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最近では、総合格闘技(MMA)の人気は欧米のみにとどまらず、アジア周辺国でも大規模な大会が開かれるほど盛り上がりを見せているが、タイのバンコクで行われた試合での凶暴すぎる瞬殺KOシーンが話題になっている。
https://youtu.be/FU7FYQNWYPQ
「ONE Championship」は、近年、シンガポールを拠点に勢力を拡大している格闘団体の試合だ。オーストラリア人の格闘家ロブ "ウォリアー・オブ・ゴッド" リシタとロシアのティモフェイ・ナステユキヒムとの対戦は、ゴングが鳴ってワンツー、ティモフェイの2撃で、リシタが撃沈。ティモフェイは、完全にダウンした相手にさらにダメ押しのサッカーボールキックという残忍ぶりを見せつける。近年スポーツとしてもルールが厳格になったUFCにおいてはペナルティーになってもおかしくない、"無抵抗の相手への攻撃"だが、そこはまだまだ黎明期の格闘団体の危険さが伝わる。
海外のMMAのファンからは「殺人が起きるレベルの危険な行為。ダウンした相手に蹴りは絶対に駄目だ」という意見がある一方、「初期のUFCやPRIDEなど90年代の格闘イベントではまだルール上"アリ"だったし効果的な攻撃だった。今は厳格化しすぎた」というコメントも見られる。選手の安全と試合のエキサイトを天秤にかけた時、安全を優先するのは当然だが、意外にも「度を過ぎた保護」と考えている格闘ファンは少なくないようだ。
まだまだ荒削りで、危険な臭いもする東南アジアでのMMA興行。日本人としてはK-1、PRIDE、DREAMなどのビックマッチを裁いた島田裕二レフェリーの活躍も含めアジアの総合格闘技にシーンにも注目したいところである。
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