米フロリダ州オーランド市で12日に発生し、死者50人、負傷者50人以上の被害を出したナイトクラブでの銃乱射事件で、当局は容疑者の男を同州ポートセントルーシー出身のオマール・マティーン(29)と特定した。
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ABCニュースによるとマティーン容疑者の両親はアフガニスタン出身。マティーン容疑者は当局の捜査対象となっていたが、詳しい捜査は1度も行われていなかった。捜査関係者がNBCニュースに語ったところによると同容疑者は事件直前、911に電話をかけ、過激派組織イスラム国(IS)指導者への忠誠を口にしたとされる。
マティーン容疑者の父親は、NBCニュースに対して「この件は宗教とは一切関係ない」とし、マティーン容疑者が最近、マイアミで男性同士のキスを見て怒りを募らせていたと主張している。
マティーン容疑者と同じ小学校に通っていたというセントルーシーのウィリアム・ミノーグ保安官補はAOLの取材に対し、同容疑者は警備員の職に就く前に、フォート・ピアス警察署に職を求めていたことを明らかにした。警備員としては、セントルーシーの郡庁舎で武器の持ち込みをチェックする保安検査の仕事をしていたという。
またマティーン容疑者と同じ中学に通っていたという女性は、同容疑者は「トラブルメーカーで、1度教師を殴ったことがあり、退学になるはずだったがそうはならなかった」と話している。
当局は、今回の銃撃がテロ目的で行われたものか捜査中と報じられていたが、日本時間13日午前、イスラム国が今回の事件に関し犯行声明を出したと伝えられている。
マティーン容疑者は警官との銃撃戦で死亡している。
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