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まろんの君さん のコメント

作品づくりにおいては、普遍性がありますね!これは。
No.8
65ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
駐屯地見学の写真を載せるばかりで 一向にプラモデルを作り始めていませんが、実はプラモデルを作っていて一番楽しいのは実際に組み立てている時より、その前の段階の何をどう作るか考えている時ではないかと思うことがあります。  あの車両ならあの会社からキットが出ている。あそこで見た個体と違う所は無いか?ここが変わってるけどあのメーカーから使える改造パーツが出ているな、ここの形は自作で何とかなりそうだけどあそこは無理そう、この個体はやめてあっちのにするか?こっちの角度からの写真はあるか?などと延々考えている間、具体的な進捗はまったくありませんが本人は結構楽しんでいるのです。  そんなわけで、駐屯地で撮ってきた写真の話ばかりしてきましたがこれもプラモデルを楽しむための大事な時間と言えます。 10式戦車って実は結構モデラー泣かせ なんじゃないかなと思えてきたのはそんな時間のこと。2010年に制式化され(故に10式)2012年から配備が始まったこの新鋭戦車は、年間の生産数は多くなくて毎年数両ずつが各地の駐屯地へ送られます。納入初号車の配備から5年目の今年もピカピカの新車がどこかで見られることでしょう。新品の戦車が見られる機会というのは実は結構レアで、駐屯地の定数に達してしまうと次の形式の戦車が制式化されるまで20年前後は新車が現れないわけですから、戦車に限らず新車が見られる機会にはマニアが殺到することになります。  とはいえ初号納車から5年も経っていますし、新車が来たからといって同じ形式の戦車を何度も見に行くことに意味があるのでしょうか。  こちらの写真をご覧ください。またかと思われるかもしれませんが先日の駒門駐屯地で撮影した10式戦車です。 そして同じく駒門で2014年に撮影した10式 ここで、両者の右フェンダーに注目! 1:ウインカー類を保護するフレームの形が違う(矢印の辺りの丸め方と付け根の形) 2:ウインカー類の取り付け位置のフェンダーがちょっと高くなっている 3:フックの形が違う 4:泥除けゴムに折り目が無い、取り付け金具の形も違う 5:泥除けゴムが下に向かって長くなっている 次に左フェンダー 1:やはりここのフレームの付け根の形が違う 2:右フェンダーと同様に高くなっている(この部分の厚みが増えたから) 3:右フェンダーと同様に泥除けゴムの形が変わっている。囲った部分に板が溶接されていて泥除けをボルト固定するようになっている そして砲塔のアンテナ アンテナが違う(・・・右の画像は同じ型のアンテナを装備した別の個体です) このように、同じ型の戦車であっても時期によって細かな差異があったりするのです。    実は10式戦車は納車の時期によって仕様が変更されていて、もっとも初期の第1期調達仕様から2015年には第4期調達仕様が登場したことが知られています。ちなみに第n期~(nは自然数)という呼び名以外に第nロット、Cnとも呼ばれています。上で紹介した2014年撮影の10式はC2、フェンダーなどの特徴から判断して今年撮影したのはC4のようですが・・・ 同じ個体でした。  つまり、当日私が「C4が増えた」と思ってシャッターを押しまくっていたのは整備によってC4仕様の部品を取り付けられたC2だったのです。他の写真を確認すると、桜のマークの真下にあるモニターカメラなどC4の特徴となるポイントのうちいくつかがC3以前の形状をしていました。ちなみにこの6桁の番号は納入されてから廃棄されるまで変わらないので、こうして車体の経歴を知りたい時に役立ちます。  タミヤの1/35はC1を再現していますが、これをベースにしてC4までの各仕様に改造することは可能でしょう。最も簡単なのはC2への改造で、ラウペンモデル製の可動履帯「10式戦車生産第2ロット用」を用意してキットの第1ロット仕様履帯と交換すれば新車のC2が再現できます。C2個体のナンバーなどのデカールも必要ですが、ちょっと今思いつきません。アスカモデルかトワイライトモデルの自衛隊車両用デカールセットでどうにかできるのではないでしょうか。  第2ロット用可動履帯を買ってしまってから対応するデカールが存在しない事がわかった時は、キットのデカールをそのまま使っても多分大丈夫です。C1が装着していた第1ロットの履帯は2015年には摩耗による交換などですべて第2ロット用に切り替わっているので、配備2年目とか3年目のC1という設定が有効なのです。ただ、履帯が切り替わる前に部隊マークが変わることもあり得るので製作に入る前にちょっと裏付けを取りたいですね。 ・・・ということは、C1とC2って今は車体番号を隠したら見分けがつかないのでは?  などと考えを巡らせていると、一切物を作っていないにもかかわらず製作が進んだ気がしてきます。考証を進めたということもできるでしょう。これは私に限った事では無いのですがこうして考証しているだけで満足してしまい、積みキットが増えていくのです。いえ、製作可能であることが確認できれば作業は始めます。ただ、工具を遊ばせておくのももったいないので それまで他の物を作ったりすることもありますが(そして同じことを繰り返し)。
作った数だけは多い初老モデラーが、完成品や取材と称して見物してきた実物の写真を貼り付ける。更新ペースは遅い。