紙一重だったけど
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紙一重だったけど

2015-05-18 07:46
    「大阪都構想」というか「大阪市解体」の住民投票、お疲れ様でした。
    本当に接戦で、最後までどうなるか分からない投票でしたが、とりあえず危機は免れました。

    これで橋下氏は引退となるわけです。
    「このままでは大阪は破滅」とまで言っておきながら、あっさり「負けたのでもう辞めます」ということは、要するに「大阪のことなど、どうでもいい」というのが本音ですね。
    橋下氏にとって「ボクへの評価」つまり、自分のメンツや意地が全てだったんでしょう。
    こういう人物を(一時的にとはいえ)引退に追い込んだことは、日本にとって良いことです。

    まあ、また懲りずに「必要とされれば出ます」と出てくるでしょうけど。
    アジテーターとしての能力はそれなりに健在であることが示されました。
    あるいは、「コメンテーター」として援護射撃要員に徹するか…
    橋下氏にとっても、今回「負けた」ことが最善だったと思います。

    もし「勝っていた」つまり「大阪都構想が決定していた」ら、大変なことになっていました。
    住民投票の後は、大都市地域における特別区の設置に関する法律 第9条に基づいて、手続きは総務大臣に移るのですが…大混乱が待ち受けていました。

    まず、この住民投票に不正があったと、訴訟や無効・再投票を求める騒ぎがあったでしょう。
    (参照:大都市地域における特別区の設置に関する法律施行令 第9条
    事実、大阪維新の会は明確に事実と異なるウソを公開していました。
    そして、国会で「ウソである」ことも議論されました
    その他、タウンミーティングの内容など、大量の問題点が指摘されるでしょう。

    また、協定書の中身です。
    細かいところを詰めていく作業ありますが、大阪市議会は「反対派」が多いのです。
    さらに、総務大臣は、上の大都市地域における特別区の設置に関する法律 第9条に基づいて
    特別区設置協定書の内容を踏まえて新たな措置を講ずる必要があると認めるときは、当該申請があった日から六月を目途に必要な法制上の措置その他の措置を講ずる
    ことができます。
    橋下氏の説明では「総務省のチェックで内容に問題がない」ということでしたが、実際には「内容に関してではない」と大臣自身が明言されています。
    デマに利用された総務省による「内容のチェック」で、どんな「措置」が来たでしょうか?

    これらの騒動を通して「大阪都構想がいかにデタラメなものか」「どれだけ維新の会がウソをついてきたか」が明らかになっていたでしょう。
    橋下氏にとっては、引退"できた"方がまだ将来の復活の芽もあり、幸せだと思います。
    ただし、不正は不正で追求せねばなりません。これは「法律」の問題です。
    また、「橋下徹」という"現象"が何だったのか考える必要があります。
    変な「敗者に甘い」配慮で今後への教訓を放棄してはなりません。

    自民党のトップでは、将来の憲法改正のために橋下氏を持ち上げたい、という意図もあったという話ですが、もし「大阪都構想」が通っていたら、橋下氏の正体が暴かれる過程で、彼らにも火の粉が降りかかってきたかもしれません。安倍政権は強運ですね。

    これで大阪の有権者がさらに賢くなり、学者たちが示した問題と対策を良く考えて大阪を盛り立てていくことを願います。またこれからも似たような騒ぎは起きるでしょうが、上手く対応できるように成長することが必要です。
    橋下氏の言葉、「日本の民主主義を相当レベルアップさせた」ことが、橋下徹という反面教師の役割であったと思います。

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