子供は喜び、大人は嫌がる。ボクは嬉しかったから子供です。ぶうです。
カーテンからもれる朝日ですっかり忘れていた感覚がフラッシュバック、
子供の頃感じていた世界の鮮やかさを思い出しました。
これは「当たり前のように雪が降り積もる町」で子供時代を過ごした人にも伝わるのことなのかどうかわからないけど、
少なくとも滅多に雪が降らない東京では、降雪はとんでもなくスペシャルな天からのプレゼントで、
それだけでテンション爆上がり喜び庭駆け回り状態で、
その雪の降った夜には、子供達はみな呪文のように
「積もりますように」
と呟きながら眠るのです。
(どうです?わかりますか?)
東京では滅多に雪が降らないってことに加え、
さらにそれが「積もる」とこまでってなるとこれはもう激レア中激レア。
その日のうちにすぐ溶けてしまうようなうっすらと積もる日でさえ年に1度くらいで、
雪遊びなど夢のまた夢。
数年に1度やってくるチャンスに泥だらけの雪だるまや、砂やゴミの混ざった汚いかまくらをせっせと造るのです。
(積雪の量?厚み?の問題か、絵本に出てくるような真っ白で綺麗な雪だるまはなかなか作れなかった。札幌でならいくらでも作れるんだろう。)
ちなみに、その数年に1度の雪遊びチャンス級の積雪があった日がもしも平日だった場合、
小学校によっては体育などの時間が急遽内容変更となり雪合戦をしたりするのです。
(実際ボクが小学校の頃そんなことがあった!捏造された記憶でないといいなぁ!笑)
そんな感覚だから、
「おかあさん雪積もるかなぁ?」
「どうかなぁ?積もるといいねぇ」
「積もりますように、積もりますように、積もりますように…」
なんてベッドに入るわけで、
翌朝起きると、
バッとカーテンをガン見!
あ!この感じ!
押し寄せる高揚!
もれている外の光で雪が積もっているのがわかる気がする!!!
特別な日は朝の光が普段と違う。
しっかり積もった日には窓の外の一面の雪景色が上からの太陽光を反射しまくって輝き、外が異常に明るくなる。
そしてその変化を子供だってなんか感覚で掴んでる。
走ってってジャーっと思いっきりカーテンを開く!
(正確にはうちはロールブラインドだったので、シュルルルゥーー!と!)
わぁーーー!!
ほらね!!!やったぜ!!!!
起きてからこの瞬間まで数秒間の、
雪景色への期待感と確信。
そして確認、小踊り。
ここまでの胸の高まりはまさにプライスレス!!
と思ってたけどちょっと買えた(笑)
今朝宿泊してる札幌のホテル(おいくら?)で目を覚まし、
そりゃあ前日積もってたんだし当然なわけですが、
カーテンからもれる朝日に、
「あ、これ積もってる時の光感…」
なんて、積もってない時の札幌の朝日感も知らないのに思いましてね(笑)
子供の頃だったらこれ大ハシャギ案件やでぇー
と、あの感覚が舞い戻ってきました。
札幌泊最高。
さて、こんな風に子供の頃の世界の鮮やかさでえんそくのライブを感じてもらうにはどうしたらいいだろうか?
今日えんそくを観てくれるみんなには最高の札幌の思い出をあげなくっちゃ。
とにかく今日も子供みたいに大ハシャギして舞い上がって舞い踊れたら最高の札幌遠征になる。
君の中の大人の心は札幌の雪の下に埋めてしまおう。
よし、平日にもかかわらずお越しいただく皆さん、
寒くても歩きにくくてもへっちゃら!!
一緒にそれをやりましょう!
そして留守番組のみなさん!
札幌は寒いです。
野菜が美味しくて見わたすと雪ばかりです。
今度来るときは一緒に行きましょう。
こんな気持ちのいい朝には、今日ボクとまったく触れ合うことなく生きている人にもこの「何か」を分け与えたくなります。
みんなが、子供の頃感じたことのある「鮮烈に輝く日」を過ごせるといいなと、
何もできないから祈るしかありません。
願わずにはいられません。
(俺はキリストかなにかか?)
せめて札幌の美味しいものの水分を身体にたらふくたっぷり貯えて、
東京で呼気としてバラまきますね(笑)