同性愛者の権利を守る活動、いじめ撲滅キャンペーンなど、多くの社会活動を行ってきたガレディー・ガが、新たな話題を提供してくれた。
匿名により政府、企業、宗教などに関する機密情報を公開するウェブサイト「ウィキ・リークス」の創始者であるジュリアン・アサンジ氏に会うため、7日にロンドンにあるエクアドル大使館を訪れたのである。
エクアドル政府に政治亡命を申請しているアサンジ氏。しかしイギリス政府は同氏が大使館の外に出たら身柄拘束をすると訴えたことから、彼は6月から大使館に留まっている状態だ。スウェーデンで性犯罪をおかしたという疑いで逮捕されたアサンジ氏だが、その逮捕がウィキ・リークスの敵対者たちよるでっち上げであり、不当であるとの見解を示す人も多い。
そして実は今回、自身がプロデュースした香水のプロモーションでイギリスを訪れていたガガをエクアドル大使館へと呼んだのは、ラッパーのM.I.A.である。彼女は以前からアサンジ氏を擁護する姿勢をとっており、ガガに直接「もしロンドンのハロッズ(百貨店)に来るんだったら、そばにあるエクアドル大使館にいるアサンジを訪ねてね。あたしもそこにいるから。来てくれたらお茶とケーキをごちそうするわ」とツイート。ガガはその言葉を受けてアサンジ氏を訪ねたようだ。その場にM.I.A.がいたのかは定かになっていないが、ガガは自身のウェブサイトに、無題にてアサンジ氏とのツーショット写真をアップしている。
ガガとアサンジ氏の間でどのような会話がなされたのかは明らかになっていないが、これまでに社会的な活動を多く行い、大きな影響力を持つガガが渦中のアサンジ氏を訪ねたということ自体、大きな意味を持って世の中に波及しそうだ。
また彼女は先日、同性愛者やトランスジェンダーに対する差別を無くす運動による社会への貢献が認められ、レノンオノ平和賞を受賞。ガガのほか、ロシアのパンクバンドプッシー・ライオット、作家のクリストファー・ヒッチンスなど、レディ・ガガを含めた計5組が同賞に選ばれており、授賞式はジョン・レノンの誕生日である10月9日にアイスランドのレイキャビクで行われたばかりだ。授賞式に臨み、同賞を授与したオノ・ヨーコは受賞理由について、「レディ・ガガは現代を代表するアーティストの1人で、アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』は世界の人々の視点を変えた」と声明を発表している。
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