シリア・アサド政権の化学兵器使用をめぐる一連の問題で、米国やロシアなど各国の立場が注目されています。
オバマ米大統領は国連などを舞台に外交的解決を目指す意向を表明している一方で、10日(米東部時間)の米国民向けのテレビ演説では米軍の軍事行動の可能性は否定していません。
それ対し、ロシアのラブロフ外相がこれを回避する道として、シリアの化学兵器を国際管理下に置く案を提示。さらにロシアのプーチン大統領は11日付の米ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、国連決議なしのシリアへの軍事介入は侵略であり、中東や世界に禍根を残すと訴えています。
12日にはシリアのアサド大統領がインタビューで「シリアは化学兵器を引き渡し、国際管理下に置く」と述べたことが伝えられていますが、緊迫した情勢はいまだに続いています。
今後シリア情勢はどのような方向に進んでいくのか。2人による外交対談を放送します。
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