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俳優として5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』が4月22日より公開となる。2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが、脚本・製作も務め、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9ヵ月間のロケ撮影を敢行。鬼気迫る演技と圧倒的な映像を日本が世界に誇る音楽家・坂本龍一の音楽が見事にまとめ上げている。この度、坂本の音楽で本作の世界を堪能できる音楽版予告が到着した。
https://youtu.be/Pqdq-k5Zg90
作曲を担当した坂本は、「この作品には息を呑むような素晴らしい映像が詰まっています。私は音楽で、主人公ヒューグラスの壮大なドラマを表現しました」と明かす。今回到着したのは、初めて全てに劇中の音楽が使用されている映像。冒頭の坂本の言葉通り、到着した映像では、たった150秒ではあるが、大自然の中で繰り広げられるスペクタクルを音楽を通しても堪能することができる。
坂本は、本作について「まだまだ荒い編集の映像を監督と一緒に観て、音楽について実際の音を聞きながら長く話し合いました。初めて観たその時から、この映画の主人公は"自然"だと思いました」と明かす。複雑なドラマも描かれているが、全てを包んでいるのは自然の大きさだと感じたと言い、「さらにルベツキが自然光で素晴らしい精度で撮影していますよね。そこで人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかったのです」と続ける。到着した映像を観てもドラマを包み込む壮大な自然が表現されていることが分かる。
『バベル』(06)でも「美貌の青空」など坂本の2曲の楽曲を使用したイニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という"間"が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と大ファンでもある坂本の音楽が、作品にとってとても重要な役割を果たしていると分析する。一方で坂本氏は「最初に電話を受けた時にも言っていたのが、『メロディよりもサウンドだ。サウンドの積み重ねが必要なのだ!』と。覚えやすいメロディの音楽を使う映画が多いのですが、そういうものを目指していたのではないということです」とイニャリトゥ監督とのコラボレーションを振り返る。
臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技。それを彩る坂本氏の音楽にも期待が高まる。唯一無二の鮮烈且つ、壮大な映画体験がここにある。
舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう...。「生きる」という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない――。彼は、生き延びることが出来るのか...。
映画『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年4月22日TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー
(C)2016 Twentieth Century Fox
■参照リンク
映画『レヴェナント:蘇えりし者』公式サイト
foxmovies-jp.com/revenant/
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RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/04/01/revenant/