最終興収20億円が射程圏内に確実に入った胸キュン青春ストーリー『オオカミ少女と黒王子』が絶好調だが、AOLニュースでは日下部憂役を演じた吉沢亮にインタビュー! 今回の映画版では、エリカ(二階堂ふみ)にひそかに想いを寄せるクラスメイトの日下部が、イケメンのメガネ男子として登場することも話題の的で、吉沢さん自身も初めてに近い役柄だったとか! 「エリカのために自分の殻を破っていく人なので、それは僕にはない要素」と、日下部憂役を振り返る吉沢さんですが、意外と自分に近い要素も多かったそうで......。


――今回、作品へ出演が決まった時、どういうことを最初に感じましたか?

今まで演じた役柄と違うことや、少女マンガが原作ということが楽しみだなってまず思いました。後は二階堂ふみちゃんが少女マンガ原作に挑戦するってことが、今までの彼女の作品からは想像しにくかったので、どういう感じになるのかも楽しみでした。実際、完成した映画を観てすごくかわいかったので、すごいなって思いました。

――今までの役柄と違うということで、どういう点が初挑戦になりましたか?

他人とコミュニケーションを取ることが苦手、という役柄を演じたことがなかったんです。でも僕自身がそういう人なんですよ。彼ほどじゃないですが、そういう部分はあるので、自分に近いと思うことも多々あって。目線の動きや歩き方もひとつひとつをすごく意識して、細かい部分までの役作りが初めてだったので、それは挑戦だったとは思います。

――確かに、今までのフィルモグラフィーでは、観なかったキャラクターですね。

三枚目というか、バカみたいなことをするキャラクターが多かったですかね(笑)。なので、「どうして彼が自分に?」って、まず思いました。でも、今までのどの役柄よりも共感できたので、すごく演じやすかったし楽しかった。今回、男子が4人出てきますけど、全員がまったく違うキャラクターなので、誰かしらに共感できるとは思います。

――ご自身に近いと、親しみのある目線でキャラクターを表現するものですか?

そうですね。でも彼の場合はエリカ(二階堂ふみ)と出会って、エリカのために自分の殻を破っていく人なので、それは僕にはない要素。他人のためにそれまでの自分を変えて何かをするという勇気や経験もないので、「こいつはすごいな」って思いながら台本に目を通していました。ちょっと見習おうかなって思ったほどです(笑)。


――試写を観た女子の中では、日下部人気が高かったです。ひょっとして、女子ウケするような工夫などもしましたか?

そういうことは考えていないです(笑)。ただシンプルに役柄として、どこまでも女性に優しい性格で、ずっと寄り添ってあげていたい男の子なので、女子人気は高いと思います。僕自身もインドアな感じとか、ライフスタイルは似ていて。高校時代、クラスで誰とも話さずに一人で授業を受け、一人で帰るという生活をしていた時期もありました(笑)。

――それにしても恋愛映画ではありますが、少女マンガ原作感を越えて、壮大なスケール感さえ感じる仕上がりでしたね。

そうですね。もともとの原作の雰囲気をきれいに残しながら、廣木隆一監督の映像の切り取り方、照明の当て方とか、映画としての完成度がすごく高い印象で、観ていて感動しました。最初のシーンで、エリカが彼の写真を撮るために引きで映像を撮っているシーンがありますが、すごい長回しで皆さん映像的にも感動すると思います。

――今日はありがとうございました! AOLニュースの読者は主に男性なのですが、どうアピールいたしましょう???

まず日本映画ファンの方には、二階堂ふみちゃんがキラキラした映画で、キラキラしたことをしているという光景がまず初めてのことなので、それは絶対面白いと思います。女子は全員可愛いですよ。セリフの掛け合いもイマドキ感があるので、今の女子高生は「こんなに怖いのか!」って思うかもしれないですが(笑)。期待してください。


映画『オオカミ少女と黒王子』は、超絶大ヒット上映中!!



(C)八田鮎子/集英社 (C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

■参照リンク
映画『オオカミ少女と黒王子』公式サイト
wwws.warnerbros.co.jp/ookamishojo/

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