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マーベル最新作『デッドプール』はすごくすごく人生ポジティブなきもちになれる映画!!極力ネタバレなしレビュー
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マーベル最新作『デッドプール』はすごくすごく人生ポジティブなきもちになれる映画!!極力ネタバレなしレビュー

2016-05-27 21:30

    さあいよいよ『デッドプール』がやってきました!極力ネタバレなしのレビューです!「極力白紙で観たい!」という方はここから先は読まないことをおすすめします!ただ一言だけ言います。すごくすごく人生ポジティブな気持ちになれる映画です!


    アクションがすごい
    お下劣ジョークが笑える
    映画ファンやアメコミ好きがニヤリとするようなトリビア、ネタがいっぱいで楽しめる
    音楽の使い方が秀逸

    と、作品自体が面白いことは間違いないのですが、この映画はとにかくデッドプールを愛すべきキャラとして見事に描き切りました。

    ストーリーは昨今のアメコミ・ヒーロー映画が問題提議するような「正義とは何か?」的な重いものではなく、極めてパーソナルな復讐劇であり、主人公が観客に語り掛けるというギミックを使っているので、一人称視点で感情移入しやすいのです。

    また、マスクで顔を全部覆ったキャラというのは「あのマスクを被れば、僕もあのヒーローになれるかも」という気持ちの効果も働いて、より自分を投影しやすいそうです(だからスパイダーマンやアイアンマンは世界中の子どもたちに人気なのです。あのマスクの下に自分の顔があると想像して楽しめるから)。

    そして、主人公は逆境に置かれ悲惨な運命に見舞われているわけですが、それを笑い飛ばしながら前に進もうとする狂気と紙一重の前向きが心地よいのです。

    考えてみれば、コミックスの方でもデッドプールの人気の秘密はこの妙なテンションが生み出す"前向きさ"だったのかもしれません。頭いいんだか悪いんだかわからない、かっこいいのかドジなのかわからない、めちゃくちゃだけどキメるときにキメる、本当はすごく醜い顔なのにCOOL!。ペーソスと奔放さのバランスが絶妙なのですね。

    映画の製作者たちはこうした「だからデッドプールは愛される」というツボをキチンとわかっていて、一つ間違えればスプラッタ・コメディにしかなりえないこの素材を本当にうまく映画にしてくれました。


    生きていればいろいろなことがあるしピンチに追い込まれることもある、でもこのデッドプールのように軽口飛ばしながら立ち向かっていけば道はひらけるかもしれない。

    デッドプールが使う、観客や読者に語り掛ける"第四の壁"という能力は、きっとどこかで自分のことを見てくれていて応援してくれる存在を感じるパワーでもあるし、自分の事をふと客観視して気持ちを切り替えていくスキルなのかもしれないのです。バットマンやキャプテン・アメリカみたいな人生は大変だけれど(笑)、デッドプール的に生きると毎日が乗り切れる気がする。そういう素敵な映画でした!

    今年はアメコミ映画の当たり年ですが、2008年、リーマン・ショックで企業の倫理が問われオバマ大統領というNEWヒーローが登場した年に、「アイアンマン」と「ダークナイト」という2人の社長ヒーローが登場。その後のヒーロー映画のあり方を大きく変えました。今年は2016年。またまたアメリカ大統領選挙の年であり、また世界や人々の価値観が変わって来そうな年に、常識はずれのポジティブ・ヒーロー デッドプールがスクリーンに現れました!デップーはこれからのヒーロー映画やヒーローのあり方に大きな影響を与えていくのかもしれませんね!


    さてこの映画、いろいろなトリビア・ネタが隠されていますが、ちょっと見逃しやすい2つのネタをご紹介。

    マーベル・スタジオ映画のキーマン、ケヴィン・ファイギをパロった名前が登場!

    異世界で犬がデッドプールになった人気キャラ、ドッグプールも出てきます!

    さあどこでしょう? 2回目観るとき探してください!そう、何度も観たくなる、それがデッドプールです!


    なお、写真は5月26日(木)TOHOシネマズ六本木で開かれた『デッドプール』ジャパン・プレミアの様子から。「スーパーヒーロー映画が大好き」ということで今回招待された読売巨人軍のマイルズ・マイコラスさん、彼の奥さんで、美人過ぎるから日本でモデルとなったローレン・マイコラスさん、「アクションが楽しみです」という美人ボクサー高野人母美さん、そして今度の「デッドプール」はR指定映画であり、音楽がノリノリということでラッパーのR-指定さんとDJ松永さんによるヒップホップユニットCreepy Nuts、さらに『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観た時からデッドプールの映画化が楽しみだった(!!)というGACKTさんが登場!


    この映画が日本でヒットしなかったら、日本がつまらない国だって思われちゃうのは嫌なのでぜひ日本でも大ヒットを」というGACKTさんのコトバが印象的でした!


    また会場には『デッドプール』の大きなバナー(横断幕)、


    そして劇中でデップーが使う「キティちゃんのリュック」が飾られていました。


    KDDIさんのauマンデー サービスもデップー仕様です!

    さあ皆さん!いよいよ我らがデップーがやってきました!この素晴らしきヒーローに会いに劇場へとかけつけてください!

    チミチョンガ・タイムの始まりです!!!



    (C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

    ■リンク
    映画『デッドプール』公式サイト
    foxmovies-jp.com/deadpool/

    ■今月のAOL特集
    セクシーすぎる水着美女が大集合【フォト集】
    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/05/27/deadpool/
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