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『ヒーローマニア』は『アマデウス』と『ブギーナイツ』を参考!?映画マニア必見のオマージュが満載
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『ヒーローマニア』は『アマデウス』と『ブギーナイツ』を参考!?映画マニア必見のオマージュが満載

2016-04-29 12:00

    人気漫画家・福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」を映画化した東出昌大主演『ヒーローマニア-生活-』が5月7日(土)より全国公開される。東出昌大演じるへたれフリーター【中津】を中心に、窪田正孝演じる、謎の身体能力を持つニート【土志田】、小松菜奈演じる、情報収集能力に長けた女子高生【カオリ】、片岡鶴太郎演じる、チームの中で最年長にして"若者殴り魔"の異名を持つ【日下】らで結成された自警団を描くエンタテインメントである。今回、監督・スタッフのマニアックなこだわりが詰まった、映画マニア必見の観賞ポイントを一挙ご紹介しよう。


    中津率いる自警団"TURUSI-MA"は、お揃いのユニフォームならぬジャージを身につけ、社会が裁ききれない小さな悪を懲らしめる。"TURUSI-MA"の衣装デザインを担当したのは、韓国アイドルグループ『少女時代』の衣装を手掛ける一ツ山佳子氏。豊島監督とは『CLAMPドラマ ホリック xxxHOLi』以来2度目のタッグとなり、ジャージのデザインに求められたのは"男らしくて格好いいというよりも、ファニーで可愛いもの"。ウェス・アンダーソン監督の『ライフ・アクアティック』のような世界観をイメージして作られたといい、中津・土志田・カオリ・日下それぞれのデザインが違うことだけでなく、60・70・80・90年代風というように年代別の流行りまで取り入れられ、その細部にまで至るこだわりに監督も「一ツ山さんの仕事は本当に完璧だ」と感心するほど。また、土志田のニット帽が赤色なのも『ライフ・アクアティック』に由来しているという。


    本作は劇中登場するアイテムだけでなく、本編の構成や設定にも名作を意識したこだわりが満載。台本のひな形しにしていたのは『アマデウス』と『ブギーナイツ』だったと話す豊島監督、中津と土志田の関係性は『アマデウス』のモーツアルトとサリエリ、華々しさのある前半と転落する後半の流れは『ブギーナイツ』の構成を参考にしたという。また、シャッター商店街を縦横無尽に駆け抜け繰り広げられるアクションシーンから始まる本作、このシーンは本編後半に再び登場し冒頭よりも長く描かれる。監督はこれを『トレインスポッティング』(ダニー・ボイル監督)方式といい、「冒頭のアクションはオモシロおかしい感じで撮っているけれど、後半に繰り返し登場するときは、オモシロおかしさはなく悲壮感が溢れている。要はアクションを通じて、アクロバティックな面白さと痛みのあるドラマと2つやりたかったんです」と、その狙いを明かしている。


    この他にも、映画愛溢れるこだわりが随所に散りばめられており、映画マニアな人ほど思わずニヤリとしてしまうはずだ!


    会社をリストラされたフリーター・中津(東出昌大)は、ある時出会った、謎の身体能力を誇るニート・土志田(窪田正孝)、情報収集力抜群の女子高生・カオリ(小松菜奈)、昼は定年間近のサラリーマン、夜は"若者殴り魔"の日下(片岡鶴太郎)と町を守る自警団を結成、社会が裁ききれない小さな悪を、天誅と称し、高いところから吊り下げて晒す行為を始める。それはやがて、市民の賛同を得るようになり、自警団は巨大な組織に成長し、日下がスカウトしたホームレス宇野(船越英一郎)を社長とし、低料金の警備サービスを提供する会社を始めるが...。

    映画『ヒーローマニア-生活-』は5月7日(土)より全国ロードショー



    (C)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会

    ■参照リンク
    映画『ヒーローマニア-生活-』公式サイト
    heromania.jp

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