動画の総再生回数、実に3億3千万回以上! 世界中に約200万人以上の視聴者を持っているカナダ人夫婦YouTuber、サイモン&マルティナが日本に上陸した! つい先日まで韓国を拠点に動画を配信し続け、その高い人気を背景にリアルビジネスでも大成功を収めたサイモン&マルティナが、すべてを捨てて"何しに日本へ!?" すでに「孤独のグルメ」の五郎並みの活動を始めている超人気夫婦に、AOLニュースではインタビューを試みたぞ!


――いまや世界中に200万人の視聴者を持っているということですが、YouTuberとしてはいつから活動を?

サイモン:8年前に韓国で始めました。最初は家族に向けて簡単な動画を発信しただけだったんです。始めて2~3年間はいまのようなビジネスモデルはなかったので、趣味として配信していました。一番気にしている視聴者は、彼女のママだけでしたよ(笑)。

マルティナ:ママがダメ出しをしたら、動画の内容を変えたりもしていたわ! 自分たちでも内容が面白くないと思ったら、トークのネタを変更して編集の腕も磨いて。趣味だったけれど、そのレベルアップを最初の2~3年間でしていたのよ。

サイモン:客観的に自分たちを分析する力がないと、無理だったと思う。つねにデータを見ていて、視聴者が落ちた瞬間は、そこでつまらないと思われたから、そこは改善する点だとつねに内容を観直して、新しいことを模索している感じだよ。


――以前は何の仕事を?

サイモン:カナダでは高校の先生をしていました。映画と宗教と哲学。僕たちは北アメリカで学校の先生になるために四年制の大学を出て、修士号も取る必要があったんだ。だから、そういう学位を一応持っているけれど、いまはもう無意味だよね(笑)!

マルティナ:そうなの(笑)! もともとは中学校の先生だったけれど、その後に高校に行って違う学校で勤務したわ。韓国に移住した時は、近所の学校だったの。わたしの両親も同じように高校で働いていて、それがすごくあこがれだった。いま、同じ職業だけれどね(笑)。

――韓国ではYouTuberとして大成功を収めたそうですが、その拠点をどうして捨ててしまったのですか? なにしに日本へ?

マルティナ:小さい頃からいずれは日本で暮らすだろうと思っていて、韓国で事業として成功したけれど、日本に住みたい想いが強くなってすべてを捨ててきたの。長年の夢を叶えるためにね。そういうことも動画を通して見せているのよ。

サイモン:僕はゲームを通して日本に愛着があったので、大好きなゲームを日本語でプレイできたらいいなあと思っているよ。当面の夢としては、海外のオリジナルのゲームを日本語でプレイできればいいなあと思っているよ。

マルティナ:不動産などがあると、なかなか海外に飛び出せないと思うけれど、実際に自分たちがトライしている姿を映像で配信しているの。そこにもメッセージがあるよね。人生は短いので、いまを生きないと! 吉祥寺、最高! 日本で一番ね!


――吉祥寺に移住して3か月、いま一番、どこに行ってみたいですか?

サイモン:京都かな。懐石料理も食べてみたい! 北海道は牛乳が美味しい。美味しいものときれいな景色が見たい。あとは、いままでよく行った場所では大阪や神戸で、また行ってみたい。最近は伊豆大島にも行ったので、その動画もUPしたよ。

マルティナ:できれば、その地域にしかないようなお店や料理を紹介したいの。そういう本当の情報を、外国人の観光客に紹介したいのよね。ファンには英語圏の方が多いので、もっと日本は食の国、食べ物天国というポイントを紹介していきたいの。

――確かに浅草とかガイドブックを持って、決まった店ばかりに行列ができていますからね。「○○○○」とか「●●●●」とか、別に言うほど美味しくはないですよ。

マルティナ:その通り! わたしも韓国にいた当時、ガイドブックを持ってどこかに行くということが嫌いだったわ。わたしは路地で迷ったり、偶然の出会いが大好きなのよ。最近紹介している近所の居酒屋も、そういうやり方で見つけたのよ。

サイモン:ちょっとずつ日本語のメニューも読めるようになったので、その架け橋として海外に紹介したいよね。英語が対応できちゃうお店だけではなくて、もっとローカルなところも海外に紹介できればいいなと思っているよ。


■プロフィール: サイモン&マルティナ

カナダから移住した韓国で動画をYouTubeにアップしはじめ、またたく間にYouTubeチャンネルは累計再生回数1億回を超える人気YouTuber。その人気は韓国内だけにとどまらず、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、シンガポール、ヨーロッパ各国でも多く視聴される人気番組に成長を遂げ、一躍世界を代表する人気クリエイターとなる。その活躍が広く認められ、Kiaやコカコーラ、Airbnbなどの世界中の名だたるグローバルブランドとの企業コラボも果たして韓国内にリアルのカフェを開業するなど、ネット以外でも成功を収める。2016年には約8年間過ごした韓国を離れ、日本に活動拠点を移して"観光"や"食"、"文化"など、幅広いジャンルを日本から世界中に発信する活動をスタートした。



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