会員さんもモチベーションは保てないでしょうね。
    日菜太 ジムの会員さんの目標は「痩せたい」から「試合に出たい」になるし、アマチュアでけっこう強くなっていくとプロのリングにも上がってみたくなりますからね。
    ――日菜太選手も大学卒業後はK−1一本に絞って就職しませんでしたよね。
    日菜太 あのときはK−1のために就職を蹴ったんですよね。そのあとK−1がなくなったときは、応援してくれるスポンサーもあったんですけど……ここに移籍するときに、ウチの姉から「有名な選手とも戦ったし。もうキックはいいんじゃない。若いんだから次の新しい道があるんだから」って言われたんです。
    ――違う人生を思案するような状況だった、と。
    日菜太 ボクはまだキックを続けたかったので、ここに移籍したんですけど。移籍するために当時所属していたジムに◯◯◯万円払ったんですよ。
    ――ええっ、◯◯◯万円!? それは日菜太選手は払ったんですか?この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、金原弘光、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826