夫婦2人、車で旅をするなんてロマンチックなアイデアだ。しかし、今回のケースはちょっと違う。
米アラスカ州で、ある女性が亡き夫の遺体と共に数日間、車で旅をしたと報じられている。
同州のプリンス・オブ・ウェールズ島で78歳の男性が老衰のため亡くなった。残された妻は夫の遺体をアルミニウム製の棺に納め、車に乗せて、州最南部のケチカンまで連れていった。
そこで地元警察が介入。女性は警官に対し、夫のための"追悼の旅"なのだと答えたそうだ。
「彼女は道中、缶詰め工場に立ち寄り、氷を入手して、トランクの遺体を冷やすのに使っていました」ケチカン警察署長のアラン・ベンガード氏は地元日刊紙の『ケチカン・デイリー・ニュース』にこう語った。何十年も警察署で働いているベンガード氏だが、「信じられないような事件だ」と話す。
確かに奇妙な状況ではあるが、女性は何も法を犯していない。そうだとしても、女性がもう二度と遺体を運び出さないことを願うベンガード氏であった。
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