ついでに、macOSでVOICEROIDを使おうなんて無茶なことをやってみたい人のために。
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ついでに、macOSでVOICEROIDを使おうなんて無茶なことをやってみたい人のために。

2017-06-29 00:43
    (macOSで本当にVOICEROID動かしたい方は、最後まで読み飛ばしちゃダメよ、損するよ!)

     私自身のメイン機はMac(MacBookPro)で、macOSのみで動かしています。ただしWindows10も一応あるわけで、VOICEROID実況作る時の音声読み上げはそちらで作っております。台本をMac側で書いて、iCloud使ってWindows側に転送して、音声をWindowsで作って、それを再びiCloudでMac側に転送した上で、Final Cutを使って編集しているという具合です。MacとWindowsを行き来していますね。パッと見、なんでそんな複雑なことをしてるのかって思うでしょう。

     ではVOICEROID実況をmacOS上だけで作ることはできないのか。つまり、VOICEROIDをmacOS上で動かすことは出来ないのだろうか。

     結論としては、出来なくはないです。色々制限がつきますが。


     まず、現在のVOICEROIDラインナップを確認してみましょう。

    ・VOICEROIDで発売→VOICEROID+ EXにアップデート
     月読アイ
     月読ショウタ

    ・VOICEROID+で発売→VOICEROID+ EXにアップデート
     弦巻マキ(民安ともえ)
     鷹の爪 吉田くん
     東北ずん子

    ・VOICEROID+で発売→VOICEROID+ EXにアップデート→VOICEROID2にアップデート
     結月ゆかり

    ・VOICEROID+で発売(機能はEX相当)→VOICEROID2にアップデート
     琴葉茜・葵

    ・VOICEROID+ EXで発売
     水奈瀬コウ
     京町セイカ
     東北きりたん

     こんな感じですね。何故アップデート経歴までメモしてあるかって? いえいえ、これが重要なんです。とっても。

     さて、macOS上でWindowsソフトを動かす、実はそんなことは実現可能です。フリーウェアで。ただし制限付きで。それを実現するのが「Wine」というライブラリです(エミュレータではない、くれぐれも)。しかしこれはLinux用のライブラリ、しかしmacOSはLinuxと同じくUNIX系OSであることを忘れてはいけません。つまり、動かそうと思えば動かせるのです。
     さて、VOCALOID(ボーカロイドです、歌う方です)は今でこそライブラリとエディタが分かれ、macOS上で動かせるようになりました。しかし以前はWindowsのみでしか動かせないソフトだったのです(ちなみにUTAUについては以前からMac対応ソフトがあります)。けどMacでどうしてもVOCALOIDを動かしたい、そんなことを思った人がいたようです。その人は「Wine」に注目し、「Wine」を経由して初音ミクたちを動かすソフトを作りました。それが「MikuInstaller」です(なおCPUの壁は越えられずIntelMacのみの対応)。
     ではそれで動かせるのか、というとそうは単純な話でもないようです。MikuInstallerに同梱されているWineは古めで、入れ替えるってのもなかなかめんどくさいです(入れ替えられますが)。さらには、X11が必要です。最新OSだとXQuartzで代替されます。UNIX系コードをmacOSで使用できるプログラムですが、ちと古い技術です。重いです。←適当に言いました。正確には「X Window System」をmacOS上で動かすのがX11なりXQuartzですね。
     じゃあ他のソフトはありませんか。ありますよ。「NXWine」や「EasyWine」(製作者は同じ方です)を使いましょう。よし、これで解決。

     するとでも思いましたか?甘い甘い。

     実はこれらのソフトを使っても、EXではインストール中にエラーを吐きます。インストール自体は完了するので試しに起動してみても、エラーを吐いて終了してしまいます(ついでに、Wineライブラリ上で「プログラムの削除」を実行しようとしてもエラー吐きます)。おそらく、オンラインアクティベートの仕組みが影響しているかなと思われます。そう、EXはね。裏を返せば、「VOICEROID+」なら動くんです。多分月読兄妹も無印なら動くんじゃないでしょうか、持ってないから判りませんが。現に、ここあたりの動画はNXWineを経由してゆかりさんを動かし、声を書き出しています。EasyWineは最初の文節で切れてしまい調声が難しいですが、NXWineならちゃんと読み上げてくれます。はい、動くんです。ありがたいじゃないですか。

     でも、今さらEXじゃないVOICEROIDなんて手に入れられない。あるとして中古市場かな。そんな風に思っていませんか。

     いいえ、ちゃんと売ってます。現在も。

     ここで「VOICEROID+ 民安ともえ EX」ダウンロード版のファイル構成を確認してみましょう。Windowsでスクリーンショット撮るのも面倒なので、macOS上の画面です。問題ないですよね、macOS上で動かす話ですから。あ、ちなみにダウンロード版は自己解凍ファイルを落とす形ですが、その解凍についてはちゃんとWine系ソフトで出来るのでご心配なく。それどころか「The Unarchiver」あたりを使えばWine経由しなくても無理やり解凍できます。出来るはずです。


     
     気がついたでしょうか。「VOICEROID」と「VOICEROID_EX」のフォルダがあります。試しにランチャーを開いてみましょう(EasyWineで)。なお、EasyWineで起動するとランチャーはカーソルをついてきてボタンを押せないので、実際に入れたいときは各フォルダから直接インストーラを開いた方が無難です。




     ほら「旧バージョンをインストール」とあるでしょ?これが答えです。

     VOICEROID+ EXには、旧バージョンのVOICEROIDも収録されている。

     もちろん、VOICEROID+ EXでしか発売されていない東北きりたんなどには付属していません。それは仕方ない、EXが出た後に発売されてるからね。ってことで

     macOSでVOICEROIDが使いたければ、EXについてくる旧バージョンを、Wine系ソフトを使って動かせ!

     めでたしめでたし。
    ※当然のことながらAHS側は本来意図していない使用方法なので、試すのは自己責任で。


     とか書きましたが、ずんちゃんは無事にインストールは出来るものの、起動できないようです。起動できないのはオンラインアクティベート関係の問題じゃないみたいね。ずんちゃんからはフレーズ編集機能がついてるのでそこの問題ではないでしょうか。←とか書いていますが、ゆかりさん達にも別ウインドウながらフレーズ調整機能あるのだよ、実のところ原因はよくわかりません。


    ……「ゆかりさんは今VOICEROID2じゃないか!」って声も聞こえてきそうです。はい、そうですね。そして(まだ買ってないのでわかんないけど)VOICEROID2のゆかりさんには旧バージョンが付いてないですね。

     では、ここで一つのページをご覧ください。

    http://www.ah-soft.com/voiceroid/yukari_ex/index.html

     実は、VOICEROID2版とVOICEROID+ EX版のゆかりさんは併売されているんですよ。安心して、EX版を購入しましょう、そして旧バージョンをインストールしましょう。ちなみに多少見つけにくいですが、同じくVOICEROID2になった琴葉姉妹もちゃんと、旧バージョンであるVOICEROID+版がちゃんと公式で販売されています。と書いたところで確認したら見つけやすくなってました。あれ、この前は見つけにくかったのに……。もしかして私のツイート見られてる……? ちなみに
     AHSの社長さん自身がこう呟いていらっしゃるので、決して「販売停止が忘れられてる!」とかではないです。ご心配なく。

     って、なんでこんな記事書いてるんだ私。動画編集の作業に戻らないと。


    追記:
    そういえば前記事「macOSでニコ生配信するために」をまとめているとき、こんな記事を見つけました。
    http://ojiya.php.xdomain.jp/bouyomichan.php
    最新のWineライブラリなら、ワンチャンEXでも動くかもしれませんね。試してませんが。だって、Windows10持っているし。オンラインアクティベートを2台同時にとか出来ないし。
    (↑とか書きつつEasyWineのWineバージョン確認したら2.6でした。新しいバージョンのWineじゃないか、なら動く可能性も低いじゃない(動かす方法が多少違うので、動く可能性はあります)。)

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