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『死霊館 エンフィールド事件』試写イベントで超常現象発生!?会場がざわつきまくり!
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『死霊館 エンフィールド事件』試写イベントで超常現象発生!?会場がざわつきまくり!

2016-07-01 19:30

    1977年に実際に起こったポルターガイスト現象を描いた映画『死霊館 エンフィールド事件』AOL独占試写会が6月30日(木)に行われ、ゲストに明治大学情報コミュニケーション学部教授 博士の石川幹人先生が登壇した。石川先生が「幽霊なんかいませんから、錯覚ですから」ときっぱりと語る一方で、トーク中にマイクが反応しないことが長時間続いたり、音が出たと思ったらマイクから奇怪音のようなものが聞こえる(気がする)などの"超常現象"が起こり、場内の観客をざわつかせた。


    『死霊館 エンフィールド事件』は、『ソウ』シリーズや『インシディアス』などで知られるジェームズ・ワンがメガホンをとったホラー映画で、『死霊館』の続編にあたる。実在の心霊研究家であるウォーレン夫妻を主人公に、舞台をアメリカからイギリスに移し、有名なポルターガイスト現象のエンフィールド事件を描き出した。


    劇中では、エンフィールドの古い家に住むシングルマザーの母親と4人の子どもたちが、見えないはず・いないはずのものを見たり、ものが勝手に動いたり、ベッドで寝ていたのにいつの間にかリビングの椅子に...など、数々の怪現象に悩まされる。いかにも映画的見せ方だと思うやなかれ、石川先生は「非常によく研究されていて、映画で描かれたものと同じような現象が、世界中でたくさん報告されています。それくらいリアルな話です」と、映画の再現性について評した。


    長年にわたり超心理学の研究をしている石川先生は、ポルターガイスト現象についてはおおよそのところ人に起因しているとし、本作においては次女のジャネットが該当すると分析した。「ポルターガイスト現象では人物が重要です。どの報告でも、大体、未成年の女の子のケースが7~8割」だと言い、さらに被害に遭いやすい特徴として、「経済的に恵まれない状況にあり、生活上アイデンティティがなかなか確立できないという、多感な子供の状況において発生します。満たされない部分の人格が現象を起こしていることになりますので、被害者でもあり加害者でもあるんです」と、実例に基づいて解説を加えた。


    もし1977年当時にタイムスリップして、調査をお願いされた場合どうするかという質問が投げかけられると、石川先生は「超心理学の中でよくわかっているので、臨床神学者をつれてカウンセリングしながら対処します」と、全く動揺も見せずに返答。さらに、「個人の精神的な問題、家族の社会的な問題があるので両方でアプローチしていきます。ウォーレン夫妻の姿勢も、実はカウンセリング的な手法で心の奥底に迫っていきますよね。結果的に、あの家族がハッピーになれば収まると思うので」と続け、幽霊すらぐうの音も出ぬような持論を展開していた。


    『死霊館 エンフィールド事件』は、7月9日から全国で公開。

    (取材・文・写真:赤山恭子)

    (C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED



    ■参照リンク
    映画『死霊館 エンフィールド事件』公式サイト
    shiryoukan-enfield.jp

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