アイアンマン、キャプテン・アメリカというマーベルを代表する2人が"友情"によって対立し"アベンジャーズ"をニ分する"禁断の戦い(シビル・ウォー)"へ発展してしまう様を描いた、衝撃のアクション・エンターテイメント『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が絶賛公開中だ。マーベル史上最高傑作の呼び声も高い本作だが、アベンジャーズを引き裂く原因となったキャプテン・アメリカの親友バッキーとは一体何者なのか?なぜ彼がアベンジャーズを引き裂いてしまうのかを分かりやすく解説しよう。
1942年の第二次世界大戦中、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは強い愛国心を持ち兵士を志願。しかし彼は体が小さく病弱だったため何度も入隊を拒否されていた。ある時スティーブがチンピラに絡まれていたところを、兵士のバッキーが助け2人は次第に親友になっていく。その後スティーブは超人血清を打たれ体が大きくなり力も強い超人兵士キャプテン・アメリカとなった。スティーブはバッキーとともにヒドラを倒すため戦いに行くが、バッキーは攻撃され谷底に落ちて別れることに...。その後スティーブも爆弾を積んだ飛行機をアメリカに墜落させないよう、飛行機ごと北極に墜落し、70年間氷漬けになる。そして現代に蘇ったキャプテン・アメリカは新しい仲間のアイアンマンやブラック・ウィドウらとともにアベンジャーズとして活躍することになる。
キャプテン・アメリカは谷底に落ちて死んだバッキーのことをずっと気にかけていたが、実はバッキーはヒドラの洗脳によって暗殺者ウィンター・ソルジャーとして生きていた。洗脳されウィンター・ソルジャーとして覚醒したバッキーは殺人を繰り返す犯罪者。しかしキャプテン・アメリカにとっては優しくていつも自分を守ってくれた唯一無二の親友なのだ。本作ではこのバッキーがアベンジャーズを引き裂く原因になってしまう"超重要人物"として物語のカギを握っている。
バッキーはウィンター・ソルジャーとして様々な犯罪を犯し政府に追われる身だ。だがキャプテン・アメリカは市民を守るために戦ってきたアベンジャーズ。そのアベンジャーズを政府の管理下に置こうという案が浮上することから本作は始まる。アイアンマンは政府の管理下に置かれることに賛成するが、キャプテン・アメリカは反対する。それは、もし賛成してしまったらバッキーの身に危険が及ぶという思いからだった。そして、今まで一緒に戦ってきたアイアンマンと対立し、ついにはアベンジャーズが引き裂かれるという事態にまで発展してしまうことに...。
キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスは「キャプテン・アメリカは他人を信用できなくなっているんだ。アベンジャーズの大半はバッキーを追っている。しかしキャプテン・アメリカはかつての親友のことを思いそれを阻止するんだ」と語り、洗脳され殺人をさせられていたバッキーをかばう。キャプテン・アメリカは現代の仲間アイアンマンとかつての親友バッキーとの間で揺れ動くことになり、バッキーの存在があるからこそ感情的な行動をとってしまうのだ。
バッキーを演じるセバスチャン・スタンはこう分析する。「バッキーは自分がウィンター・ソルジャーになり、その間に自分がどれほどひどいことをしてしまったのか罪悪感を持っている。少しずつ記憶が戻り、自分にとって唯一の親友はキャプテン・アメリカだと気付いていくんだよ」。キャプテン・アメリカにとって大事なのはかつての親友か、それとも現代でともに戦うアベンジャーズの仲間なのか。シリーズ最高傑作との呼び声も高い『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。世界を揺るがす"禁断の戦い"を描く衝撃のアクション・エンターテイメントをぜひ劇場で目撃してほしい。
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は絶賛公開中!
(C) 2016 Marvel.
■参照リンク
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』公式サイト
marvel.disney.co.jp/movie/civilwar
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