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花。さん のコメント

ゲーセン好きです。格ゲーとかは弱いから、後ろから覗いているタイプでしたが。
ガチャガチャもコイン落としも、ムキになっちゃうタイプ。
中学生の時から私のそういう場所はライブハウスで、約束なんかしなくたって、行っちゃえば顔見知りの誰かがいて。(そのうち、「強い人」が見えたりして。笑)

昨日のセッションで誰より輝いていたぶうさんが鮮明に浮かびます。
ぶうさんがいちばん。ぶうさんが世界の中心です。間違いなく。
ぶうさんの文章が大好きなので、こうして長めの文章を読むことが出来ることが幸せです。
本、よく読みます。笑
No.1
101ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
またみんなの全然得しない話をしてもいいかい? そうゆう気分なんだ。ぶうです。 コレはたぶん驚くくらい長くなると思う、 いや絶対なる(笑) だから読む人は「まとまりのない短編小説」を読むくらいの気持ちで挑んで欲しいし、 えんそくとは本当に1ミリも全く全然関係の無い話だから「そうゆうの興味無いわい!」って人はマジ読まなくていい回です! いや大マジで(笑) そんな今回は、 ボクの中学生くらいの思い出話。 ボクは昔の事を思い出して感傷に浸ったりとかあまりしないタイプってゆうか、 そんなことしようにも昔の事なんてちっとも覚えていない小鳥脳タイプで(笑) 「今だに親交のある連中」以外となると、 もう小中高大とクラスメイトの顔も名前も何もかも思い出せない青い魚ドリー状態。 (楽しく生きることのコツは、もしかしたら忘れることなのかもしれないなと思う。) なんたって親の誕生日も(もちろんメンバーの誕生日も)、誰の誕生日だって覚えちゃいない(あ。何故か唯一、弟の誕生日だけは覚えてるんだけど、それはやっぱ誕生日プレゼントでゲームソフトを買ってもらえる子供の頃の貴重な一日だったからかな?笑)からホントに酷い記憶力だ。 そんなボクなんだけと、 突如記憶が呼び起こされる事があって、 (そうゆうのってみんなあるのかな?突然泥水から昔使ってたオモチャがぷわんと浮かんで出てくるような。) そうか、 やっぱり記憶って、 思い出って ちゃんと蓄積されてるんだなぁと。 ここ数日、 新しいオモチャのワイヤレスイヤホンを使うのが楽しくてしかたがなくて、 日付的には昨日のブログと前後するけど、 クラッシュオブモード初日の前に、 「音楽を聴く為にする散歩」 のついでに買ってきた夕飯用の500円海鮮丼を食べながら(貧乏くさくて嫌だなぁ!笑)、 ふと、 本当にふと。 昔の事を思い出した。 家に帰りついてさすがに耳が疲れたし、 飯を食ってる時くらいは、とイヤホンを外した。 静けさが戻ると、 ボクの脳は、 「ボクがいる時には稼働しっぱなしのエアコンの為に常に閉めきられた部屋を、「珍しく換気でもしとこうか」と出かける前にやむなく少し開けておいた窓の外で、 気付けば延々と鳴いている、 夏の夜の虫の声」をキャッチして、 ほわわわーんとノスタルジーをおぼえ、 「あぁあの連中は今何をしているのだろう?」 「どんな大人になっているんだろう?」 なんて、 ボクの人生に二度と関わる事の無い、 去りし日々の登場人物達に思いを巡らせた。 コンビニの店員は必ず常連客にニックネームを付けている。 なんて話があるけど、 それと似たところで、   ビデオゲーム(所謂プリクラやクレームゲームではない、家でやるゲームのでっかいやつだ!)全盛時代のゲームセンターでも、 常連客は常連客同士、別の常連グループにあだ名を付けていた。(と思う。) 小学生からゲームセンターに入り浸り始め、中学、そして高校(ボクは二年生に上がるくらいで離れてってしまったけれど)と、 ゲームセンター(の主に格闘ゲームの筐体周辺)を根城にしていたボクラにとって、地元の小さな50円ゲーセン(1プレイ100 円のところを半額に設定した安くてボロい地域密着型の、カップルなんて寄り付かないようなゲーセンが昔はいっぱいあったのだ)は特別な場所で、 ケータイで連絡なんか取り合わなくてもそこに行けば必ず誰かしら友達と会えた。 でもあの時代、 それなりに盛り上がりを見せた格闘ゲームの最後のブーム(後に、新格ゲーブームとでも言おうか、ネット対戦が主流となったここ数年で再び盛り返しを見せた感じもありましたがね。)の頃は、 ゲーセンでハシャイでいたボクラは脇役で、 主役はいつでもボクラより少し年上のお兄さん世代だった。 言ってみればボクラは格闘ゲーム界最後にして黄金の世代の背中を遠くに見つめた、悲しき格ゲー残りカス世代(笑) 当時はそれが風前の灯火であることに気付きもせず、散り際の輝きに魅了された純粋な子供達だったのです。 (どんな優れた芸術分野も、極まると衰退する。格闘ゲーム業界においてはストリートファイター3のサード、ギルティギアのイグゼクスが並んだ時期がそれだったんだと思う。 そして今もその当時の名プレイヤー達が、このネット対戦時代に生き残り、当時を知らない、ボクラより下のネオ格ゲージェネレーションとでも呼ぶべき若者達とやり合い、なんなら最前線で活躍している、そんな話を聞くと胸が熱くなります。) 10年以上前。 まだSuicaでジュースが買えるようになる前。 夏の暑い日には、 ボクラは行き着けのゲームセンターに集まり涼み、ダベり、 無料の薄まったメロンソーダで喉を潤した。 何故か夏の音が、 そうゆう過ぎ去った青春の、 染み付いたタバコの煙とチープなスピーカーから無限に沸き出す電子音。 どんなゲーセンにも「格ゲー最強世代」が主として居座っていた、 「あの時代」を思い出させたようだ。 その頃のボクラと言えば、 とにかく強いお兄さんの向かいの対戦台を取り囲み、 「今度は俺だ!」と順番を待ってはなぎ倒されながら、彼らから技術を学んでいた。 それが楽しくて仕形がなかった。 そして、 強いお兄さん達は強いお兄さん達でやはり仲間がいて、 (彼らにとっての主戦場は秋葉原や新宿などで、地元の店でプレイする時は実験的なプレイを練習したり、日々の鍛練の為に来ているって感じだった。) たまにその仲間がやってくると、 ボクラは強者同士の対戦に一際目を輝かせていた。 とにかく一種独特な世界観が格闘ゲームコーナーを中心に形成され、 一部のゲーマーな男の子達を熱中させていたのだ。 ボクや、今でも親交のあるTグチくん、F島くん、他にも数名のゲーセン仲間が主に溜まり場にしていたのは、 細い裏道でひっそりと薄暗い口を開ける、 その名も「UFO」と言う、 くっそ寂れた、 新機種の導入の遅い、 あまり人の来ない、 最高のゲーセンで、 でもそのすぐ近くに「サンタモニカ」ってゲーセンもあって、 そこは格ゲーとシューティングしか置いてないようなオーナーのシュミ丸出しな、 「地域一番の戦場」で、 当然ボクラはこのサンタモニカもよく利用していた。 (あれ?UFO覗いても誰もいないなぁ?みんなモニカにいるのかな?なんて具合に。) 今日の話の舞台はそっち。 「サンタモニカ」 通称モニカ。 そこにも、やはりボクラの熱い眼差しを受ける「主(ぬし)」的存在のプレイヤーがいた。 一人は「ケンちゃん」 これはボクラが付けたあだ名ではなくて、 たまに現れるモニカのオーナーがそう呼んでいたのだ。 ケンちゃんはどうもオーナーの親戚?か何か。かなり近しい存在であるみたいだった。 しょっちゅう、てかほぼ毎日のようにモニカに顔を出していた、まさに「モニカの主」。 あれだ!名前が出てこないけど、 北の国からのじゅん役をしてた俳優の人、 あのドクターコトーの人を想像してくれればいい。 ちょうどあんな顔をした優男だった。 ケンちゃんはいつも、チュンリーやキャミーを始め、ストリートファイター系以外でも女性キャラ(当時のキャラクターの少ない格ゲーにおいてそれは、スピードタイプのキャラと同義だ)を使っていた。 今の時代はなんでもかんでもやって取り入れる貪欲なプレイスタイルのゲーマーが多いみたいだけど、あの当時は割りと自分の確固たるスタイルを見つけ追及するって人が多かったし、ボクもそれがカッコいいなぁと思っていた。 (オタクだからってなんでもかんでも詳しければいいわけじゃあないのだ。カラーや思想、オタクとしてのキャラクター性が大事なのだ。そしてそれを人は「美学」と呼ぶ。) 彼はもちろん強いと言うのもあったが、 ゲーセン関係者のつて?だったのか、誰も知らない最新テクニックや、裏キャラ出現方法など、 とにかく情報が早かった。 (当時は流行りだしたばかりのインターネットよりも専門誌のほうが情報が早く、さらに月1の専門誌では追いつけないくらいプレイヤー達によって日々の研究解析がなされていて、最新の情報はいつでも現場にあったのだ。) そうそう。そうだ。 今でこそ女性や子供、一般層にまで浸透したジョジョだが、カプコンが最初にジョジョを格ゲーにした時の「マジか!?」感は忘れられない。 (当時はファンですらジョジョが今のような市民権を手に入れるなんて誰も想像していなかった!) そのジョジョの格ゲーで裏キャラだったディオを最初に使っていたのもケンちゃんだった。 (UFOで一人で練習をしていたのを発見して目玉ひんむいたもんだ!裏キャラだからもちろん必殺技のコマンド表も無いからケンちゃんの手元と画面とを同時にガン見だ!) サンタモニカでよくDIO対DIOの同キャラ対戦したなぁー。 そしてケンちゃんはオタクのくせにけっこう気さくな奴で(笑) 歳は離れていたがボクラも少しくらいは話をすることがあった。 (裏キャラを出すコマンドを直接教えてもらうほどズケズケとは行けなかったけどね。なんか、そうゆう距離感があったんですよ、当時のゲーセンに集うオタク達には。) だからケンちゃんが中央線の色々な駅のゲーセンに顔を出してる事や(実際他の駅のゲーセンで見たことあった)、 ケンちゃんは大学生で就職せずにモニカの店員になるかも?みたいな話もなんとなく知る事ができていて、 ケンちゃんはなんだか身近なモニカの主だったのだ。 そして、 そのケンちゃんの友達(と言うよりは、今の感覚にすると「顔馴染み」。同じ店を利用する格ゲーだけで繋がった仲間だったんだと思う。)にして、 モニカ最強の男。 その名も「主(ぬし)」。 ケンちゃんほどモニカに入り浸っていたわけではないが、間違いなくどのゲームをやっても強い!って安定感と、なんか無口で坊主だし、ストイックそうなその見た目から、 まさにゲーセンの主!って感じだったので、そのままのニックネームで呼ばれていた。(もちろん裏でだけね。) ぬしはストリートファイター系ならリュウ、豪鬼使いって感じで、 王道に強いキャラを王道の戦法で使うスタイルのプレイヤー。 なんかゲーマーでオタクなんだけど、どこかアスリートみたいなストイックなムードを湛えていて、ボクラ少年ゲーマーズから一目置かれて、いつもその連勝を誰が止めるのか?とゆう感じで注目されていた。 ボクはぬしが何をやっていた人なのかは知らないが、きっと何かしらの仕事をしていたと思う。 夕方過ぎにぬしが来店すると、 ボクラは秘かに「ぬしが来た。ぬし来たぞ。」みたいに、ザワザワみたいな感じだったんだ(マンガみたいだね!笑)  そういやボクがぬしに勝ったことなんて一度でもあったろうか? 今思い出してもたまに1ラウンドくらい獲れたことはあっても、勝ち越せたことはない気がする。 言葉を交わした事こそ無いが、彼のプレイスタイルやテクニックは死ぬほど盗んだ。(と思う。) そんなモニカの二人の主、 ケンちゃんとぬし。 そして彼らが和気あいあいと話をし、時に集まって長いこと筐体を囲む、 「サンタモニカ上位グループの輪」みたいなものに所属する他の強プレイヤーも何人かいて、 いつも髪がペッタンとした(細くてストレートの髪質だったんだな。なんだっけ、ブリーチの市丸ギン?だっけ?あのキャラみたいな感じで、狐目で細身の男だった。)その名も「ペッタンくん」。 サンタモニカへの出現率(遭遇率)の高さからもしかしたら学生だったのかなぁと今になって推理するのだが、日々よく戦ったものだ。 いつもテクニックを見せつけるようないやらしい戦い方で、「アイツはコンボ死ぬほど練習してるだけ!」などと、少年のボクラに悔し紛れの陰口を叩かれたりしていた(笑) どことなく、学校(職場?)ではリア充グループに(頑張って?)所属してるなーって雰囲気でそんなに好きじゃあなかった。 ペッタンくんは負けるとけっこー意地になって入ってくる(コインを入れて乱入対戦すること)タイプで、 ケンちゃんやぬしと比べてもテクニックでは負けないくらい上手だったが、精神的には脆かったように思う。 (彼は今でも普通に就職して、夜はネット対戦してる。そんな気がする。) そして、 おじさん(と、当時は思っていたけどどうなんだろう?)プレイヤーで、タイトルによってはぬしを凌駕する腕前の「牛乳の人」。 (なんてニックネームだ!笑) 牛乳の人はその名の通り、プレイ中はいつも筐体にパックの牛乳を置いているのだ。 そしてやつれた青髭で、子供から見てもひっじょーーーに冴えないタイプであった(笑) だがしかし! これは今でも強烈に覚えている。 ある日牛乳の人がモニカに、 男達の戦場に、 オタクの聖域に、 彼女を連れてきたことがあるのだ!! そん時はもう衝撃が走ったね(笑) 「その辺のぽっと出ならともかく!上位一味の一人が!!?」 みたいな謎の下々のざわつきがね(ボクラにとってゲーマーってなんだか誇り高い戦士みたいな感じだったんだ。笑) ケンちゃん、 ぬし、 ペッタンくん、 牛乳の人、 思い出せないだけで他にも登場人物はいたはずだけど… もしも今、街で彼らとすれ違ったら。 ボクは彼らに気がつけるだろうか。 ボクはバンドと言う最高の遊びと出会い、少し早くゲームセンターから遠のいてしまったが、 その後間を置かずに格ゲー人気は衰退した。 きっとそれと共に彼らも散り散りになっていっただろう。 ボクラの住処だった、 UFOも、サンタモニカも、閉店。 今はもう無い。 夏の日差しや、 ぎゅっとした雲や、 思い出を呼び覚ます虫の声は、 何度でもめぐり帰ってくるが、 あのゲームセンターのうるさくて落ちつくガチャガチャは二度と帰ってこない。 ボクはもうゲームに熱中することはないだろう。 うるさくてカッコいい音楽に耳が疲れ、 ふと入り込んできた夏の夜の音で、 チープな電子音が心地いいあのセンチメンタルな季節を呼び戻されたけど、 今のボクの住処は、 ライブハウス。 あの頃の何倍もの仲間がいて、 何倍もの熱狂があり、 そしてそこではおそらく。 ボクラが主役なのだ。 いやいや、 ボクが主役だ。 間違いなく。 今度は、あの「少年達の視線」をクギズケにして、何かを与えるのはボクのほうだ。 だから、小鳥脳らしくない思い出話はやめて、 あの頃よりも楽しい最高の今を作りにいかなきゃ。 脳が忘れても、また暑さと共に身体が思い出しちゃうようなとんでもない刺激を。 さぁ、今年も季節がめぐり夏が来ました! 今のボクラには、 何度でも帰ってくる恒例の夏ツアーがある! クラッシュオブモード2016開始!! 防音扉のせいで遠くに聞こえるステージの音はさながら祭囃子で、 楽屋を飛び出したらボクは本当に祭を始めてみんなを踊り回らせる。 今年の夏は、 ボクは誰にも負けない「夏の主」として戦場の中心にずっと居座ってやるつもりだ。 そうゆう気分なんだ。 マジで。 だからみんなもよろしく頼むよ。   次は新潟。 今年は前半戦は週末ツアーで(月の後半は出っぱなしだけど)意外と東京に帰ってきちゃうんだよね… 夏なんていっそ、ずっと旅に出っぱなしていたいくらいさ(ホントか!?笑) 津々浦々でみんなに会えるのを楽しみにしています。 どうぞクラッシュに集まって夏を存分に楽しんで下さい。 夏をぶっ壊して! 脳ミソぶっ壊してこうぜ!! 追記。 ふと思い出した「過ぎ去った季節」。 あのひととき、世界のほんのわずかな一部だけで秘かに息づいていたあの空気を 誰かの目に止まるところに書き留めておきたい。 そんな気分だったので、 とても長くなってしまったけど、 (あとポエミー入っちゃったけど。笑) 最後まで読んでくれてありがとう。 君は本をよく読むだろう?(笑) 読みなれてなきゃあキツイぜコレは(笑)
イイコ通信
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