たった1本のイタズラ電話が、米大手ファストフードチェーンに1万ドル(約100万円)相当の被害を与え、各方面に大きな衝撃を与えている。
オクラホマ州ショーニーにあるバーガーキングは、1本のイタズラ電話により器物破損と営業休止で、1万ドル相当の被害を受けた。電話の主が店員に、自分の店を破壊するよう指示したのである。
地元消防署のトーマス・ラーマン消防士によると電話の主は消防署を名乗り、建物内に高濃度の一酸化炭素が充満していると警告、窓を割るよう指示した。パニックに陥った店員は、椅子で窓ガラスをたたき割ったという。その後、現場に駆けつけた(本物の)消防士が検査を行ったが、問題の一酸化炭素は検出されなかった。
今年に入ってからカリフォルニアのバーガーキングでも、同じようにガス漏れを警告して店員に窓ガラスを割らせる騒動があったという。
ラーマン消防士は、このようなイタズラ電話は前代未聞として「消防の評判を落とそうとしていることに腹立たしさを覚えます。我々は市民を守るための存在です。『高濃度の一酸化炭素が充満している』なんて電話はしませんし、所有物を壊せなどと言うことはあり得ません」と話している。
ショーニー警察当局はこの件について捜査を進めており、電話をかけた人物の割り出しにあたっている。
チャンネル4によると、今回イタズラ電話の被害にあったバーガーキングは店内での営業は数日間休止するが、ドライブスルーは通常通り営業するという。
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