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待ちに待ったファン待望の続編、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のジェームズ・ボビン監督に来日直撃取材! 「続編である今作のほうが面白い!」という高い評価も飛び交う中、天才ティム・バートンによる生々しいアドバイスや、本作のテーマである時間や過去に囚われがちな人たちに向けて、ありがたいアドバイスもちょうだいしたぞ!
――「続編である今作のほうが面白い!」という声も出ていますが、シリーズのファンは今回の映画、期待していいですよね!
アリスはいつも冒険の中にいるのでね。彼女はクレイジーな世界にいる冷静な中心人物という存在であって、上階(=ビクトリア朝時代のイギリス)でも下階(=アンダーランド)でも驚愕の人生を送っている。それはアドベンチャーで、クエスト! アンダーランドは、観客の皆さんの1時間半を過ごすに値する美しい場所であって、人間性について何かを学び取ることもできてしまうはずですよ。
――今作には明らかなヴィランズがいないにもかかわらず、話がすごく面白かったです。どういう点に注意して物語を作り上げ、制作を進めたのでしょう?
客観的に観ると、赤の女王が悪役だよね(笑)。と、言いながらも彼女がどうしてあのようになったかが今回描かれること。そして、善悪ははっきりしているものではなくて、グレーなものであることなどを伝えたかった。赤の女王の行動の目的を語ることで、世の中に通じるものがあるとも思ったからだよ。
――今回のプロジェクトを進めていく過程のティム・バートンとの会話で、彼の一言で印象に残っていることはありますか?
プロジェクトの初期で彼に言われたことは、グリーンバックで撮影してはいけないということだったよ(笑)。実はグリーンは目に負担がかかるもので、とても悪いそうだ。それを肝に銘じて、ブルーで撮ることにした。ティムは4週間もグリーンで撮っていて、気が狂いそうになったって! 彼は紫のサングラスをずっとしていたらしいよ(笑)。
――それと気になったことで、タイム(サシャ・バロン・コーエン)のキャラクターって、モンティ・パイソンのジョン・クリーズを意識していますか?
(笑)! 潜在的にとでも言うかね。サシャも長身で肉体的なコメディアンで、彼もジョンと同じようにおもしろい歩き方ができる奴だからね! 意識的ではないんだよ。
――今日はありがとうございました! AOLニュースの読者たちは、過去に囚われがちな人たちが少なくないのですが、今回の映画、どうアピールしていただけましょう!
(笑)! 本当かね! 過去に囚われるってことは、過去が好きってことなんじゃないの? だったら、タイムトラベルは楽しめると思うよ。それに1時間30分、現実逃避もできてしまう。うってつけの映画じゃないかな(笑)!
映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、2016年7月1日(金)より、全国ロードショー!
■映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公式サイト
Disney.jp/Alice-Time
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RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/07/01/alice-time/