閉じる
閉じる
×
8月4日、かねてより交際が噂されていた妻夫木聡とマイコの結婚が、双方の所属事務所からマスコミ各社に宛てられた直筆FAXによって明らかとなった。丸文字の手紙がなんとも穏やかで可愛らしく、幸せが伝わって来る。この結婚は、元祖カリスマ読者モデルがついに結婚、さらに、回文(?)としてネタになっていた「妻夫木夫妻」が誕生するとのことで大いに話題になっている。
実は、妻夫木は、結成から15年を迎えたファンクラブを閉鎖しており、ファンの間では結婚への布石だと噂されていた。"ファンクラブ閉鎖"が結婚の前兆だと思われたのは、女優・堀北真希が2015年7月にファンクラブ「ほりきたコレクション」の活動を終了を通知した一ヶ月後に山本耕史と電撃結婚を発表したケースが少なからず影響しているだろう。たとえ結婚したとしても、ファンクラブ会員数はゼロになるわけではないことを考えると、妻夫木や堀北の行動は、ある意味、思い切ったもの。
このように、"結婚"という人生の一大イベントを迎える際の芸能人の対応は様々なものだ。
TOKIO・国分太一は一般女性との結婚に際して、マスコミ発表よりも先に、ファンクラブの会員に向けて「手紙」という珍しい形式で発表した。その心のこもった"紙"ならぬ"神"対応は、ファンから大絶賛を受けた。熱狂的なファンを数多く擁するジャニーズならではの、まさに"お手本"とも言うべき対応であったと言えるだろう。
同じく熱狂的ファンを数多く擁する福山雅治は、吹石一恵との結婚発表で世間を驚かせたが、彼の場合、オフィシャルサイト上での告知は、マスコミへのFAXが送信されたほんの数分前のこと。多くのファンが、マスコミ報道で結婚を知ったようだ。
ファンクラブではなく、ライブに来たファンや、熱心に自分のテレビ&ラジオ番組を視聴しているファンに向けて報告を行うことも。昨年、結婚を発表した人気タレントの上地雄輔はこのパターンだった。心から祝福するファンが多いのはもちろんだが、現場でショックを受けるファンもいるだろう...ファンからの評価は半々といったところだ。
もちろん、「マスコミ各社へのFAX送信」というパターンが定番だが、元・モーニング娘の吉澤ひとみのように、ブログやSNSを使って自らファンに向けて報告するという手法もある。さらには優香のように、週刊誌などの取材によってスクープ的に報じられるケースなども。
このように、芸能人の結婚発表を見てみると、熱狂的なファンであるコア層と、一般層との間に、情報伝達という意味で時差がない場合がほとんど。TOKIO国分のようなパターンは非常に珍しいようだ。
人気芸能人にとって「結婚」という選択&行為は、一人の人間としての「人生の節目」であると同時に、大幅な異性ファン離れにつながりかねない「芸能人生における重要なターニングポイント」であるとも言える。無論、どのような手法を用いても、必ずしもそれが「正解」であるとは限らないが、少なくとも、自らの活動を長年支えてきてくれた古参のファンに対する対応は、誠実にかつ慎重に行ってほしいものだ。
文・鯨野貴紗
■今月のAOL特集
共演がご縁でくっついたカップルたち【フォト集】
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/08/05/marriage/