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2015年 年間ベスト

2015-12-31 18:38

    2015年度 年間ベスト20の発表です。

    今年は曲数を減らして、
    Bandcampへのハイパーリンクを設置しました。
    少しでも興味を持っていただけたら
    すぐにダウンロードできるようにしたかったためです。
    ジャンルとしては例年通りある程度Post系への偏りはありますが
    そこそこ幅はあるかと思います。では...


    2015 Best Albums 20






    20位 Gecko
    Forestract





    Tokage records主宰の佐藤 航の
    ソロプロジェクトGeckoの3rd
    タイトル通り幽幻な森林世界を
    想起させる珠玉のピアノインスト集。
    トラック3でGuest参加している
    岡崎美優の歌声が
    素晴らしく世界観とマッチングしていて
    おすすめです。





    19位 Advent Sorrow
    As All Light Leaves Her





    Australia産Black Metalの
    Advent Sorrowによる
    通算5作目の1st Full
    2,3年前まで強烈にかっこいい
    Symphonic Blackやってたのに
    いつの間にかDepressive Blackを
    やっていて驚きました。
    Symphonic Black時代に培った
    美しさを遺憾無く発揮し
    Shogezer要素も取り入れ
    泣かせにかかっています。





    18位 In Twilight's Embrace
    The Grim Muse





    Poland産Death Metalである
    In Twilight's Embraceによる3rd
    メロディの充実度を
    完全にダークな世界へと振り切った傑作。
    硬派なスタイルを貫き通していて最高です。





    17位 SANGRE DE MUERDAGO
    O Camiño das Mans Valeiras





    Spain産Nature Forkの
    SANGRE DE MUERDAGOによる4th
    悠然と有り続ける絶対的な自然を感じるアコースティックサウンド。
    中世の森林に迷い込んだような穏やかさに癒されます。





    16位 Sorrow Plagues
    An Eternity Of Solitude





    UK産Atmospheric Blackの
    Sorrow Plaguesによる2nd EP
    トラック2の後半で繰り出される
    ソロには完全にやられました。
    個人的に今年の上半期で一番聴いた曲でした。






    15位 Archivist
    ARCHIVIST





    惜しまれつつ今年に解散をした
    Light BearerのAlex率いる
    Archivistの1st
    Light Bearerのような
    暗黒性は薄れたものの
    重厚感と疾走感をうまく混ぜ合わせながら
    シンセを嫌にならない配置で加えていて
    そのバランス感覚は今年の作品の中でも
    郡を抜いていたかと思います。






    14位 Havukruunu
    Havulinnaan





    Filand産Pagan Blackの
    Havukruunuによる1st
    漢らしいド直球なPagan Blackで
    リフワークのかっこよさが際立っていました。






    13位 Sadness / Stellafera
    Farewell from Distant Sounds





    18歳のElisaによる
    US産独りDepressive BlackのSadness
    同じくUS産Depressive Blackの
    StellaferaによるSplit

    Sadnessは作品を重ねる度に増す
    メロディの壮大さを今作でも披露し
    絶叫ともに爆発する切ないメロディが
    負の感情をバラまきます。
    Stellaferaはトレモロで泣かしにくる
    Post系のサウンド構成で
    こちらもピアノを巧みに用いて
    メロディの充実を図っています。







    12位 Thousand Eyes
    『ENDLESS NIGHTMARE』





    日本産Melodic Death Metalの
    Thousand Eyesによる2nd
    『これがJapanese Melodic Death Metalだ!』
    と言わんばかりの
    ソロ弾きまくり、疾走しまくりの傑作。
    こんなのかっこいいに決まってるじゃん。






    11位 So Hideous
    Laurestine





    US産Post BlackのSo Hideousによる2nd
    So Hideous, My Love...時代の
    「勢い」としてでの激情感ではなく
    溢れんばかりの「壮大さ」で
    激情感を表現しています。
    圧巻のドラマティックさですが
    少し手法が強引すぎた面もありこの順位です。







    10位 La Casa al Mare
    This Astro





    Italy産ShoegazeのLa Casa Al Mareによる1st EP
    「Whirr」のような気怠げな雰囲気を持ちながらも
    どことなく明るい音色で癒されます。
    夏の休日に流していたいようなそんな柔らかさ。






    9位 Lychgate
    An Antidote for the Glass Pill





    UK産Avant-garde BlackのLychgateによる2nd
    keyの不協和音による紡がれる
    怪しい社交場を思わせる不穏な音像。
    この手のジャンルで気になってしまう一辺倒さはなく
    巧みな展開でリスナーを飽きさせない傑作。






    8位 Ulvesang
    Ulvesang』 





    Canada産Dark ForkのUrvesangの1st
    夜に溶け込む儚い音色が本当に美しい。。
    真夜中に目を閉じてずっと聴いていたい。。。






    7位 Solar Wanderers
    Descend





    Australia産Post Rockの
    Solar Wanderersによる2nd EP
    低く眩しい西日を思わせるような
    淡い淡いノスタルジックサウンド。
    優しく儚げな歌声が哀愁漂う世界観とマッチしていて
    目頭を熱くさせられました。
    トラック3は個人的に今年のベストトラックです。





    6位 Dødheimsgard
    『A Umbra Omega』





    Norway産Avant-garde Blackの
    Dodheimsgardよる8年ぶりの5th
    過去作と同様、頻々たる実験的なアプローチで
    特異なアヴァンギャルド性を獲得しています。
    渾然とした中に響き渡るブラストと
    不気味なkeyの音色が煩雑ながらも
    どことなくまとまっていて
    掴みどころのなさが大作志向ながらも
    最後まで強引に聴かせてしまうのかもしれません。
    Post系のアプローチも垣間見える傑作です。





    5位 happiness in veins
    esc

    Russia産Post Blackの
    happiness in veinsによる3rd EP
    kawaiiseppukuのせいですっかり
    ネタ感溢れるバンドだと思われていますが
    Soraeにも通ずる飛翔感あるトレモロリフで
    そのエスケープサウンドを遺憾無く披露しています。






    4位 BATUSHKA
    Litourgiya




    正体不明のBlack Metal BATUSHKAの1st
    重厚かつ荘厳なDoomの要素を
    Death Metalとしてまとめあげた作風。
    このバランスの良いハイブリット感は
    デビューアルバムとは思えないほど。
    今後の活動にも期待です。






    3位 Panopticon
    Autumn Eternal





    US産Black MetalのPanopticonによる6th
    秋の情景に希望と喪失を見出し
    力強くも郷愁感のある
    豊かな音色を構築しています。
    彼らの表現する永遠の秋は
    自然の雄大さそのものでした。






    2位 Deafheaven
    New Bermuda






    US産Post BlackのDeafheavenによる3rd
    新世代の象徴として取り上げられる彼らですが
    その称号に相応しい圧巻の出来でした。
    他のPost Black系とは大きく違い
    その「メタル性」を強く感じる
    彼らのサウンドは唯一無二であり
    他の追随を許さないほど圧倒的でした。







    1位 Slow
    IV - Mythologiae





    Belgium産Funerl DoomのSlowによる4th
    過去作まではニッチというニッチを突いた
    取っ付きにくい作風でしたが
    今作では暗くもどこかあたたかい
    絶妙な重厚世界を構築しています。
    全てが解きほぐされていくような
    濃厚なカタルシスを味わえる大傑作。











    2015年度年間ベストは以上のようになりました。
    ここに書けなかった作品もたくさんありましたし
    20作品に絞り込むのが大変でした。

    今年の作品で印象に残ったのは
    「Deafheavenのメタル感」でした。
    SlayerやMetallica然りのリフワークを強く感じ
    そこにPost系のアプローチを加えることで
    Deafheavenという彼ら独自の音を
    確固たるものとして獲得していたと思います。

    その作風のお洒落感や雰囲気に話がまとめられがちですが
    個人的には彼らはあくまでメタルバンドであり
    本当に特有のスタイルを持っていると感じています。
    4thアルバムとなる次作はどのような作品になるのか
    既に楽しみで仕方ないですね。


    来年もたくさんイイ音楽に出会えるといいな。ではでは。



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