ティム・バートン監督×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の来日記者会見ならぬ、前代未聞&摩訶不思議な来日"お茶会見"が都内で行われ、アリス役のミア・ワシコウスカ、ジェームズ・ボビン監督、プロデューサーのスザンヌ・トッド氏が来日。「ようこそ! ワンダーランドへ!」と集まった報道陣を茶会で歓待した。
アリスと言えばティー・パーティーで、「世界各国でお茶会形式の記者会見をやりましたが、日本のお茶会見が一番美しい!」と大感激するトッド氏。ミアもボビン監督も目の前に広がるジャパニーズ・ティー・パーティー風景に興味津々のようで、ボビン監督は、「お茶大国イギリス出身代表として(笑)、日本のお茶会は色が鮮やかできれいですね。まるでマッドハッターとタイムの出会いのシーンみたいだよ」と映画に引っかけた感想を述べた。
アリス役を続投したミアは、「映画の冒頭、アリスは過去を変えようと奮闘するけど、タイムと出会う過程で、その瞬間を生きることの大切さに気付いて過去を受け入れるという選択をするの」と、前作以上に成長を遂げた凛々しいアリスの一面を説明。また、「今作ではアリスは自立した女性として、亡父の残した船に乗って船長として活躍しているの。わたしもアリスと出会って、俳優として多くのことを勉強した。アリスと重なる部分があったことは、演技に役だったと思う」と、ミア自身も等身大の自分を投影して演じたという。
トッド氏は「前作同様、ワンダーランドはアリスの潜在意識の中、アリスの心自身なの。そして時間の番人タイムという新キャラは、時間の大切さを教えてくれる存在。愛する人たちと過ごすことが、いかに大切かということに気付くと思うわ」と映画のテーマに言及。
今作で監督を務めたボビン監督は、「ルイス・キャロルの原作に頼るだけでなく、映画にもっとストーリーをつけることに力を入れたよ。たとえば新しく登場するタイムというキャラクターは、原作の一節からヒントを得て、想像を膨らませて作った。原作どおり、チェスのシーンもあったりするから、原作ファンの人にも喜んでもらえるはずさ!」と、独自性を強調。原作の一番のファンと言うボビン監督は、今作を自信いっぱいで送り出した。
映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、2016年7月1日(金)より、全国ロードショー!
■映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公式サイト
Disney.jp/Alice-Time
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