
ありがとう安田忠夫、さようなら借金王……2018年に掲載されたインタビューシリーズ第4弾です。
今回は、ジャブボーイや試合の流れなど「プロレスの仕組み」について言いたい放題でお送りします!
――安田さんが新日本プロレスを解雇されたあとの流れがよくわからないんですね。
安田 そんなの、俺だってわからないよ!(笑)。
――ハハハハハハ! ウィキペディアによると、ファーストオンステージの中村祥之さん預かりになったと書かれてるんですね。
安田 ……なんでだっけ?
――サイモン猪木氏から中村さんに契約を譲渡された……ってことなんですけど、解雇されてるのに契約を譲渡っていうのも変な話ですよね。
安田 そのへんは中村さんに聞いたほうがいいかも。俺は知らんもん。
――とにかくゼロワンには出るようになったんですね。
安田 あの頃は高岩(竜一)くんとずっと遊んでた。高岩くんが知り合ったプロレスファンのタニマチから毎日1万円2万円もらって。
――毎日1万円2万円(笑)。
安田 それで朝は必ず大井競馬。半年間そんな生活だったよ。
――どうして毎日そんなお金をもらえるんですか?
安田 知らないよ、そんなの。タダでくれるんだから余計なことを言わないほうがいいんだよ。1日2万円くらいじゃ博打ですぐになくなっちゃうんだけどね。ガハハハハハ!
――なんて言い草ですか!(笑)。
安田 あ、思い出した! ゼロワンに上がることになったのは『ハッスル』からだよ。中村さんは『ハッスル』に関わってたでしょ。そこから話をもらったんだよ。ギャラは安かったけど、それでもゼロワンの中では高いほうで。若い奴がワンマッチ5000円1万円だってときに7万円くらいもらってたかなあ。
――『ハッスル』だとそれ以上もらってたんですよね?
安田 『ハッスル』は大きいところでやるときは100万円。
――ワンマッチ100万円! そりゃあ潰れるわ(笑)。
安田 後楽園ホールとかは15万円。『ハッスル』が一番いいときだったからね。そのかわり小川(直也)にジャブをして……っていうことだけど。まあいいよね、プロレスで負けても、べつに。
――100万円は現ナマですか?
安田 うん。試合が終わったら、すぐもらってそのまま博打よ。
――『ハッスル』は未払いの被害者が多いですけど、取りっぱぐれたことはないんですね。
安田 『ハッスル』はないよ。そういえば『ハッスル』のベルト(ハッスル・ハードコア・ヒーロー)を持ったままだから、たぶん。ベルトを持ったまま団体がなくなっちゃった(笑)。
――『ハッスル』でもプロレスの中身には変わりはありませんでした?
安田 変わらないね、そこに芸能が入ってくるだけで。おちゃらけの部分を台本どおりにやるだけだから、楽っちゃあ楽だよね。
――従来のプロレスはある程度のストーリーラインがあって、マイクなんかは……。
安田 アドリブ。だから楽だったよ、『ハッスル』は。
――安田さんが『ハッスル』に出た頃に橋本(真也)さんが亡くなったんですよね。
安田 ああ、そうだよ。ちょうど橋本さんが亡くなった頃だね。最初にそのニュースを聞いたときは「ウソだべえ」と思ったよ。あの頃は橋本さんがどうなってるのかはよくわかんなかったんだよね。『ハッスル』やゼロワンのみんなも橋本さんのことは何も言わないし、まあ俺もそこまで突っ込んでは聞かなかったんだけど。
――橋本さんはゼロワン勢とも決別してましたし、『ハッスル』とも微妙な関係で。
安田 俺も橋本さんは連絡は取ってなかったし、昔みたいに家にも行かなくなっていたしね。橋本さんは、かずみさんと離婚してたでしょ。
――橋本さんと最後に会ったのはいつですか?
・不思議な仲だった橋本真也夫妻・バトラーツ真剣勝負説の真相・相手を見てノーセールするレスラー・潰されそうだった中邑真輔・武藤敬司はレベルが高すぎる・蝶野さんの作り方はうまい・ノートンは固すぎる……1万字でプロレスの作り方に迫ります
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