小泉人民解放軍
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小泉人民解放軍

2016-10-03 01:26

    JA全農幹部と小泉進次郎氏とのニュースを見ました。


    農作物を出荷するときに払う「手数料」について「農家って農協職員を食わせるために農業やっているんですか?」と言ったそうです。

    私個人は、橋下前大阪市長のように「私怒ってます」というパフォーマンスは嫌いなのですが、ここで小泉氏の詭弁が心底「いやだな」と感じたので書きます。

    何が詭弁かというと、「手数料が農協の収入になる」という”一部”を切り抜いて、それが農協の全てであるかのように断じるところです。

    農業に対して「経営の発想が必要」と小泉氏は言いました。ならば、一般企業の業務で例えてみます。
    「製造部が作った商品を営業マンが売った利益から、経理や人事部の給料も出ている。製造部や営業マンって、経理や人事部を食わせるために商品作ってるんですか?」

    無茶苦茶な話であることはすぐに分かると思います。商品を直接売る人たち以外にかかる間接費を無視しているのですから、これでよく「経営の発想」などと言えるなあと感じます。

    橋下氏も「民間では」などとよく言っていましたが、所詮は印象でしかないんですよ……

    そして、小泉氏は、父である小泉純一郎元総理とよく比較されますが、その小泉(父)は非正規雇用を拡大しました。
    そのときに使われたのが「会社に縛られない生き方」というイメージです。
    そして、その結果「一般企業に縛られない代わりに派遣会社に縛られる」ことになりました。

    小泉進次郎氏の「農協に縛られない」で「農家の所得を増やす」という話は、これと同じです。それで利益を得るのは「農家」ではなく「派遣会社に相当する企業」でしょう。
    「農協に頼らず高収入な農家」は「正規社員より高収入な派遣社員」と同じ”夢”です。

    小泉純一郎氏にしても小泉進次郎氏にしても
    「お前たちは搾取されている」から「解放してやる」
    というロジックで、より厳しい環境に多くの人々を投げ込みます。
    それは「人民解放軍」によって「共産党の独裁政治」が支えられるのと同じです。
    このロジックに惑わされて日本の農業が酷いことにならないよう祈ります。

    ※1
    こう書くと「では、お前は日本の農業が今のままでいいと言うのか」という人もいるでしょう。しかし、それは「Aで無ければBしかない」という「誤った二分法」として知られる詭弁です。

    ※2
    私は「小泉親子は共産主義者」と主張してはおりません。
    共産主義も、その対極の新自由主義なども共に「分かってる人が導けば万事解決!」というナイーブな思想から出ている「革新的思想」です。ここでは単に「やっていることは同じ」という指摘に止まります。
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