言論・報道の自由の擁護を目的として1985年に設立され、「報道の自由度ランキング」の発表でも知られる「国境なき記者団(Reporters Without Borders)」(本部はフランス・パリ)。そのベルギー支部20周年を記念して作られた映像が皮肉たっぷりだと話題だ。

https://www.youtube.com/watch?v=bN4g2FSsMtM


20周年(20回目のお誕生日)ということで、冒頭から流れるのはおなじみのバースデーソング。だけどそれを歌っている(ように聴こえる)のは、ロシアのプーチン大統領に、北朝鮮の金正恩第一書記、シリアのアサド大統領、中国の習近平 国家主席...そう、いわゆる"独裁者"、つまり言論の自由を認めない国家のリーダーばかり! 今は亡きリビアのカダフィ大佐やイラクのフセイン大統領もいる。

いささか低めのトーンでの"歌声"が続くが、金正恩第一書記とプーチン大統領による奇跡のコラボ「ヒッピッ ウラー(万歳)」で厳粛ながら祝賀ムードが爆発! キューバのカストロ議長まで拍手する中、「我々の誕生日を祝うことのない(=報道の自由度が保障された)世の中になるといいんですけどね」という、独裁者たちへの痛烈なメッセージで映像は終わっている。
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