男性からセクハラを受けた女性たちが、皮肉をたっぷり込めたメッセージで被害を拡散するのが流行っているようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Aoh0P0Aj4E4
女性たちが「#NoWomanEver」というハッシュタグと共にネット上に拡散しているのは、男性から受けた気味の悪い行為や、心ない野次、さらに突然見せつけられた性器の写真など、不快感MAXなセクハラ被害の数々。
それらを"ポジティブに解釈"したように置き換えることで、逆にセクハラのバカバカしさやセクシストの愚かさを、改めて認識することができるようになっているのだ。
"He blocked me from walking to the register when I was ignoring him in CVS and we been together since that day!" -NO WOMAN EVER
- Miss Black Awareness (@ImJustCeej) 2016年6月18日
「スーパーマーケットで男を無視し続けていたら、レジに並ぶ時に止められた。その日から私達は付き合うことになったの!」
"I was on my lunch break, and he said 'Oooh, I bet you waaaayyy more delicious than that salad' so I gave him my number" #NoWomanEver
- Miss Black Awareness (@ImJustCeej) 2016年6月18日
「お昼休憩中に『君のほうがそのサラダよりずーーーっと美味しそう』と言われたから、私の電話番号を渡したわ」
"For the first 20 unsolicited dick pics I was on the fence, but after he sent the 21st, I knew he was the one." - said #NoWomanEver
- Drew Gibson (@SuppressThis) 2016年6月18日
「チ◯コの写真が20枚も送りつけられてきて、どうしようかと思っていた。でも、21枚目が送られてきたときに『やっぱり彼しかいない』と思ったの」
"He randomly walked next to me down the street for 5 whole minutes. I admired his tenacity and knew he was the man for me" #NoWomanEver
- Miss Black Awareness (@ImJustCeej) 2016年6月18日
「男が5分間ぐらい後を尾けてきた。彼の執念をリスペクトしてるわ! 彼こそ運命の人ね」
He honked at me while I was walking & yelled out the window. I liked the way he wasnt afraid to tell the world about our love. #NoWomanEver
- Imani Boyette (@ImaniBoyette) 2016年6月18日
「道を歩いていたら、彼はクラクションを鳴らして窓から大声で叫んでいた。世界に愛を叫ぶなんて......そういうところが好き」
......んなワケないだろ! と思わずツッコミたくなるようなものばかりだが、実際のセクハラ行為だって理解し難いレベルのものがほとんどである。日本でも女性がセクハラ被害を訴えれば、必ずと言っていいほど「自意識過剰」「被害妄想」などという野次が飛んでくるのが現状だ。
男性側(とは限らないが)の理解の限界と考えるとほとほと情けなくなるが、このハッシュタグが拡散されることによって、意識/無意識を問わずセクハラをしている人々が無恥に気づき、被害に遭っている女性たちの武器になることを願う。
【参照リンク】
http://www.deccanchronicle.com/
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