そして「みらいのねいろ」へ:第一回Oculus Riftでミクさんを眺める会
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そして「みらいのねいろ」へ:第一回Oculus Riftでミクさんを眺める会

2013-05-23 03:16

    数日過ぎましたが、今年の「みらいのねいろ」が終わってからようやく落ち着いてきたので、例の「VR Cinema3D」というプログラム、つまり「Oculus Riftでバーチャル映画館」、さらにみくみくな映像を放送してみた。

    http://www.uxground.com/
    の「Project」セッションに入って、VR Cinema3Dというモノをダウンロードして、中のmovie.aviを自分がプレイしたい動画に入れ替わる。

    動画フォマットはちょっと制限があったものの、トランスコードして画質がロストしても、現時点Oculus Riftの解像度ではあまり問題にならなかった。ちょっとしたテストなのですが、やはり形から入るのは大事なので、「Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク)」を出してみた。

    そしてこの光景が目に入る。

    正直、映画館の中に人がいないから寂しい。映画が一段落して、スタッフロールになって観客が去っていたところ様なものか、夜中で一人貸切状態の映画体験なら何回もあった。

    そして今まで映画館を貸し切って、みんなが一緒にボカロPVを見るCinema Partyは何度もあったと聞いてます。さすがにこういうファンによるイベントごとに自分が毎回行くことは難しいですが、そういう体験に一番近いのはおそらく、去年の「ミクの日大感謝上映祭」かな。

    http://miku.sega.jp/39/report.html
    (ミクの日大感謝上映祭:2012年8月30日、31日に、東京の角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋の2会場にて計6回に渡り開催された「初音ミク ミクの日大感謝上映祭2012」のこと)

    普通の映画なら構いませんが、ミクさんライブのライブビューイングなら、もっと人が集めてはいいと思う。


    人が集めて、みんなが一緒に楽しむのは、ボカロ以前で実はそんなに理解出来ませんでした。とってもいい経験でした。

    そしてここに、あの感触がよみがえる。

    つまり、バーチャルというインターフェイスを通じたものの、あの時点で生み出した感動はやはり本物だと思います。そして最前列で、あの最高のキャッチコピーを見上げる。

    「EVERYONE,CREATER」
    「これからみなさんを連れてきますから、もうちょっと待っててね。」

    ------
    ここで、「みらいのねいろ」の出し物としてのOculus Riftの経緯を振り返す。

    「みらいのねいろ」は名前通り、ミクさんがはじめとするボカロと関連する事柄がメインのイベントです。元々海外で開催するパネルデスカッション方式のトークイベントですが、特にアメリカに於いては複数登壇者が英語で喋ることとなります。

    ただ、台灣の場合はそうは行かない。みんなに中国語を喋ってもらうのはさすがに現実ではなく、ボカロ界隈に於いての事柄に対しての認識が持つ上での同時通訳となると、すべて有志で行うのはレベルが足りず、プロとなると出費がコスト圧迫する。複数通訳者の確保はどうしても限界がありますゆえ、台灣だけ登壇者+通訳、つまり個人発表という形式を取りました。

    ただ、台灣だけ日本語と中国語の逐次通訳である同時に、「みらいのねいろ」に於いて唯一毎回日本に向かって生放送を前提にして、そして毎回ともに日本側の一般参加者が来るイベントでもありました。

    わば、もしかすると「みらいのねいろTW」は一番「顔」に当たる立ち位置かも知れません。あれ、どうしてこうなった。

    だが、日本本場と違って、海外で「ボカロという創作活動を参加する」という点では、ハードルは一段と高くなる。うまさなと全く考慮しない場合、困難度は概ね「作詞」「サイドストーリー」→「イラスト」→「演奏」→「作曲」などですが、日本語がメインのボカロの特性ゆえ、海外となると「作詞」はほぼ「作曲」と同列視される。「創作」の刺激をする「みらいのねいろ」の趣旨を考えると、やはりハードルは高くなります。

    去年(2012)の出し物は「アミッドスクリーン」「MITメディアラボ」「千本桜」に調教1本、ざにおさんの創作体験談1本でした。どれも大好評ですが台湾側の参加するきっかけは作り辛かった。もうちょっと台湾側の一般参加者が体験しやすい出し物が欲しかった。

    そして何を加えたいなら、まずミクさんを絡まないといけない。(少なくとも自分が許さない)

    結局アミッド使用の「シンクロイド」以外、自分が企画した出し物は2つでした。一つは各ボカロ関連オフ会ではよく見られるミク廃だちの「祭壇」で、もう一つはOculus Riftでした。


    (5/18当日の祭壇、日本側を含めた参加者は19人とのことです)

    確かにこういうデモをすると、主催側のハードルは低くない。だが自分に問いましょう、一介のペロリストとして、現時点コレ以上のインタフェースがあるか。

    だから去年8月のKSキャンペーンから速攻オーダーし、体験会を考えましたけど、実際「みらいのねいろ」の一部を組み込むのは、ミクさんが居てくれる適切なデモは不可欠でした。当初は、「Half-Life2のミクMODを組み込めればなんとかなるだろう」と甘く見ました。

    だが実際届いて、メガネ対応部は少々疑問(=コンタクトレンズが付けない自分)があるものの、全体の効果は期待通りでしたのでデモの下調べをした。ところですが、Vireio Perceptionというバーチャルアダプターソフトの完成度は期待値を達してませんでしたことが判明。このままでは開催日まで対応させるは難しく、挫折寸前でした。同時に運営側の全体的人力が足りない状態で、協力がなければまず実現する見込みがなかった。

    けど、やはりこの体験を待望して、自分と同じ考えが持つ人が居ないわけがないようです。5月初頭でミクさん絡むのデモプログラムの目処が立ち、5/11にで台北を0回目として開催したのが前回のブロマガでした。デモ内容を短く抑えて、一人でも対応できるようにしていれば、なんとか出来そうかも知れません。

    ただ、多数の来場者がある公開イベントとなると話は別です。少なくとも4月初頭からチケット販売開始したのため、予想では三桁程度の来場者が来ます。破損などは十分可能の上に、デモを見て声を上げるなど、「みらいのねいろ」本体の講座に支障が出る可能性もありました。

    開催方式に「この設備は高価であるゆえ、損害した場合責任取ってもらいます」とかのことを書くのは非常に辛いでした。そもそも安価が売りなのに、コレを書くとどうやって広がるというのだ.....と考えてみたものの、実際300ドルは現時点のコンソール単体価格を超えてしまうから、来場者構成は学生がメインのこのイベントでは適切だったかもしれない。それに、こういう注意事項を書かないと、ちょっとだけのキズはともかく、破損されて体験会が中止となるとパーとなります。


    幸い、すべてが杞憂でした。

    体験会自体は非常にスムースであり、入場直後、昼、講座の休憩時間など、隊列が絶えない状態で、担当のmaganaさんによると、少なくとも百人を軽く超える程度の参加者が体験したことになります。自分が見たところでも、台湾側の参加者たちからは非常に好評を頂いてることでした。

    (度が合わないなどのトラブルがあるらしいが、当時では未発覚でした。実際屈折率未発表なので対応するのは限界があります。あえて言うと「コンタクトレンズ着用オススメ」を発表すべきでした。)

    そして日本参加者から話も聞いたところで、ほぼ全員からポジティブなコメントをいただきました。SE系のみなさんとゲーム業界人が多数のこのメンズからの理解はよいのですが、やはり一般人的な立ち位置に居るような人(例えば梅まるさん)から好評をいただくのは非常にありがたいことです。そしてあぷろさん個人は4回も試したように、体験会自体はかなりスムースだったことが伺えます。ちなみにコンタクトレンズがあるとやはりかなり大きいようです。

    最後に、自分から見ると一番大きいなのは、台灣の動画漫画専門番組「動漫最前線ANIC FRONT」からの取材もうけて、Oculus Riftのデモを説明することになりました。担当のアナからも驚きの声が上がり。地上波ではなく光回線ユーザー向けのひかりTVみたいなモノですが、やはりこういうのは大事です。放送するまでまたしばらくかかりますが、台灣に於いてVRが盛り上がることに繋げるといいですね。


    次は、おそらく「世界ボーカロイド大会」ごとWVCでのデモになると予想します。PCなどの機材事情はこれから協力をいただくことになりますが、もし良かったらミクさんのことも見てきてくださいね。


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